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マット・カッツが明言「TwitterもFacebookも、検索順位の要因として特別扱いしてない」 など10+4記事

スマホ向けGooglebotの名前変更、リンクの今、SEO業者のスキルを測るための3つのポイントなども
鈴木 謙一 2014/1/31(金) 9:00 |
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今週のピックアップ

マット・カッツが明言「TwitterもFacebookも、検索順位の要因として特別扱いしてない」
★★★★★ それでもソーシャルメディアは重要 (Google Webmasters on YouTube)

グーグルのマット・カッツ氏は、ツイッターとフェイスブックに対するグーグルの現在の扱いについて、次の2点を明確にした。

  • ツイッターもフェイスブックも特別扱いしていない。通常のウェブページと同じようにインデックス処理しているだけだ。

  • フォロワーの数やいいね!の数などの、いわゆるソーシャルシグナルは、順位付けには利用していない。

それぞれの理由は以下のとおりだ。

  • ツイッターやフェイスブックを(効果的に)クロールするようにエンジニアを割いたことがかつてあったが、1か月半にわたってクロールをブロックされてしまった。今後またこのような事態が起こる可能性があるので、警戒している。

  • ソーシャルメディアでのつながり関係など、個人情報の変化を即座に反映することが難しい。

これを聞いて、「じゃあツイッターもフェイスブックもSEOには関係ない」と結論づけてしまうのは早計だ。ツイッターやフェイスブックに限らず、ソーシャルメディアは自身をプロモーションしてファンとの関係性を築くために欠かせないツールだ。間接的にはSEOにも役に立つはずだ。

順位を上げることを目的とせずに、ユーザーと適切にコミュニケーションすることで理解してもらいファンになってもらうことを目的に、ソーシャルメディアを適切に活用したい。

ちなみに後者の変化の反映について、筆者の意見だが、通常のウェブページに比べるとソーシャルメディアの状態はずっと変化が激しいというのも、最新状態の反映が難しい大きな要因になっているのではないだろうかとも考えた。

また動画の後半でマット・カッツ氏が「10年後には、だれがどこでどんなコンテンツを書いたか、そしてその人がどんな人間関係なのか、わかるようになっているだろう(今はまだ無理だけど)」と言っているのも興味深い。やはり、グーグルはコンテンツの著者を軸に判断するという方向性を強めていくのだろうか。

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グーグルのスマホ版クローラ名から「Mobile」が消えて「Googlebot」に
★★★★☆ 影響がないかチェック (Google ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルは、スマートフォン版クローラのユーザーエージェント名(UA)を変更することを発表した。3~4週間後に実施予定だ。

スマホ版クローラのユーザーエージェント名に使われるキーワードは、次のようになる。

現在 Googlebot-Mobile
今後 Googlebot

つまり、「Googlebot」の部分はデスクトップ版と変わらなくなり、スマホ版かどうかの判別は「iPhone」「iPhone OS」の部分で行うことになる。

具体的なユーザーエージェント名の例は次のとおりだ。

Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 6_0 like Mac OS X) AppleWebKit/536.26 (KHTML, like Gecko) Version/6.0 Mobile/10A5376e Safari/8536.25 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)

フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)のクローラに変更はない。

影響を受けるURLは全体の0.001%未満とのことなので、対応が求められるサイトはほとんどないはずだ。しかしながら、ユーザーエージェント名での振り分けでGooglebot-Mobileを指定していたり(普通は指定しない)、Googlebot-Mobileを対象にrobots.txtを記述していたりしたら、修正の必要が出てくるかもしれない。チェックしておこう。

検索クエリレポートはやっぱり信用できない
★★★☆☆ 日本のSEO実力者も疑っている (辻正浩 | Masahiro Tsuji (tsuj) on Twitter)

so.laの辻正浩氏が、グーグルウェブマスターツールの「検索クエリ」の数値についてこんなツイートを残していた。

実数値になっても「検索クエリ」の数値には実際のデータと大きな開きがあるという意見があり、信頼できないと結論づけた海外での分析結果を、前回の注目ピックアップで紹介した。日本のSEO界の実力者も同様の見解のようだ。

すべてのサイトでということではないのだろうが、傾向もなく、無視できないデータの差異がどうして見られるだろうか? 原因を知りたい。

SEO業者のスキルを測るための3つのポイント
★★★★☆ 2つ目と3つ目に同感 (ウェブライダー松尾茂起(松尾シゲオキ) (seokyoto) on Twitter)

業者のSEOスキルを測るための基準として、ウェブライダーの松尾茂起氏が以下の3つをツイッターで挙げた。

  • 独自ドメインでつくったサイトを1年以内にビッグワードで上位表示させているか(最初から強いドメインを使って上位表示させるのは簡単)
  • リンクを張る人の気持ちを考えてコンテンツを提案できるか
  • きちんとした内的SEOの知識があるか

1つ目は、ブラックハットな手法でも達成できなくはないので違った意味での実力になってしまうかもしれないが、2つ目と3つ目はたしかにそのとおりだと筆者も考える。

被リンクが今でも重要なSEO要因であることは、松尾氏による以前のツイートを引用して前々回このコーナーで説明したとおりだ。そのリンクは捏造するものではなく、自発的に張られたもの(オーガニックリンク)でなければならない。自発的にリンクが張られるには、リンクを張りたくなるようなコンテンツが必要になる。そんなコンテンツを提案できるSEO業者は、頼もしい存在だ。

内的SEOは今までも重要な要因だった。しかしバックリンクだけでも上位表示が達成できていた時代には、ないがしろにされていた傾向にある。不自然なリンクの取り締まりが強化された今、内的SEOの重要度は高まっている。検索エンジンにクロールやインデックスされやすく、内容をきちんと理解してもらうための内的SEOは実は奥が深い。人工リンクを張ることしかできなかったSEO業者は、そのスキルに乏しいであろう。

あとは、発注前にそれをどう判断するかなのだが……。

リダイレクト元URLのクロールエラーを報告するようにウェブマスターツールが改善
★★★☆☆ 実際にそったレポート (Google ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルウェブマスターツールの「クロールエラー」にレポートされるエラーの扱いに変更があった。対象となるのは、リダイレクトが関係するURLだ。

ページAからページBにリダイレクトしていたとする。クロールエラーが起きている場合、エラーが発生しているURLとしてページAがレポートに出てきた。しかしエラーのHTTPステータスコードを実際に返しているのはページBだ(ページAは、301または302の転送を示すHTTPステータスコードを返す)。そこでこれからは、エラーが発生しているURLとしてページBがレポートに出るようになった。

クロールエラーを診断する際は、リダイレクト元URLではなく実際に404を出しているURLがわかったほうが、都合がいい。良い改善と言える。

グーグル検索の「もっと見る」の種類が減ってしまった
★★★☆☆ 適切なカテゴリだけ (グーグル ウェブ検索ヘルプフォーラム)

検索結果の「もっと見る」オプションを使うと、「ブログ」「ショッピング」「レシピ」などカテゴリごとの絞り込みができる。

しかし検索クエリによってはいくつかのカテゴリが表示されないようになり、選べるカテゴリが減った。ユーザーの役に立つと思われるカテゴリだけが表示されるようだ。

すべてのカテゴリが表示される「もっと見る」
以前の「もっと見る」オプション
数が減った「もっと見る」
数が減った、現在の「もっと見る」オプション

絞り込みができなくなったカテゴリの結果は、通常の検索結果には引き続き表示されるとのことである。

ウェブ担当者としてではなく検索ユーザーとしてのニュースになるが、「もっと見る」の絞り込みを利用していたひともいるだろうと思い、紹介することにした。

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掲載記事からピックアップ

URLの作り方とゲスト投稿に対するグーグルの扱いについての記事を今週はピックアップ。

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