衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

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サイト内検索のレポートデータを使った3つのサイト改善方法[第54回]

サイト内検索クエリを具体的にどうサイト改善に役立てていくか。今回は3つの方法を解説する。

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前回はサイト内検索関係のレポートを見るための準備と、全体に占めるサイト内検索の利用割合、検索クエリ別の指標の活用方法について話をした。今回はその続きで、サイト内検索クエリを具体的にどうサイト改善に役立てていくかを見ていこう。取り上げるのは、以下の3つの方法である。

  • 再検索キーワードから改善策を考える方法
  • サイト内検索を利用したページをヒントに改善策を考える方法
  • 検索エンジンの検索キーワードとサイト内検索キーワードの比較から考える改善方法

再検索キーワードから改善策を考える方法

サイト内検索のレポート群を具体的に活用するには、全体の数値を見ても仕方がない。個別の検索クエリ別に見ていくことが大事だ

まず[コンテンツ]>[サイト内検索]>[サイト内クエリ]レポートの「検索クエリ」の項目の1つ(図1赤枠部分)をクリックしよう。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[コンテンツ]をクリックする
  3. メニューが開くので、[サイト内検索]をクリックし、[サイト内クエリ]をクリックする
  4. 「検索クエリ」の項目のどれか1つ(図1赤枠部分)ををクリックする
図1:[コンテンツ]>[サイト内検索]>[サイト内クエリ]レポート下部
図1:[コンテンツ]>[サイト内検索]>[サイト内クエリ]レポート下部

すると、図2のようにドリルダウンされる。

図2:「リンク先ページ」に絞り込まれた「サイト内クエリ」レポート
図2:「リンク先ページ」に絞り込まれた「サイト内クエリ」レポート

プライマリディメンションは、デフォルトでは「リンク先ページ」(図2赤枠部分)が選択されており、このサイト内検索の結果ページのURL(図2青枠部分)が表示されている。

例として挙げているサイトでは、検索結果画面のページのURLは「/?s=検索クエリ」というパターンなので、「サイト内クエリ」レポートは、そのリンク先ページ(検索結果画面のページ)だけ(図2青枠部分)に絞り込まれている。右側の各指標データ(図2緑枠部分)は、図1青枠部分と同じデータで、新しい情報はない。

プライマリディメンションで「再検索キーワード」をクリックしてみよう

ここでは、もう1つのプライマリディメンションである「再検索キーワード」を選択(図3赤枠部分)するのがポイントだ。今回の例では、「gaiq」と検索した後に、何のキーワードで検索しているかを調べてみよう、というわけだ。すると図3のように再検索キーワードが表示(図3青枠部分)される。

図3:再検索キーワード
図3:再検索キーワード

このケースでは「gaiq」とサイト内検索した後に、続いて「seo」(図3青枠部分)とサイト内検索されたことがわかる。そして、その検索クエリに対する各指標もその横に表示(図3緑枠部分)されている。

再検索キーワードから想像できる4つの行動パターン

最初の検索クエリと再検索キーワードからは、下記の行動パターンが想像される。

  1. 最初の検索クエリが大雑把過ぎて検索結果のリストが膨大だった。そのため、もっと細かい検索クエリで再検索した

  2. 最初の検索クエリが細か過ぎて、検索結果のリストが0件(あるいは非常に少なく、探しているページがなさそう)だった。そのため、もっと大雑把な検索クエリで再検索した

  3. 最初の検索クエリが細か過ぎて、検索結果のリストが0件(あるいは非常に少なく、探しているページがなさそう)だった。そのため、同義語の別の検索クエリで再検索した

  4. 最初の検索クエリが細か過ぎて、検索結果のリストが0件(あるいは非常に少なく、探しているページがなさそう)だった。そのため、あきらめての別の探し物のために、別の検索クエリで再検索した

図1図3の例では、最初の検索クエリが「gaiq」、次の検索クエリが「seo」とお互いの検索クエリの関連性が低いので、上記4のパターンなのではないかと想像する。このようにユーザーの行動から意図を想像して、それに応えられるようなサイトの改修ができるかどうかを検討するのがよいだろう。

パターン別対策の考え方

個々のクエリの再検索キーワードを見てみて、上記パターン別にどのような対策を立てられそうかを考えてみよう。

まず1つ目は、1~3のパターンの場合に、別の検索クエリの候補を提示する機能を追加するチューニングを行うこと。たとえば1のパターンのように、検索結果のリストが膨大な検索クエリが入力された場合は、もっと細かい複合語などの候補も同時に提示するということだ。ただし、この対策が実装できるかどうかは、サイト内検索のシステムに依存する。

サイト内検索システムに手を加えるのが簡単でない場合も多いだろう。そういった場合でも、コンテンツのリニューアルやSEOなどで、コンテンツの分類表示や階層構造に手を加えるチャンスがあれば、分類の細かさをチューニングしたり、分類の際に利用する言葉を類語など含めて検討できないか考えてみよう。

またサイト内検索で「カテゴリ」も利用しているのであれば、同様なアプローチをしよう。図1で「サイト内検索のカテゴリ」のプライマリディメンションを選択(図1緑枠部分)して、カテゴリと検索クエリの関係から同様の分析を試みてみよう。

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