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グーグル「常時HTTPSでなきゃChromeでひどい目にあわすよ、まずは1つ目の罰だ」 などSEO記事まとめ10+2本

グーグルは常時HTTPSを推進しており、今後はHTTPSではないページで「保護されていない」という警告を表示するようになっていく
鈴木 謙一 2017/1/13(金) 7:00 |
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グーグルは常時HTTPSを推進しており、今後はHTTPSではないページで「保護されていない」という警告を表示するようになっていく。そろそろ本格的に、HTTPS化を検討しておくべきだろう。
ほかにも、2016年のグーグルSEO人気記事、404エラー急増、#NoHackedキャンペーン、インタースティシャルのペナルティ適用開始、米国IPアドレスGooglebotの重要性、h1タグの複数利用などなど、SEO関連の話題をまとめてお届けする。

今週のピックアップ

グーグル「常時HTTPSでなきゃChromeでひどい目にあわすよ、まずは1つ目の罰だ」
Chrome 56から警告マークが実装 (Glenn Gabe on Twitter)

グーグルは、常時HTTPSをさらに推し進めるようだ。

といっても、今度は検索ランキングの評価ではない。グーグルが提供しているChromeブラウザでサイトにアクセスしたときに、そのページがHTTPSでなければ警告を出す動きを始めるのだ。

我々の知っているブラウザは、HTTPSのときだけ「安全である」と表示する。非HTTPSでは、特に何も表示しない。これまでは、非HTTPSが「ふつう」だったからだ。

しかしグーグルをはじめとするブラウザの開発者は、最終的には、すべての非HTTPSページで「安全ではない」ことを示す警告を出すようにしたいようだ。

その動きの第一歩として、パスワードやクレジットカードの情報を送信するページが非HTTPSである場合に、アドレスバーに警告を出すようになる。これは、Chromeブラウザのバージョン56からの動きだ(今月中にリリースされる予定)。

「保護されていない通信」マーク

この実装に先立って、対象となるページが存在するウェブサイトに対して、グーグルが通知を送信しているようだ(Search Console経由)。

通知の件名は、(日本語にすると)次のようなものだ。

パスワードの安全ではない収集は、Chrome 56からhttp://example.com に対する警告を引き起こします。

通知の内容をざっくりと日本語にすると次のとおりだ。

パスワードとクレジットカード情報をHTTPではないページで送信すると、Chrome 56(もしくはそれ以降のバージョン)から、「保護されていない」マークが付きます。

該当するページがあなたのサイトに存在するので、Chromeで警告マークが今後付くでしょう。

該当するページがあなたのサイトにあるなら、対応を進めないと、訪問者が不安をおぼえ、コンバージョンやエンゲージメントが下がるなどする可能性が高い。そして「対応」とは、言うまでもなくHTTPS化だ。

この動きは、グーグルが予定している「全ページHTTPS化促進計画」の第一歩に過ぎない。この先には、冒頭で述べたように、パスワードやクレジットカードの入力フォームがなくても、HTTPSでないページには常にブラウザが「安全でない」と警告を表示する世界が待っている。

実際に、通知のメッセージには次のような一文がある。

この新しい警告は、暗号されていないHTTPプロトコルで配信されるすべてのページを「保護されていない通信」としてマークするための長期的な計画の第一段階です。

★★★☆☆
  • パスワードやクレジットカード情報をHTTPSで送信させているサイトのWeb担当者

日本語で読めるSEO/SEM情報

グーグルSEOで2016年に起きた一番のビッグニュースはやっぱり“あれ”
モバイル関連の大変更の発表 (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルのウェブマスター向け公式ブログが、2016年の人気記事トップ5を紹介している。次のとおりだ。

  1. モバイル ファースト インデックスに向けて
  2. モバイル ユーザーが簡単にコンテンツにアクセスできるようにするために
  3. Accelerated Mobile Pages プロジェクトについて -- 導入ガイド日本語版を本日公開しました
  4. コンテンツ キーワードが廃止されます
  5. Penguin が Google のコア アルゴリズムの一部になりました

トップのトピックはMFI(モバイルファーストインデックス)。やはり大きな注目を集めたようだ。

ほかにもAMPやペンギンなど話題になったニュース顔を連ねている。予想どおりだろう。各記事をもう一度読み直してみるといい。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者が見ておきたい

2016年最後のオフィスアワーは、MFI関連のQ&Aで締め!
MFI以外にも役立つ情報がたくさん (ウェブマスター オフィスアワー on YouTube)

2016年最後のウェブマスター向けオフィスアワーを紹介する。

念のために毎回説明しているが、「ウェブマスター向けオフィスアワー」とは、グーグルの社員が登場して、一般のウェブマスターからのサイト運営に関する質問に回答していく動画プログラムだ。グーグルが定期的に開催している。

前半は、モバイルファーストインデックス関連のQ&Aだ。次の質問に対してグーグルの金谷氏と長山氏が回答している。

  • モバイルページにないコンテンツ
  • URLの長さとランキング
  • スマホで表示されない部分
  • スマホページの構造化データ
  • rel="canonical"の設定
  • Search Consoleへの登録

後半では、MFI以外の役立つ質問もたくさん取り上げられている。まだであれば、録画を視聴しておこう。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者が見ておきたい

404エラーが急増した原因は、存在しないモバイル向けページのURLにGooglebotがクロールしてきたからだった!
考えようによっては迷惑な話? (グーグル ウェブマスター ヘルプ フォーラム)

存在しないモバイル向けページのURLにGooglebotがクロールを試みて、スマートフォンの404エラーが急増しているサイトが出現している。筆者が管理するいくつかのサイトに通知が届いたし、英語版のフォーラムでも投稿されている。

/m/」や「/mobile/」といった、モバイルサイトでよく使われるディレクトリをURLに追加して、モバイルページのURLをGooglebotが自ら作り出しているようだ。

急増したスマートフォンの404エラー
mmobile が付いた、存在しないURLへクロールしていることで、404エラーが急増している。

モバイル対応していないサイトに対して、モバイル向けページが存在するかどうかを確認するために「/m/」と「/mobile/」を付け足しているのだろうとも推測されるが、きちんとモバイル対応しているサイトにも「/m/」と「/mobile/」を付けたURLへのクロールの痕跡があるようだ。

404エラーが突然増えると慌てるが、存在しないURLなので無視してかまわない

とはいえ、サイト管理者に責任がない404なので、そんなものをレポートされても迷惑だとも感じる。それに関してグーグルのジョン・ミューラー氏に言わせれば、こうなる。

ほとんどの404エラーはそのサイトのせいではない。サイトに対して張られるリンクは、本当におかしなやり方だったり、間違ったやり方だったりするものだ。とはいえ、そうしたエラーは隠さないほうがいいだろうとも思う。

★★★☆☆
  • 同じエラーが送られてきた人
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

モバイルサイトのコンバージョン率アップに利用したい「オートフィル」とは?
SEOで集客力アップして、EFOで売上アップ (Tender Surrender)

モバイル向けサイトでは、PC向けサイトよりもコンバージョン率が低いことが多い。理由の1つは、フォーム入力が不便なことであろう。

しかし逆に考えれば、フォーム入力の利便性を向上させられれば、モバイル向けサイトのコンバージョン率を上げることができそうだ。

モバイルでのフォーム入力の利便性を改善するのに役立つものとして、「オートフィル」機能がある。オートフィルは、ウェブページ上のフォームに姓名や住所、電話番号などの情報を自動的に入力する機能で、多くのブラウザが実装している。フォームに自動入力される情報は、ユーザーがあらかじめ自分のブラウザに登録しておく。

ただし、仕組みをしっかり理解したうえでオートフィルを実装しないと、適切な情報が入力されないこともある。また、セキュリティ上の懸念もある(詳しくは最後に解説)。

グーグルのデベロッパーアドボケイトの北村英志氏が、オートフィルについてその仕組みから適切な実装方法までを詳細に解説している。

オートフィルが機能している場面

SEOは集客の1つの手段であって、最終目的ではない。多くの場合、サイト運営の最終目的は売上アップだろう。その目的を達成するには、集客したあとの売上アップのための手段としてフォームの最適化は欠かせない。いわゆるEFO(エントリーフォーム最適化)だ。

SEOとは関係ないと言わずに、あなたの管理サイトがフォームを設置しているなら知っておくといいEFO記事だ。

※Web担編注

オートフィルに関しては、セキュリティ面の注意も必要だ。訪問者がブラウザに登録したオートフィルの情報を、(悪意のあるページで)知らぬ間に送信してしまう問題があるのだ。

この機能を紹介した過去のWeb担編集部コラムでも「セキュリティリスクがあるので注意を」と呼びかけている。ここで指摘されている問題は最新のChrome 56(ベータ版)でも完全には解決されておらず、最近もChromeの自動入力機能に問題があると指摘されている。

企業側に被害が発生する問題ではない。しかし、自動入力の情報をブラウザに登録するようにあなたが推奨すると、それが原因で顧客の側に問題が発生する可能性があるので、注意してほしい。

★★★★☆
  • (フォームを設置している)Web担当者は知っておきたい

帰ってきた#NoHackedキャンペーン
他人事とせずにハッキング対策は万全に (グーグル ウェブマスター コミュニティ on Google+)

ハッキング対策のための「#NoHacked(ノーハックト)キャンペーン」をグーグルが2016年末に実施した。グーグルはこれまでにも何度か同様のキャンペーン実施している。

#NoHackedが帰ってきました

こちらが、今回の内容の一覧だ。

  1. スキミングにご注意を!
  2. HTTPS に対応しましょう
  3. CMS は常に最新の状態に
  4. 難読化されたコードの解読に挑戦!
  5. SEO スパムを防ぐには
  6. 設定ファイルを守りましょう
  7. 次回のアイディア募集!

ハッキングによる被害は増加の一歩をたどっていると聞く。損害を受けてからでは遅い。他人事とせずに、すべての投稿に目を通して対策を万全にしておきたい。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

MFI関連のトピックと2016年の総括を今週はピックアップ。

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