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検索トラフィックを獲得できないのはなぜか?——ありがちな7つの原因と解決策(後編)

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この記事は前後編の後編となる。前編では、SEOの入門部分でつまづいている原因と解決策の1つ目から3つ目までを紹介した。後編となるこの記事では、4つ目以降を紹介する。

検索トラフィック獲得(およびSEO)がうまくいかない7つの原因(後編)

#4
複製コンテンツの大規模な問題を抱えている

問題点:

検索エンジンから見て、君のサイトにまったく同一のコンテンツがいたるところにある。自サイト内に複製コンテンツが数ページあるとか、もっと悪い場合には、ウェブ上のさまざまなところに同じコンテンツが存在するとかね。

こうなると検索エンジンは、どれが正規のオリジナルバージョンで、どれがコピーかを判断する必要に迫られる。さらに、こういう形になっていると、そこにあるコンテンツについて当のページが本来持っている潜在的なランキング価値が薄められてしまう。

原因の突き止め方:

9~14語ほどの長さで、短いながらも絶対にそのページにしか出現しない特徴的なフレーズを抜き出す。抜き出したフレーズを「"」「"」で括って、グーグルで検索する。検索結果で最初に出てくるのは、今まさに君がそのフレーズを抽出したページのはずだ。それがそうなっていない場合には、何か大きな問題があるということになるんだけど、たとえ最初に出てきたとしても問題を抱えていることがある。以下にその例を示して説明しよう。

下の画像は、SEOmozの最近の記事「Stories of the Last Pre-Internet Generation」(英語記事)から、一部テキストを抜き出してグーグルで検索した様子だ。

Example of Duplicate Content Search

上の画像ではSEOmozのページがトップに来ているのがわかる。しかし、注目したいのは、検索結果にもう1件別のページが出てきたこと。これは、誰かが僕の記事をコピーしたんだ。似たページとして除外された結果をすべて表示するようにして再検索(あるいはグーグルで検索文字列の末尾に「&filter=0」を追加)すると、どれくらいのコピーが出回っているか調べられる。

Duplicate Content Search Example

これで見ると、さっきの文字列を含むページがグーグルで102ページ登録されていることがわかる。ずいぶんな数の複製だ。もしSEOmozが強力なサイトでなかったら、これらのコンテンツ泥棒がいくつか僕らのページより上位にランクされているのを目にして、著作権違反に関する問題解決の方法を探らざるを得なくなるきっかけになるかもしれない。

問題の解決策:

君のサイト自体に複製コンテンツが存在している場合は、301を使ってすべてのコピーページをオリジナルページにリダイレクトする。これについては、次の記事にかなり詳しく説明されている。

もし自分のサイトに複製コンテンツがなく、他サイトが君のコンテンツをコピーして、君より順位が高くなっていたら、「Four Ways to Enforce Your Copyright: What to Do When Your Online Content Is Being Stolen」(英語記事)を読むといい。

#5
悪玉SEOの戦術を使った

問題点:

君は検索エンジンに目を付けられた。たぶん、大規模なネットワークからリンクを購入するか、検索順位を上げるための相互リンクプログラムに参加するかしたんだろう。あるいは、キーワードの詰め込みで上位にランクされることを狙って、ページ上に隠しテキストを仕込んだのかもしれない。収入増を狙って自サイトでリンクを販売したが、「nofollow」属性を付けるなんてバカバカしいと思ったのかもしれない。

そして検索エンジンが君の悪巧みに気づいた。その結果、君のサイトの検索トラフィックは前月の10分の1に減ってしまう。

原因の突き止め方:

自分に非があるかどうかは自分でわかるはずだ。だが、検索エンジンがそれに気づいたかどうかを調べるには、自サイトの最も重要なページのいくつかについて、そのページのタイトル(titleタグ)と正確に一致する長めのキーワードを検索してみるのがいちばんだ。これで上位10位までにランクされていなければ、君のサイトはペナルティを科された可能性が高い。

急にトラフィックがまったくなくなったというのも(自分で調べてわかるはず)、もう1つのわかりやすい指標だ。それから、Google Webmaster Centralにログインして調べるという方法もあり、そこでグーグルが君のサイトをスパムと判断したというメッセージが出れば、残念ながら疑問の余地なしということだね(^_^)。

問題の解決策:

とにかく君が問題を修正しなくちゃ始まらない。不正なリンクを取り除いて、隠しテキストをやめ、「nofollow」属性を付ける。そして自分のしたこと、およびその企てに関与した人物あるいは企業の名前(グーグルは、とりわけ自社のアルゴリズムに盾突いた人や企業の名前を知りたがっている)を詳述し、そして君がスパム的なやり方を修正したことを伝える文書を作成して、再考を依頼する。

少しばかり卑屈になれと言っているように聞こえるかもしれない。確かにそのとおりだ。でも、検索トラフィックは企業の生命線になる場合が多いことを考えると、ここはおとなしく恭順の意を示すほうが賢明というものだろう。問題を修正するための手順をすべてフローチャートにして、「不動産業者の事例に学ぶ、グーグルのペナルティ対処法(フローチャート付き)」の記事に書いておいたから読んでみてほしい。

#6
SEOにおけるベストプラクティスの基本を無視している

問題点:

コンテンツはなかなかのものだ。好ましくないSEO戦術も改めた。質の高いリンクもたくさん獲得した。なのに、検索エンジンに認めてもらえず、最適化をもっとうまくやっている競争相手に負けている。

原因の突き止め方:

以下に挙げるベストプラクティスの基本に従っているかチェックしてみよう。

問題の解決策:

とにかく作業に取りかかる! 上に挙げたリンク先の記事を読み、そのアドバイスに従って問題を修正し、トラフィックがみるみる増加するを見守る。実はこれが、最も対処しやすい問題の1つだ。というのも、ほかがすべてきちんと整っていれば、こうした基本的な修正を加えるだけで、一般にはトラフィックがすぐに急増するからだ。

#7
キーワードのターゲティングが適切でない

問題点:

君がターゲティングしたキーワードで検索してくれる人がいない。また、検索者がどんなキーワードで検索しているかについて、リサーチを行っていない。

原因の突き止め方:

自分のサイトに最も多くのトラフィックをもたらしている検索キーワードを、毎月チェックしてみよう。最も多いキーワードでもトラフィックが20ないし30件以下にとどまっていたら、おそらくは、キーワードリサーチやターゲティングを怠ったために、多くのトラフィックを逃しているということだろう。

自サイトのキーワードリサーチについてまともに考えたことがあるのなら、キーワードごとの検索人数も把握せずに検索者が何を求めているか結論を出すなんてバカげていることもわかるはずだ。もし何もしてこなかったというのなら、自分の「内にある」業界知識だけで十分だなどと甘いことを考えちゃいけない。

問題の解決策:

グーグルアドワーズ広告のキーワードツールや、SEOBookのKeyword Research Tool(日本語不可)、Wordtracker(日本語不可)などのキーワード調査ツールを使って、自分のコンテンツがヒットするような関連性の高いキーワードを見つける。

それから、そのキーワードを含むページをサイト上に作成するか、関連するページに埋め込んで、検索エンジンがそのキーワードを拾ってくれるのを待つ。

◇◇◇

まあ、検索トラフィックが獲得できない理由なんて、ここに挙げたほかにも、まだ20ぐらいあるのは確かなんだけど、SEOの取り組みがまったくうまくいかない人には、少なくともこれで改善の糸口が見えたんじゃないかと思う。

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