国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
海外&国内SEO情報ウォッチ

グーグルさん、「良いコンテンツ」ってどういうもの? 定義を教えて!【SEO記事13本まとめ】

グーグルの考える「良質なコンテンツ」の定義について、グーグル長山氏のコメントをもとに解説。
鈴木 謙一 2017/4/7(金) 7:00 |
tweet99はてなブックマークに追加 印刷用

ページ

グーグルの考える「良質なコンテンツ」の定義は、どういうものなのだろうか。グーグル長山氏のコメントをもとに解説する。
ほかにも、ページ表示速度と直帰率の関係、rel="canonical"再入門、常時HTTPS、Googleオプティマイズ、MFI、サイト内検索とグーグル検索、ビッグキーワードで上位表示するTIPSなどなど、SEO関連の情報をまとめてお届けする。

※先週のこのコーナーは、筆者急用のためお休みをいただきました。今週からまた通常どおり更新を再開しますので、みなさんよろしくお願いします。

今週のピックアップ

グーグルさん、「良いコンテンツ」ってどういうもの? 定義を教えて!
グーグルの定義ではなく、自分のユーザーを知るのが大切 (長山一石 on ツイッター)

「良いコンテンツ」とは、どういうものなのだろうか。

いま検索エンジンに評価されるには、「良質で独自のコンテンツ」が必要だと言われる。昔のような「リンクを増やせばいい」「キーワードが含まれていることが大切」といった単純なことではない。

その「良いコンテンツ」とはどういうものかについて、グーグルの長山氏がツイッターで次のようにつぶやいていた。

つまり、「『良いコンテンツ』の明確な定義なんて、そんな簡単に作れるものではない」ということだし、それができれば今のグーグルよりもすばらしい検索エンジンが作れるということだろう。

その定義と判断方法をまだ確立できていないからこそ、グーグルは絶えずアルゴリズムを改善し続けているのではないだろうか。

また、「良質なコンテンツ」の定義をいったん確立したとしても、未来永劫それで問題ないというものではないだろう。なぜなら、ユーザーの考えや好み、置かれた状況、時代によっても「良いコンテンツ」は変化する。インターネットによって社会や人も変わるスピードがどんどん加速しているのだから。

さらに言えば、さまざまな背景・さまざまな状況の多様な人に一律に適用できる「良いコンテンツ」の定義なんて、あるはずがない。

それは「良いレストラン」を定義するのが不可能なのと同様だ。

年収が10億円あって世界中のおいしいものを食べ尽くした人にとっての「良いレストラン」と、母親の手料理しか食べたことがなく手持ちのお金も少ない人にとっての「良いレストラン」が同じはずがない。

肉体労働で疲れた人、初めてのデートに臨む人、職場の仲間でワイワイ騒ぎたい人、がんばった自分にご褒美をという人、それぞれ「良いレストラン」の定義は違うだろう。

この件に関しては、「グーグルが(現時点で)定義する良いコンテンツ」を見つけ出そうとするのはあまり意味がないと、筆者は思う。

グーグルのアルゴリズムを知ろうとするのではなく、自分が対象とするユーザーにとって役立つコンテンツがどんなものであるかを絶えず知ろうとする取り組みが、マーケティングに携わる人間にとってはもっとも大切なもののはずだ。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

日本語で読めるSEO/SEM情報

モバイルではページ表示が1秒→7秒に遅くなると直帰率は113%悪化する!
コンバージョン率も低下 (Google Developers Japan)

モバイルでのページ表示速度に関する最新の調査データをグーグルが公開した。

たとえば次のような数字が出ている。

  • モバイルのランディング ページが完全に読み込まれるまでの平均時間は 22 秒

  • 読み込みに 3 秒以上かかるページからは 53% のモバイルサイト訪問者が離脱

  • 見えない部分も含めたすべてのコンテンツが読み込まれるまでに 10 秒以上かかるページが調査したページのうち 70%

グーグルとWebpagetest.orgのデータ、Googleアナリティクスのデータ

さらに、深層ニューラル ネットワークを用いて計算させたところ、こんな予測結果が出たとのことだ(予測精度90%に達しているとのこと)。

  • ページの読み込み時間が 1 秒から 7 秒に増えると、モバイルサイト訪問者の直帰率が 113% 増加する

  • ページの要素(テキスト、タイトル、イメージ)の数が 400 から 6,000 に増えると、コンバージョン率が 95% 低下する

グーグルとSOASTAによる調査
※英語原文は「直帰率」ではなく「直帰する可能性」
※「要素の数」が何かの具体的な説明はないが、DOM要素数のことだと思われる

モバイルユーザーは遅いサイトをとにかく嫌っていることが、最新調査でも浮き彫りになった。スピード改善には積極的に取り組もう。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!
  • 高速化の技術がわかる人に相談しましょう

rel="canonical"の働きと注意点を再確認してみよう
命令ではなくヒント (長山一石 on ツイッター)

グーグルの長山氏が、rel="canonical"の仕組みをツイッターで紹介した。

念のために筆者からも簡単に説明すると、同一もしくはほぼ同一のコンテンツが復数のURLで公開されている状況で、代表となるメインのURL(インデックスさせたいURL)がどれなのかをグーグルに伝えるために利用できるのが rel="canonical" だ。専門用語で言うと、「正規化」する役割を rel="canonical" は持つ。

SEOに取り組むならぜひ覚えておきたい仕組みだ。

ただし、rel="canonical" に関しては、理解しておくべき重要な仕様がある。それについて、長山氏は続けてツイートしている。

「命令」なのか「参考情報」なのかの違いだ。

Googlebotは、たとえばrobots.txtやnoindex meta タグに書かれた情報を「命令」として認識し、その指示には必ず従う。

対して、rel="canonical" は命令としては扱わない。非常に強い指示として認識するものの、あくまでも扱いは参考情報(ヒント)であり、rel="canonical" を打ち消すような要因があれば、その指示に従わないこともありうる。

たとえば、明らかに内容が異なるページに向けて rel="canonical" を設定したとしたら、無視されることがある。

世の中には、適切ではない rel="canonical" 指定をしているサイトも多いし、悪用されるとおかしなSEOスパムにもつながりかねないので、やむを得ないのだろう。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

Yahoo!ニュースが常時HTTPS化
pixivやBASEも (Yahoo!ニュース スタッフブログ)

Yahoo!ニュースが常時HTTPSに移行した。それにともなうURL変更をヤフーがアナウンスしている。

HTTPSのヤフーニュース
HTTPSで通信が保護されているヤフーニュース

ヤフーは、検索を含むすべてのサービスの常時HTTPS化を進めている(AOSSL)。一部のサービスはまだ移行が終わっていないようだが、大部分はHTTPSになっている(2017年3月には完了予定としていた)。

他国と比べて日本は、ウェブサイトの完全HTTPS化が遅れている。しかしそれでも確実にHTTPSは普及している。最近では、イラスト投稿サイトのpixivや、ECサイトのプラットフォームBASEがHTTPS化した。

あなたの運営サイトのHTTP移行はもう完了しているだろうか?まだだとしたら、移行の予定はたっているだろうか?

★★★☆☆
  • すべてのWeb担当者にHTTPSは意識してほしい

手軽にA/Bテストができる、Googleオプティマイズの正式版が登場
三拍子も四拍子もそろったA/Bテストツール (アナリティクス 日本版 公式ブログ)

長らく待望されていた、グーグル製のA/Bテストツール「Googleオプティマイズが、正式に一般公開され、ベータ版ではなく正式版となった。

Googleオプティマイズ

Googleオプティマイズは、WebサイトなどでA/Bテストを実行するためのツールだ。2016年9月にベータ版として公開されていたが、3月31日(日本時間)に、いよいよ正式版になった。

ベータ版には、25万人以上のアカウントの開設申請があったそうだ。それだけA/Bテストの需要があるという証明だ。

A/Bテストは敷居が高いように思うかもしれないが、Googleオプティマイズは手軽にA/Bテストを実施できる。グーグルは、とっつきやすさとして次のような特徴をアピールしている。

  • 導入しやすい
  • 使いやすい
  • わかりやすい
  • 試しやすい

Googleオプティマイズは、Googleアナリティクスと連携して動作する仕組みだ。すでにサイトにGoogleアナリティクスを導入しているのならば、サイト側のタグの修正はほんの1行で済む。

Googleアナリティクスにも「ウェブテスト」の機能があったが、テストページを別URLで用意するか、そうでなければ高度なJavaScriptプログラミングが必要だったため、使い勝手は非常に悪かった。

それに対してGoogleオプティマイズは手軽にA/Bを実施できる。改善案のバージョンも、HTMLやJavaScriptの知識がなくても設定できる。実際に試してみたが、非常に使いやすく、レポート結果もわかりやすい。

Googleオプティマイズのレポート画面
Googleオプティマイズのレポート画面

サービスは「Googleオプティマイズ」と「Googleオプティマイズ360」の2種類がある。

通常のGoogleオプティマイズのほうは、無料でだれでも利用できるバージョン。Googleオプティマイズ360のほうは、高度な機能を備えた上位バージョンで有償だ。

通常版は360版と比べると、次のような機能制限がある。

  • テスト数に制限がある(3テストまで)
  • 多変量テストができない(制限)
  • Googleアナリティクスのオーディエンスターゲティングを利用できない
  • テストの評価指標をテスト実行中に変更できない
  • 公式サポートやSLAがない
  • など

しかし一般のウェブサイトで利用する分には、通常のGoogleオプティマイズでも当分は不自由しないだろう。

ユーザー体験向上やコンバージョン率アップなどのサイト改善のために、Googleオプティマイズ正式版でA/Bテストを実施してみよう。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

今週は、筆者が米サンノゼで先月参加したSMX West 2017カンファレンスのセッションレポートを3本お届けする。

次のページへ

ページ

この記事が役に立ったらシェア!
tweet99はてなブックマークに追加
みんなが読んでるWeb担メルマガで、あなたも最新情報をチェック
  • SEOやアクセス解析のなどノウハウをゲット
  • 事例やインタビューも見逃さない
  • 要チェックのセミナー情報も届く
  • 編集長コラムを一足先に読める

日本赤十字社 東日本大震災 義援金募集
みんなが読んでるWeb担メルマガで、あなたも最新情報をチェック
  • SEOやアクセス解析のなどノウハウをゲット
  • 事例やインタビューも見逃さない
  • 要チェックのセミナー情報も届く
  • 編集長コラムを一足先に読める

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

ファセットナビゲーション
ファセットナビゲーション(Faceted Navigation)とは、サイトのナ ... →用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

Web担のメルマガを購読しませんか?
Web担の記事がコンパクトに毎週届くメールマガジン「Web担ウィークリー」は、10万人が読んでいる人気メルマガ。忙しいあなたの情報収集力をアップさせる強い味方で、お得な情報もいち早く入手できます。

Web担に広告を掲載しませんか?
購読者数10万人のメールマガジン広告をはじめとする広告サービスで、御社の認知向上やセミナー集客を強力にお手伝いいたします。

サイトマップ
RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

GOLD SPONSOR
さくらインターネット株式会社株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズ株式会社日本レジストリサービスオープンテキスト株式会社トランスコスモス株式会社株式会社ハイパーボックスDomain Keeper株式会社ブレインパッド
SPONSOR
株式会社キノトロープ株式会社アイレップ株式会社ニューズ・ツー・ユーシックス・アパート株式会社ウェブアンテナ株式会社サイバーエージェント富士通株式会社Sitecore