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グーグルが考える「高品質なサイト」とは――②ページデザイン、広告とE-A-T、低品質ページ

「ページデザイン」「広告とE-A-Tに関するさらなる要件」「低品質のページと見なされる理由」について見ていこう
Moz(旧SEOmoz) 2016/3/7(月) 7:00 tweet62このエントリーをはてなブックマークに追加 印刷用

グーグルの検索品質評価ガイドラインをもとに、「グーグルがどういったページを高品質(あるいは低品質)と見ているかや、検索結果の上位に表示させたいページとはどういう種類のものか」を考えるこの記事は、①~③の3回に分けてお届けしている。
②となる今回は、「ページデザイン」「広告とE-A-Tに関するさらなる要件」「低品質のページと見なされる理由」について見ていこう。→まず①「YMYLとE-A-T」を読んでおく

ページデザイン

現在では、これは別に難しいことではないと思うかもしれない。だが、ユーザー体験が最悪のひどいページデザインはまだ散見される。ただしこれは、単にウェブサイトの使いやすさという問題にとどまる話ではない。

グーグルは評価者に、ページの焦点を見るように求めている。

  • 理想を言えば、主要記事などページのメインコンテンツは「中心」にあるべきで、もっとも目立つようになっていなければならない。

  • ユーザーが下にスクロールしなければ記事が見えないようではだめだ

  • スクロールせずに表示される場所が広告だらけで、コンテンツが下へ押しやられていてはいけない。

  • そして、コンテンツを装うような広告の載せかたをしてはいけない。

これらすべてが、評価に影響を及ぼす。

ただし注意してほしいのは、「見栄えが悪い」からといって「悪い」わけではないことだ。見栄えが悪くても、使いやすく、訪問者のニーズを満たしているウェブサイトはある。グーグルは、プラス評価を得られるページの例のなかに、こういったサイトも示している。

広告とE-A-Tに関するさらなる要件

グーグルが注目するのは、スクロールせずに表示される場所や、本来なら記事が始まるはずの場所に置かれている広告だけではない。ユーザー体験に影響を及ぼす他の側面にも目を向けている。

広告とページコンテンツが過度に一体化するよう作っていないだろうか。それは問題になりかねない。グーグルの言葉を借りると、そういった広告は、訪問者が必要とするなら置いてもいい。しかし同時に、広告に興味のない人に対しては、無視できるようにしておかなければならない。

グーグルはさらに、広告とコンテンツを明確に区別するように求めている。だからといって、「広告」という大きなラベルを貼るとか、そういった類のことをしろというわけではない。ただし、広告とメインコンテンツははっきりと識別できる違いがなければならない。ほとんどのウェブサイトはそうしているが、広告とコンテンツの境界を曖昧にすることで、実は広告だと気づかないユーザーがうっかりクリックすることを狙っているサイトも多い。

ウェブサイトの全情報

サイトそのものに関する基本情報が記載されていないウェブサイトは依然として膨大にある。

  • 「About」(このサイトについて)ページはあるだろうか。
  • サイトを訪れた人が連絡できるように、「Contact Us」(お問い合わせ先)ページを用意しているか。
  • サービスや製品を販売している場合には、「お客様サービス」ページを作成しているだろうか。

サイトがYMYLカテゴリに該当する場合、グーグルはこうした情報を必須と見なす。ただし、YMYLページでなければ、簡単なメールアドレスだけでも構わないし、あるいは問い合わせフォームのようなものを利用してもよいとしている。

あなた自身やサイトについて、訪問者が望んだ場合には、より詳しい情報が得られる方法を必ず用意しておこう。ただしYMYLサイトの場合は、これだけにとどまらない詳しい情報が提供されていなければならない。

評判

最高評価を獲得しうるウェブサイトの場合、グーグルは評判にも注目している。同社は評価者に対し、サイトや著者の評判を考慮するとともに、評判の調査もするよう求めている。

比較的堅いトピックについては、評判の調査を開始する場所としてウィキペディアや「他の情報源」を見るよう指示している。そのため、たとえば医学的なアドバイスや金銭上の助言をする場合は、ネット上の見つかりやすい場所に自分の評判が記載されているようにしておこう。自身について書かれたウィキペディアページがないなら、専門家向けの会員サイトや類似のサイトで、あなたの経歴や専門家としての評判を示すことを検討しよう。

グーグルは、こういった専門家としての評判が得られないトピックがあることも考慮している。このような場合、評価者は「人気、ユーザーエンゲージメント、ユーザーレビュー」などを見ることで、コミュニティや市場における評判を把握できるとグーグルは述べている。たいていは、コメントやネット上での言及が多く人気の高いサイトが、そのまま評判の良いサイトとなることが多い。

低品質のページと見なされる理由

この対極に、グーグルが低品質と見なすページがある。想像はつくだろうが、ページが低品質と見なされる理由の多くは、SEO業界の多数の人々にとって明らかなはずだ。

ただし、周知のごとく、ウェブマスターはサイトの品質を評価する場合や手っ取り早い方法を利用しようとする場合、必ずしもユーザーの視点から考えているわけではない。

グーグルが低品質と見なす5つのポイント

グーグルは、具体的に何を低品質と見なしているかについて、評価者が注目すべき5つのポイントという形で同社の見解を示している。通常は、このいずれかが該当すると最低評価になる。

  1. メインコンテンツの品質が低い。

    これは当然だろう。アーティクル・スピニング(既存のコンテンツを書き換えたり流用したりして類似のコンテンツを作成すること)によるコンテンツであろうと、単に内容が貧弱なコンテンツであろうと、低品質のコンテンツは評価が低くなる。役に立たないコンテンツはどこまでも役に立たないのだ。

  2. ページの目的に対して、メインコンテンツの量が十分でない。

    コンテンツが短いからといって、優れた品質のコンテンツだと見なせないわけではない。だが、数行しかない記事にもういくつか段落を追加して、その記事のタイトルが示唆したり明言したりしていることを十分に説明する必要があるなら、そのコンテンツを見直して、場合によっては話を膨らませる必要があるかもしれない。内容の薄いコンテンツはSEOと相性が悪い。

  3. ページやウェブサイトの著者に、そのページのトピックに関する十分な専門知識がなかったり、トピックに対してウェブサイトの信頼性や権威性が不十分だったりする。言い換えると、ページやウェブサイトにE-A-Tが欠けている。

    ここでも、グーグルはその分野で権威のある人物かどうかを知りたがっている。E-A-Tの特性が見られないサイトは、低品質と見なされるだろう。

  4. ウェブサイトの評判が悪い。

    ここで再び関係してくるのが評判の調査だ。自分のウェブサイト(または個人名義で作成している場合はあなたの名前)が、ネット上で良い評判を得ているようにしておこう。

    とはいえ、否定的なレビューがいくつかあっても過度に心配してはいけない。そうしたレビューはほとんどの企業であるからだ。ただし、品質評価者がサイトをどのように見て評価するかという点を考えれば、否定的なレビューばかりだと問題になるだろう。

  5. ページの目的に対して、補助コンテンツが邪魔になっていたり、役に立っていなかったりする。

    繰り返しになるが、訪問者を広告攻めにしてはいけない。特に自動再生される動画広告やきわめて派手なアニメーション広告などの場合には注意しよう。グーグルは、評価者にとって不要な場合はページ上の広告が無視できるようになっていることを望んでいる。

    もう一度言うが、広告をコンテンツのように見せかけてはいけない。

不正なリダイレクト

サイト上にアフィリエイトプログラムへのリンクがある場合、グーグルが品質評価ガイドラインの中でこれらを「不正なリダイレクト」と見なしていることに注意しよう。ページ上にアフィリエイトリンクが1つあるからといって必ずしも問題というわけではないが、訪問者から見てあまりに多くのアフィリエイトリンクを置くと、ページの品質評価に影響を及ぼしかねない。

評価者は、他の種類のリダイレクトも見ている。これには、ドアウェイ(誘導)ページとしてよく使われているものも含まれる。ドアウェイページは、リダイレクトによって複数のURLを経由し、最終的なランディングページが表示されるものだが、このページが、最初にクリックしたリンクとは何の関係もない場合が多い。

スパム行為が疑われるメインコンテンツ

ページのメインコンテンツの品質に関して、グーグルが評価者に注目するよう求めているものは、多岐にわたる。その1つが、グーグルが最低品質と見なすページであることを示すフラグであり、概してスパムに関係するものだ。

自動生成されたメインコンテンツや論旨のでたらめなものなど、その多くは意外なものではない。しかしグーグルは、評価者に対し、これ以外でも品質の低さを示唆するものについて、各自の目で検討するよう求めている。

たとえば、次のようなものだ。

キーワードスタッフィング

キーワードスタッフィング(キーワードの詰め込み)と言えば、通常、たくさんのキーワードの羅列で読む気を失せさせるようなコンテンツを考えるものだが、そうしたキーワードが多少うるさく感じられる程度でも、グーグルはキーワードスタッフィングと見なしている

そのため、コンテンツにキーワードをいくつか多めにきわめて巧く挿入できていると自分で思っている人は、必ず第三者の視点で検討してほしい。

コピーされたコンテンツ

これは意外ではないが、コンテンツを盗んだり「借り」たりしても、直接比較されない限り気づかれずに通ると考えている人は多い。

しかしグーグルは評価者に対して、コピーしてきたコンテンツであれ収集してきたコンテンツであれ、具体的にそのコンテンツが付加価値をもたらしているかどうかに注目するよう求めている。

さらに、盗まれたコンテンツをグーグル検索やWayback Machineを使って見つけ出す方法についても指導している。

放置されたサイト

今でも、フォーラムがスパムであふれたサイトを見かける。ブログへのコメントが管理されていなかったり(そのため、自動承認されてしまった医薬品宣伝スパムであふれていたり)、ハッキングされていたりするケースだ。

いくらコンテンツが素晴らしいように見えても、これでは信頼できないサイトだと宣言しているようなものだ。サイトの所有者がそうした状況を防ぐ配慮もしないのなら、どうして訪問者が価値を見出せるだろうか?

詐欺サイト

広範に個人情報を集めようとしているサイトか、既知の詐欺サイトか、あるいはフィッシングサイトかにかかわらず、これらはすべて最低品質のページであるしるしだ。

怪しいダウンロードリンクが記載されたページも同様だ。ダウンロードできるようにする場合は、正当なものであることの確証をできるかぎり提示するか、あるいはサードパーティーに認定されたサービスを利用して提供しよう。

モバイルフレンドリー

グーグルは、サイトをモバイルフレンドリーにするためのヒントを数多く提供しているが、まだ1つも取り入れていない人は、それがサイトの品質評価でマイナス要因になることを認識しておこう。実際、グーグルは評価者に対し、モバイルフレンドリーでないページ(モバイルデバイス上で使えなくなるページ)はすべて最低評価にするよう指示している

この最新版の品質ガイドラインでは、すべての評価がモバイルデバイス上で行われるようになった。グーグルは数年前から、モバイルこそ同社が目を向けている分野であることを繰り返し強調しているし、多くの国でデスクトップよりモバイルのトラフィックの方が多くなっている。そのため、サイトをまだモバイルフレンドリーにしていない人は、この取り組みを優先する必要があることを改めて自覚させられるはずだ。

サイトでアプリを提供している場合、評価者は検索結果でアプリのインストール数やアプリ内コンテンツなども見ている。

3回に分けてお届けしてきたこの記事も、次回の③で最終回となる。後編では「KnowクエリとKnow Simpleクエリ」「Needs Met」「古いコンテンツと更新されたコンテンツ」「マネタイズ(収益化)手法の多用」について説明する。→③を読む

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