CMS導入でSEO効果を引き出す10のポイント
「ブログはSEOに効く」と言われる。実際に検索エンジンでブログのページが上位に来ることも多い。では、一般のウェブCMSでSEOに効く製品を選ぶにはどうすればいいのだろうか。また、CMS導入時にどのような点に注意すればSEO効果が上がるのだろうか。
編集部
CMS(コンテンツ管理システム)は、いまやサイト構築には必須のツールである。ウェブCMSを使えば、技術に明るくない人でもサイトのコンテンツを作成・更新できるようになるし、更新のワークフローを自動化できる。ワークフローとは、内容の承認や差し戻し、時間指定での公開などだ。また、サイト全体のデザインや構造に統一感を持たせることは、CMSが最も得意とする部分だ。
いっぽう、検索エンジンからの誘導を促進するためにSEO(検索エンジン最適化)を考慮する場合は、サイトの構造や各ページのHTMLの作り方をどのようにするかが大きなポイントとなる。どんな作りにするかで検索エンジンでの表示順位が大きく変わるからだ。
あなたのサイトがSEOを重視しているのならば、CMSの導入時に注意しなければいけないポイントがいくつかある。世の中には「SEO対応」を謳うCMSがあるが、単にそういったCMSを導入すれば検索エンジンで上位表示されるほどSEOの世界は甘くないのだ。
この記事では、CMS導入でSEOの効果を発揮するためのポイントを、大きく次の2つに分類して解説する。
- システム面の対策
- ① URLは美しいか
- ② XML形式のサイトマップを作れるか
- テンプレートの作り方
- ③ ウェブ標準に準拠すべし
- ④ JavaScriptリンクは禁止
- ⑤ CSSを活用してシンプルに
- ⑥ 見出しの要素の使用を強制
- ⑦ titleやmeta要素もしっかりと
- ⑧ 面倒なパンくずリストは自動生成で
- ⑨ 画像のalt属性を強制
- ⑩ CMSはコンテンツを作ってくれない
そのCMSはSEO向きですか?
~システム面の対策
1.URLは美しいか
静的なHTMLファイルを出力するタイプのCMSでは問題ないが、動的にページを出力するタイプのCMSでは、URLの形式が重要になる。あなたが使おうとしているCMSは、図1のようなURLしか使えなかったりしないだろうか。これは、SEOを考慮した場合に問題のあるURLの例だ。このURLでは、青色で示した部分がウェブサーバーやサーバー上のプログラムの名前を表すもので、「?」以降はプログラムに対する指示だ。この指示は「パラメータ」とも呼ばれ、どんなページを表示するかなどを意味している。この例では、「&」で区切られて実に7つのパラメータが使われているのがわかるだろう。
次に図2を見てほしい。これはSEOを考慮した場合に適切だとされているURLの例だ。どうだろう、パラメータはなく、シンプルなのがわかるだろう。
技術的には、図1のようなURLは間違っていない。それどころか、SEOを考慮せずに普通にウェブアプリケーションを作ると図1のようになるのが当然だ。しかし、SEOを考えると話はまったく変わる。最近ではマシになってきたものの、パラメータがたくさん使われたURLは、検索エンジンでは不利になるといわれている。ひどい場合は、検索エンジンで検索しても表示されないという事態を引き起こしてしまうこともあるのだ。
もし、あなたの使おうとしているCMSが図1のようなURLしか出せない場合、少なくともパラメータの数を減らせないか、可能ならば図2のようなURLにできないかを、ベンダーや構築を担当している技術者に聞いてみるといい。その際に、「Apacheならmod_rewriteを、IISならIIS_rewriteを使うなどして」と言ってみるといいだろう。mod_rewirteやIIS_rewriteの意味をあなたが知る必要はないが、相手がこの意味を理解できなかったら、別の技術者を探したほうがいいかもしれない。
2.XML形式のサイトマップを作れるか
サイトマップのSEO的な目的は、検索エンジンに対してサイト内にどんなページがあるのかを伝え、サイト内の全コンテンツを検索対象にしてもらうことだ。しかし、「サイトマップ」といっても2種類あることをご存じだろうか。1つは、サイト上の目次としての役割を果たす通常のサイトマップだ。こちらは、ほとんどのCMSで対応しているだろう。
大切なのは、もう1つのサイトマップだ。たとえばGoogleでは、Googleウェブマスターツールの「Googleサイトマップ」というものがある(図3)。サイトの訪問者に見せるサイトマップとは別に、特別なXML形式のファイルでページ一覧の情報を「Googleサイトマップ形式」で作ってサイト上に置いておき、Googleサイトマップのページを通じてGoogleに知らせる仕組みだ。この仕組みを使えば、検索エンジンにサイト内の全ページのURL情報一覧を伝えて検索対象にしてもらうことが可能になる。
http://www.google.co.jp/webmasters/sitemaps/
この形式のサイトマップを簡単に作れるCMSはまだ少ないが、テンプレートなどを使って実現することは可能だ。
実際には、Googleサイトマップにあなたのサイトを登録し、増えたコンテンツを随時XML形式のサイトマップに書き出してGoogleサイトマップのシステムに通知する作業が発生するので、制作会社に「Googleサイトマップを使って必ず全ページがインデックスされるように」作業するよう依頼するといいだろう。
既存URLからのリダイレクトは301で
CMSを導入してサイトをリニューアルした場合、以前のサイトからURLが変わる場合がほとんどだろう。もし、以前のサイトに対して外部からリンクが張られていた場合、CMS導入のためにそのリンクを失うことになってしまう。
多くの場合、古いURLにアクセスしたら「新しいURLになりました」というページを表示しているだろうが、これは訪問者にはやさしくてもSEO的にはリンクを失うのと同じことだ。SEOを考えると、古いURLから新しいURLに「リダイレクト」する処理をするように、ウェブサイト制作会社などに頼むといいだろう。その際に、META refresh要素を使ってリダイレクトするのではなく、HTTPレスポンスコード301(永続的に移転)を使うように指示するといいだろう。あなたがレスポンスコードやMETA refreshの意味を知らなくても、ウェブの仕組みを正しく理解している制作者ならば、そう言えばわかってくれるはずだ。

印刷用
どの製品がおすすめ
どの製品がおすすめなのか、この記事の内容のものに該当するのかまで書いていただけると助かるのですが。。
IIS_rewriteではなくISAPI_
IIS_rewriteではなくISAPI_Rewriteですよね。
http://www.isapirewrite.com/
ISAPI_rewriteとIIS rewrite
>>70
IIS rewriteとISAPI_rewriteがごちゃまぜになっていたようです。
IIS rewrite
http://www.qwerksoft.com/products/iisrewrite/
ISAPI_rewrite
http://www.isapirewrite.com/
評価としてはISAPI_rewriteのほうが高いようですが。
具体的な解説を追加する形でのコメント、ありがとうございます。