インタラクティブマーケティング統計データ by ユニメディア

流入元別コンバージョン指標 2011年3月

2011年3月度のメディアでの流入/コンバージョン指標

ユニメディアのマーケティングツール導入企業の各種KPIを統計データ化し、マーケティング担当者が業界水準のCVRとして参考とするためのレポートをお届けする。

インタラクティブマーケティング統計データ
目次

データ粒度を吟味し、変化した部分としていない部分を見極める

3月11日の東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様およびそのご家族の方々へ、心よりお見舞い申し上げます。弊社従業員一同、被災地の1日も早い復旧復興を心より願っております。

3月度のマーケティングデータにおいて、今回の震災がどのように影響したか、気にされているご担当者も多いことと思われますが、影響されたという前提ありきでレポートを見ることは、先入観でデータを解釈し、結果として誤判断を招くことになりかねません。

そして事象の分析がなるべくぶれないようにするためには、思い込みの排除ともう1つ、参照情報の粒度を最適にすることが重要です。

たとえば日別詳細を見た場合、曜日毎のPV/セッション/CV上下は無視できない要素です。定点観測としては有効な切り取り方ではありますが、ある日のCVRが異常値を示した場合、それがユーザーアクティビティのバイオリズムとしてありうるのか、それとも非定常的なのかを判断するには粒度が細かすぎる可能性があります。

上記の注意点を踏まえた上で、3月度の統計データを見ていきます。

アクティブユーザーを示す基本指標

UUあたりPV 3.16
セッションあたりPV 3.08

流入元ごとの効果を示す指標

流入比率 直帰率 CV比率 流入別CVR
SEO 24.28% 57.61% 22.19% 1.49%
クチコミ 1.31% 73.54% 2.21% 2.74%
PR 0.38% 47.24% 0.94% 4.02%
リスティング 17.87% 60.45% 18.68% 1.70%
アフィリエイト 4.85% 76.55% 0.67% 0.22%
純広告 6.58% 60.87% 1.50% 2.16%
その他 44.73% 76.63% 53.83% 1.96%
全体 - 67.30% - 平均 1.63%

全体コンバージョン率

ランディングページからのCVR 1.63%
エントリーフォームからのCVR 63.55%

SEM経由のコンバージョン比率

リスティング SEO
単一ワードCV数比率 75.95% 69.53%
複合ワードCV数比率 24.05% 30.47%

SEM経由の単一/複合ワード別コンバージョン率

リスティング SEO
全ワードCVR 1.87% 0.88%
単一ワード流入を母数としたCVR 2.13% 1.12%
複合ワード流入を母数としたCVR 1.48% 0.63%

CGMからのクチコミ流入を示す指標

CGM
CGMからの流入比率 1.22%
CGMからのCV比率 1.75%
CGMからのCVR 2.57%

SEOのロングテール対応状況を示す指標

SEOにおけるランディングページ数 603.43
SEOにおけるランディングページがトップの割合 22.33%

エントリーフォームの流入元別コンバージョン率

SEO 69.92%
クチコミ 59.09%
PR 48.33%
リスティング 66.08%
アフィリエイト 23.08%
純広告 46.88%
その他 72.96%
セッション CV CVR
Yahoo! 44.45% 51.15% 0.84%
Google 45.96% 36.14% 0.83%
Bing 3.90% 4.52% 0.77%
その他検索エンジン 5.69% 8.19% 1.28%
合計値/平均値 100.00% 100.00% 0.88%

主要リスティング別コンバージョン率

セッション CV CVR
Yahoo!リスティング広告 39.98% 40.62% 1.95%
Google AdWords 60.02% 59.38% 1.67%
二社合計値/平均値 100.00% 100.00% 2.02%

震災後のWeb利用頻度は早期回復するも、消費マインドは停滞

震災が企業のマーケティングにどのような影響を与えたかを調査するため、今回は10日ごとに「月次セッション/CV全体」におけるそれぞれの割合、期間毎でのSEOでの検索エンジン比率、さらに各期間でのCVR(全体、SEO、各検索エンジン)を抽出し、その傾向を見比べたところ非常に興味深い傾向が見られました。

主要検索エンジン別コンバージョン率(全体との比較および特定期間別)

セッション
01-10日 11-20日 21-31日
自然流入/プロモーション総計(月次全体を100%としての割合) 35.86% 22.95% 41.19%
SEO総計(月次全体を100%としての割合) 39.53% 23.96% 36.51%
全セッションにおけるSEOセッション比率 25.95% 24.58% 20.86%
SEO内比率
(各期間全体を100%としての割合)
Yahoo! 44.89% 44.49% 46.21%
Google 47.57% 47.42% 46.35%
Bing 3.04% 3.06% 2.87%
その他検索エンジン 4.50% 5.03% 4.57%
CV
01-10日 11-20日 21-31日
自然流入/プロモーション総計(月次全体を100%としての割合) 44.68% 23.74% 31.58%
SEO総計(月次全体を100%としての割合) 41.52% 23.51% 34.97%
全セッションにおけるSEOセッション比率 20.76% 22.13% 24.74%
SEO内比率
(各期間全体を100%としての割合)
Yahoo! 46.24% 48.73% 49.36%
Google 42.29% 43.67% 34.89%
Bing 3.23% 2.53% 3.83%
その他検索エンジン 8.24% 5.06% 11.91%
CVR
01-10日 11-20日 21-31日
自然流入/プロモーション全体 2.04% 1.69% 1.25%
SEO全体 1.63% 1.52% 1.49%
Yahoo! 1.68% 1.67% 1.59%
Google 1.45% 1.40% 1.12%
Bing 1.73% 1.26% 1.99%
その他検索エンジン 2.98% 1.53% 3.87%

まずセッションにおいては震災当日を含んだ中旬の10日間(11~20日)でセッションが落ち込んだものの、下旬の10日間(21~31日)は上旬の10日間(1~10日)とほぼ同じ水準まで戻ってきています。一方でCVについては中旬ほどの落ち込みはないものの震災前のように改善されず、結果として21日からのCVRは3月を通して低い水準となってしまっています。

こうしたデータから、Web利用頻度は比較的早く復調したものの消費マインドはそれに追いついていない、ということが考えられます。とはいえユーザーがWebサイトへ誘導されているところまではわかっており、この先は直帰・離脱ユーザーの傾向を深掘りすること、たとえば離脱しやすい遷移を探る、あるいはユーザー認知を高めているワードを見出すことで、コンバージョンを取り戻すのは十分に可能ではないかと考えられます。

◇◇◇

上記のように、統計データを参照するときに最初から粒度の細かいものが最適であるとは必ずしも限りません。むしろ傾向を俯瞰するために最初は大づかみなレポーティングを行い、状況を把握した時点でより詳細に観察していく、というように粒度の最適化にも注意を払う必要があるのです。

調査概要

ユニメディアのマーケティングツール「UMAP」導入企業をサンプリング、企業の各種KPIを統計データ化して業界水準のCVRを数値化した

この記事が役に立ったらシェア!
tweet0はてなブックマークに追加
みんなが読んでるWeb担メルマガで、あなたも最新情報をチェック
  • SEOやアクセス解析のなどノウハウをゲット
  • 事例やインタビューも見逃さない
  • 要チェックのセミナー情報も届く
  • 編集長コラムを一足先に読める

日本赤十字社 東日本大震災 義援金募集
みんなが読んでるWeb担メルマガで、あなたも最新情報をチェック
  • SEOやアクセス解析のなどノウハウをゲット
  • 事例やインタビューも見逃さない
  • 要チェックのセミナー情報も届く
  • 編集長コラムを一足先に読める

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

ディープリンク
WWW上でのリンクの張り方の1つ。サイトのトップページへのリンクではなく、個別コ ... →用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

Web担のメルマガを購読しませんか?
Web担の記事がコンパクトに毎週届くメールマガジン「Web担ウィークリー」は、10万人が読んでいる人気メルマガ。忙しいあなたの情報収集力をアップさせる強い味方で、お得な情報もいち早く入手できます。

Web担に広告を掲載しませんか?
購読者数10万人のメールマガジン広告をはじめとする広告サービスで、御社の認知向上やセミナー集客を強力にお手伝いいたします。

サイトマップ
RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]