衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座
カスタマイズした設定を共有する「アセットの共有」と「ソリューションギャラリー」の使い方(第89回)

自分がカスタマイズした設定をネットに公開したり、他の人が作った設定をインポートする機能の使い方を解説

Googleアナリティクスでは、自分で作り込んだ設定や便利なレポートを共有する仕組みがある。チームのメンバーがそのまま使えるようにしたり、一般に公開したり、逆に他の人が作った設定を取り込んだりできる(データは公開されず、設定だけが共有される)。

便利なセグメントやカスタムレポートを作って、チームの他のメンバーも使えるようにしたい場合……

共有を使わない場合

チームの各メンバーにその設定の作り方を一つひとつ教えて、それぞれ自分のGoogleアナリティクスアカウントで同じ設定を作る作業をしないといけない。

共有を使えば

Googleアナリティクス上で設定を共有するリンクを表示して、そのURLを他のメンバーに教えるだけでいい。

共有できるGoogleアナリティクスの設定は以下の4つだ。

  • マイレポート
  • セグメント
  • カスタムレポート
  • アトリビューションモデル

本連載の86回87回で、「ユーザー権限」について解説したが、「表示と分析」権限しか保有していないユーザーでも、こうした共有はできる。

それぞれのレポートにおいて設定を共有するには、次のような方法がある。

  • (ソリューション)ギャラリーからインポート
  • ソリューションギャラリーで共有
  • アセットの共有

「(ソリューション)ギャラリーからインポート」はインターネット上に公開されている設定を取り込む機能である。「ソリューションギャラリーで共有」は逆にインターネット上に置かれている公開の場所に自分の設定を公開する機能だ。

今回は、Googleアナリティクスでの設定共有に関して、全体を一望できるビューの管理項目である「アセットの共有」を利用して知人などに設定を共有する方法と、「ソリューションギャラリー」を使って一般に共有する方法とを解説していこう。

「アセットの共有」を利用して設定を共有する方法

まずビューの管理項目である、「アセットの共有」(図1赤枠部分)をクリックしよう。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[アナリティクス設定]をクリックする
  2. ビューの下の方にある「アセットの共有」(図1赤枠部分)をクリックする
図1:Googleアナリティクスの管理画面

ここをクリックすると、「アセットの共有」画面(図2)が表示される。

図2:「アセットの共有」画面

「アセットの共有」画面では、該当のビューで自分が今までに作成したり取り込んだりしたアセットが、一覧で表示される。「名前」「タイプ」「作成日」の項目(図2赤枠部分)で並べ替えることも可能だ。

「名前」(図2青枠部分)は、それぞれのカスタマイズに対して付けた名前を示している。

「タイプ」(図2緑枠部分)は冒頭にも書いた、「マイレポート」「セグメント」「カスタムレポート」「アトリビューションモデル」の4つのどれかの分類を示すものだ。

このアセット一覧画面で、共有したいアセットにチェックをする(図3赤枠部分)と、それまでグレー表示だった[共有]ボタンがクリックできるようになるので、ここをクリックする(図3青枠部分)。

図3:共有したいアセットを選択して[共有]をクリック

すると、共有する方法を選択する画面(図4)が表示される。

図4:「共有方法の選択」画面

上の「テンプレートのリンクを共有」(図4赤枠部分)は、共有リンクのURLを、メールやWebページに貼り付けて共有する場合に使う方法で、デフォルトではこちらが指定されている。

チームのメンバーなどに、自分が作ったセグメントやカスタムレポートを使ってもらう場合は、この「テンプレートのリンクを共有」から行うのがいい。

チーム外の人でも、共有用リンクのURLをブログやメールなどで伝えれば、同様に設定を共有できる。

この方式で設定を共有した場合でも、設定のみが共有されるだけで、あなたのGoogleアナリティクス アカウントのアクセス状況データなどは共有されないので安心してほしい。

「ソリューションギャラリー」で設定を共有する方法

多くの場合は「テンプレートのリンク」で一部の人に設定を共有する形が中心となると思うが、あなたの作った自慢の設定をインターネット上で不特定多数のGoogleアナリティクスユーザーに公開することもできる。

そうするには、図4の画面で「ソリューションギャラリーで共有」(図4青枠部分)を選択したうえで、[共有]ボタンをクリックする(図4緑枠部分)。すると「ソリューションテンプレートの共有」(図5)という画面が表示される。

図5:「ソリューションテンプレートの共有」画面

世界中に自分の設定を公開するわけなので、できれば各入力項目は英語で記述するのがよいだろう

「ユーザー名」(図5赤枠部分)には、登録する自分の名前を記入する。この「ユーザー名」は初回のみ要求され、2回目以降に共有作業を行う際は表示されない。

「タイトル」(図5青枠部分)は自動的にセグメント名などがそのままコピーされていると思うので、ここは英語に直すのがよいだろう

「タイプ」は、選択した項目から判断されて自動的に日本語で指定されている。

図6:カテゴリのプルダウン表示

その下の「カテゴリ」(図5緑枠部分)は、公開するアセットの種類を指定する機能である。入力ボックス部分をクリックすると、図6のようにプルダウンで選択できるようになる(日本語表示)ので、この中からふさわしいものを選択しよう。

一番下の入力項目である「説明」も、できれば英語で入力したうえで、[共有]ボタン(図5黒枠部分)をクリックする。すると図7のように共有に成功したことを示す表示になる。

図7:共有が受理されたことを表す画面

公開した設定を「ソリューションギャラリー」で確認する

確認のため、実際に「ソリューションギャラリー」に移動するには、「ここをクリックしてください」(図7赤枠部分)をクリックする。すると図8のような画面になる。

図8:共有した自分のセグメント(図3~図5で表示したセグメントとは違うものを公開した画面なので、内容の説明書きは一致していない)

先ほど入力した「ユーザー名」(図5赤枠部分)は図8赤枠部分に表示される。

また「タイトル」(図5青枠部分)が図8青枠部分に表示される。ここをクリックすると、この公開した設定の詳細が図9のように表示される。

図9:詳細を見る(図3~図5で表示したセグメントとは違うものを公開した画面なので、内容の説明書きは一致していない)

図9赤枠部分の「説明」には、図5の「説明」欄に記入した説明が表示される。

なお「タイプ」を示す部分はわかりにくいが、タイトルの左側にあるマーク(図8緑枠部分)によって示されている。図8のマークは「セグメント」を示すものだ。

「ソリューションギャラリー」から設定をインポートする方法

今度は逆に、「ソリューションギャラリー」から好きな設定を自分のビューに取り込んでみよう。まず、Webサイト「ソリューションギャラリー」のトップページへ移動する。図8図9の画面の右下にある「ギャラリーに移動」(図8黒枠部分、図9青枠部分)をクリックしよう。

すると新しいページが開き、「ソリューションギャラリー」(図10)のトップページが表示される。

このサイトについて詳しくは述べない。英語ではあるが、だいたい内容の想像はつくと思う。トップページ(図10)では人気ランキングやお薦め、各タイプ別上位3位などが表示されている。実際は検索などして目的のものを探すのがよいので、左上の[Browse]ボタン(図10赤枠部分)をクリックし、図11の画面へ移動しよう。

図11:「ソリューションギャラリー」のソリューション一覧画面

図11は公開された各種設定のリスト画面になる。左側のブロックではタイプ別やカテゴリ別に絞り込むことができる機能(図11赤枠部分)があるので、これらを利用して自分が欲しい設定を探してみよう。

あとは図8と同様に、それぞれの内容詳細を見たい場合はタイトル部分(図11青枠部分)をクリックすれば、図9のような明細画面に移動する。この設定を自分のビューに取り込みたければ、[Import]ボタン(図11緑枠部分、図8茶枠部分)をクリックしよう。

取り込む設定をする画面(図12)が現れるので、その上部で設定を取り込むビューを選択(図12赤枠部分)し、[作成]ボタン(図12青枠部分)をクリックすれば、自分のビューへの取り込みは完了だ。

図12:設定を取り込む

「任意のビュー」を選択すれば、自分が閲覧権限のあるビューすべてに取り込まれるし、その下のラジオボタンを選択すれば、取り込みたいビューの選択ができるようになる。

「ソリューションギャラリー」は、Googleアナリティクスをさらに便利に使いこなしたいときには、大変便利なシステムである。皆さんも、世界中の人と交流してみよう。

筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。

筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。  → Google アナリティクス ゼミナール

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