衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座
AdWordsからのトラフィックをGoogleアナリティクスで分析する方法[第47回]

AdWordsからのトラフィックと、コンテンツの閲覧を連動して解析する方法を解説しよう。

ページ

今回はいよいよ、Googleの広告サービスAdWordsからのトラフィックと、Webページの閲覧データを連動して解析する方法を解説しよう。その前提となるGoogleアナリティクスとAdWordsのアカウント間の連携に関しては、以下の第46回の記事を参考に設定してほしい。

AdWordsの構造を理解しておこう

Google アナリティクスでAdWordsの分析をする場合は、[トラフィック]>[広告]>[AdWords]配下のレポートを使う。まず、[AdWords]配下のレポート全体で共通のAdWords特有の構造をしっかり理解しておこう。これがきちんと理解できていないと、レポートを見ていくときに混乱する。

AdWordsでは、

「アカウント」>「キャンペーン」>「広告グループ」>「キーワード/広告」

という階層構造になっていて、左から右へ細かくなり、包含関係にある(図1)。

「キャンペーン」は予算、表示の地域、表示の時間を指定できる単位で、「広告グループ」は「キーワード」と「広告」の組み合わせを決める最小単位だ。

図1:AdWordsの階層構造
図1:AdWordsの階層構造

GoogleアナリティクスのディメンションとAdWordsの対応

[AdWords]配下のレポートには、「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」というディメンション名が出てくるが、これらはそれぞれAdWordsの「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」と同じ意味になる。注意したいのは「広告」で、AdWordsでいう「広告」はGoogle アナリティクスでは「広告のコンテンツ」に対応する

AdWordsの単位 Googleアナリティクスのディメンション名
アカウント アカウント
キャンペーン キャンペーン
広告グループ 広告グループ
キーワード キーワード
広告 広告のコンテンツ

[AdWords]配下の各レポートでは、それぞれのディメンション間でドリルダウンができるようになっているものが多い。本稿では、AdWordsの単位に即して、指標をチェックする方法を次の順で解説していく。

  • 「キャンペーン」別に指標をチェックするには
  • 「広告グループ」別に指標をチェックするには
  • 「キーワード」別に指標をチェックするには
  • 「広告」別に指標をチェックするには

「キャンペーン」別に指標をチェックするには

まず、この「キャンペーン」と「広告グループ」ディメンションの軸からデータを見ることができるのが[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キャンペーン]レポートである。上部に折れ線グラフの表示(図2)、下部にデータ一覧表示部(図3)のある標準的なレポートだ。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[トラフィック]をクリックする
  3. メニューが開くので、[広告]をクリックし、[AdWords]をクリックする
  4. [キャンペーン]をクリックする
図2:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キャンペーン]レポート上部
図2:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キャンペーン]レポート上部
図3:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キャンペーン]レポート下部
図3:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キャンペーン]レポート下部

プライマリディメンションは、デフォルトで「キャンペーン」が選択されており(図3赤枠部分)、キャンペーン別に各指標を見ることができるレポートになっている。

デフォルトでは「利用状況」が表示されている

「エクスプローラ」タブ直下の部分は「利用状況」「目標セット」「eコマース」「クリック」の指標グループが表示されている(図2青枠部分)。デフォルトの指標グループは「利用状況」が選択されており、以下の7つの指標から評価をすることができる(図2緑枠部分、図3緑枠部分)。

  • 訪問数
  • 訪問別ページビュー
  • 訪問時の平均滞在時間
  • 新規訪問の割合
  • 直帰率
  • 目標の完了数
  • 収益

トラフィックの種類を絞り込みたいときは

デフォルトでは「すべて」のトラフィックが対象になっているが、「モバイル以外」「スマートフォン」「タブレット」という分類で見ることのできるボタン(図2赤枠部分)が用意されている。

サイトによってはスマートフォンやタブレットからの利用の割合も増えてきているだろう。広告でもモバイルの存在感は増してきているので、この軸で絞り込んでデータを見ることが重要だ。

AdWords経由のトラフィックの割合をチェック

その直下にある「訪問数の割合」(図2黒枠部分)は、このレポート対象サイトにおける、AdWordsからの訪問割合だ。訪問数全体に占めるAdWordsのシェアをつかんでおこう。

「クリック」指標グループを見てみよう

図2の「エクスプローラ」タブ配下で「クリック」指標グループ(図4赤枠部分)を選択したのが図4だ。

図4:「クリック」指標グループ
図4:「クリック」指標グループ

こちらは全体に加えて、キャンペーン別に、以下の9つの指標(図4青枠部分)を見ることができる。

  • 訪問数
  • 表示回数
  • クリック数
  • 費用
  • クリック率
  • クリック単価
  • 収益単価
  • 投資収益率
  • 利益率

ボリュームとサイトへの誘導効率、収益への貢献の軸で俯瞰して見ることが可能だ

「目標セット」や「eコマース」など各指標グループでのデータ活用法は第43回の記事を振り返ってほしい。基本的にはボリューム、誘導したお客さんの質、成果といった軸で各ディメンション別に評価していただきたい。

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筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。

筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。  → Google アナリティクス ゼミナール

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