衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

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AdWordsキャンペーンの効果を時間別・曜日別・掲載順位別にアナリティクスで確認する方法[第48回]

AdWordsの成果を、時間別や曜日別、掲載位置別に確認して、出稿の費用対効果を高めよう。

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前回はAdWordsキャンペーンの成果を次のように確認する方法をご紹介した。

  • 「モバイル」「タブレット」などユーザーの利用環境の軸
  • 「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」「広告のコンテンツ」などの分類軸
  • かつ、「利用状況」「目標セット」「eコマース」「クリック」の指標グループとの掛け合わせ

今回は、広告らしい別の軸で成果を精査する2つの方法をご紹介したい。

1つ目は時間帯や曜日別の成果いう軸だ。AdWordsでは、「キャンペーン」レベルでこういったターゲティングを指定できるので、広告予算が限られている場合は、効果が低かったり、成果が出ていなかったりする時間帯や曜日を避けて運用するということもあるだろう。

2つ目に紹介するのは、掲載位置による成果の確認だ。商材によっては、最上位に検索連動型広告を掲載することが成果につながっているとは限らない場合もあるだろう。そのような場合、「無理に入札価格を上げて広告での1位表示を狙うことはしない」といったコントロールが必要かどうかの検討材料にしてみよう。

時間別の成果を確認するには?

では、まず時間別の成果を確認する方法を解説しよう。それには[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポートを使う。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[トラフィック]をクリックする
  3. メニューが開くので、[広告]をクリックし、[AdWords]をクリックする
  4. [時間別]をクリックする

本レポートは上部に折れ線グラフの表示(図1)、下部にデータ一覧表示部(図2)のある標準的なレポートだ。

図1:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート上部
図1:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート上部

上部のグラフは通常の日別の表示ではなく、集計対象期間全体を時間帯別にまとめたグラフ図1赤枠部分)になっている。

図2:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート下部
図2:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート下部

もちろん下部の一覧表示部も、集計対象期間全体を時間別で各指標を見ることができる形式になっている。図2青枠部分の「00」「01」「02」「03」「04」「05」は、それぞれ、0時、1時、2時、3時、4時、5時を表している。

「指標グループ」は、デフォルトでは「利用状況」が選択(図1青枠部分)されているが、「目標セット」や「eコマース」を選択することもできる。

曜日別の成果を確認するには?

[時間別レポート](図1図2)のプライマリディメンションは、デフォルトで「時」(図2赤枠部分)になっているが、ここで「曜日」を選択(図3赤枠部分)すれば、図3のように、集計対象期間全体を曜日別でまとめて集計してくれる。

図3:[時間別]レポートで、プライマリディメンションに「曜日」を選択
図3:[時間別]レポートで、プライマリディメンションに「曜日」を選択
「曜日」の
ディメンション値
対応する曜日
0 日曜日
1 月曜日
2 火曜日
3 水曜日
4 木曜日
5 金曜日
6 土曜日

曜日を選択したにもかかわらず、数字が表示されているが(図3青枠)、エラーではない。曜日のディメンションの値には、0から6という番号が付与されているのだ。これは右に示した表のように対応しているので、読み替えが必要だ。

なお、集計対象期間のデータを、時間別や曜日別にまとめあげてくれる集計は他の標準的なレポートでは用意されていない。ありそうでないのだ。こういった集計を行う場合はカスタムレポートを自分で作るしかないが、ここでは詳しい作成方法は省略する。

AdWordsキャンペーンの効率を見るには?

さて、デフォルトで表示されている「利用状況」指標グループでは、ボリュームを表す「訪問数」という指標や、訪問者の質をうかがい知るための「収益」(売上のこと)という指標が表示されているが(図1再掲)、これだけでは、今ひとつピンとこない。

図1:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート上部
図1(再掲):[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[時間別]レポート上部

AdWordsも広告であるからには、「量」や「質」だけでなく、その相関である「効率」を表す指標があれば見てみたいところだ。そこで「効率」を表す「コンバージョン率」を表示してみることにしよう。

「eコマース」指標グループ(図4赤枠部分)を選択する。その上で、グラフ上部の[訪問数 対 指標を選択]の部分をクリックして「eコマースのコンバージョン率」を選ぶことでグラフに重ねて表示し(図4青枠部分)、AdWordsの成果を「量(訪問数)」と「効率(コンバージョン率)」の両面から眺めてみよう。

図4:「eコマース」指標グループを選択したレポート上部
図4:「eコマース」指標グループを選択したレポート上部
図5:「eコマース」指標グループを選択したレポート下部
図5:「eコマース」指標グループを選択したレポート下部

AdWordsからの「訪問数」にクリック単価を掛けると費用が算出される。よって、この訪問ベースのコンバージョン率が低いと、相対的に投資対効果が低いということになるので、コンバージョン率が低い時間帯は広告掲載しないといった判断に利用できるだろう。

図4図5の例では、深夜のコンバージョン率は高めだが、そもそも成果のボリュームが少ない図5赤枠部分)といった問題があることがわかる。この例では、全般的に見ても効果の明らかに上がったり落ちたりする時間帯が顕著に出ていると断定するのは難しい。そもそも商品別、カテゴリ別などによってキャンペーンを区別しているだろうから、効率を精査するには、単純に全体を見るのではなく、キャンペーン名などでセグメントをかけるといった工夫も必要になるだろう。

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