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Googleが進めているパーソナライズド検索やページ評価についてGoogleのアダム・ラズニック氏に聞いてみた

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グーグルサーチクオリティチームのアダム・ラズニック氏へのインタビューをお届けする。アダムは、皆さんご存じのマット・カッツ氏のチームで働いているサーチエバンジェリストで、Googleウェブマスター向け公式ヘルプ フォーラムの最終調整のために来日していたのだ。

Web担では以前にウェブマスターセントラルに関してインタビューを行っているが、今回はサーチクオリティチームとしての来日ということで、パーソナライズド検索や検索エンジンがページをどう評価するか、そして、新しく作られたヘルプフォーラムについて聞いた。

取材・文:編集部  写真:服部 一夫(LOOP SIDE11)

アダム・ラズニック氏
アダム・ラズニック氏
Google, Inc.サーチエバンジェリスト

パーソナライズド検索をGoogleはどう進めているのか?

●編集部 グーグルはパーソナライズド検索を進めていますが、具体的には検索結果をどういう風にパーソナライズしているのですか?

●アダム グーグルでは、検索結果をいくつかの方法でパーソナライズしています。

アクセスしてきた地域によるパーソナライズは、最もわかりやすいものですね。たとえば、同じ単語や、たとえば業種(「bank(銀行)」など)を検索しても、米国から検索している場合と、オーストラリアから検索している場合では、かなり違った検索結果になります。

また別のパーソナライズとして、過去にどんなキーワードで検索したかやどんなページを見たかの履歴をベースにしたものもあります。検索ごとにあなたの興味に応じた結果を返すもので、たとえば、「jaguar」というキーワードで検索した場合、普段から車の情報をよく検索している人には、車のジャガーのページが動物のジャガーのページよりも多少優先して表示されます。こちらのパーソナライズは、地域ベースのパーソナライズよりも微妙なものであって、示した例の場合でも、動物のジャガーのページは車のジャガーのページよりも下位になりますが、それでも検索結果から消えることはありません。

●編集部 後者のパーソナライズは、プライバシーに影響しそうな印象がありますね。

●アダム ですから、このパーソナライズは、希望したユーザーでしか有効になりません。具体的には、グーグルアカウントにログインしていて、さらにウェブ履歴を有効にしている必要があるのです。

また、ウェブ履歴を有効にしていても標準では検索結果の履歴しか有効にされません。検索に関係なく閲覧したページの情報がパーソナライズに利用されるのは、「ウェブ履歴の機能を拡張する」の機能で閲覧ページの情報を有効にしていて、さらにGoogleツールバーをインストールして有効にしている場合だけです。

さらに、記録されている検索や閲覧ページの情報は、グーグルアカウントにログインしてウェブ履歴のページからすべて確認できますし、特定の履歴だけを削除したり、すべて削除したりも自由にできるので安心してください。

●編集部 直前にどんな検索をしているかによって検索結果を変えるようなパーソナライズもあるのでしょうか?

●アダム 「直前検索」といわれるように、本当に「すぐ前」に行った検索だけを利用して検索結果を変更する技術ですね。たとえば、だれかが「ニューヨーク」を検索した直後に「ホテル」を検索すると、ニューヨークにあるホテルを優先して表示するような仕組みですね。

これはユーザーごとに適用される変更ではなく、検索クエリごとに適用される変更なので、パーソナライズだとはとらえていませんでしたが、確かにパーソナライズの一種かもしれません。

※Web担編注 編集部で確認したところ、「New York」→「hotels」の検索では直前検索によるオーガニック検索の検索結果が変わる現象は確認できなかった(アドワーズ広告の表示は変わるようだが)。

●編集部 その仕組みは、グーグルアカウントにログインしていなくても有効になるのでしょうか?

●アダム そのとおり。ですから、グーグルにログインしていない状態で有効になるパーソナライズは、地域ベースと直前検索ベースのパーソナライズの2つですね。

●編集部 検索履歴がどれくらい蓄積されているとパーソナライズが有効になるのでしょうか?

●アダム 検索キーワードによって異なります。検索ごとに、関連するタイプの検索を過去にしているかどうかによって、パーソナライズが有効になるかどうか決まります。

ちなみに、パーソナライズド検索となった場合には、どんな情報を使ってパーソナライズしたかが検索結果ページの右上に表示されるようになっていますので確認してみてください。

●編集部 グーグルは、検索結果をよりパーソナライズしていく方向に進んでいると考えていいのでしょうか?

●アダム グーグルが目指す「ユーザーの検索に関して、その意図をより良く理解する」ことを達成するためには、2つの方法があります。1つはパーソナライズによる自動的な微調整、もう1つは、求める結果の性質をユーザーが明示的に指定することです。

パーソナライズに関してはすでに説明しましたが、後者についてもう少し説明しましょう。たとえばウェブ検索の「検索オプション」からセーフサーチやライセンスによるフィルタで、自分がどんな種類の検索結果を求めているのかを指定できます。

また、最近ではSearchWiki(サーチウィキ)という機能も提供し始めました。検索結果に対して、最も重要だと思ったページを上に表示したり、特定のページを検索結果から削除して、次に同じ検索をしたときに表示されないようにしたりできる機能です。

将来においては、自分の求める最良の検索結果を得られるように、さらにユーザーが強力にコントロールできるようにできればと考えています。

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・検索エンジンはどんなページを「良い」と判断するのか
・rel="canonical"はどんなときに使う?
・XMLサイトマップとウェブマスターツールの活用
・新しい公式ヘルプフォーラムのうまい使い方
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