誰も語らなかったWebコンテンツ作成技法
「検索上位で表示される」「読みたくなる」魅力的なタイトルの作り方とは?

検索上位に表示され、読まれるWebコンテンツに欠かせないのは、魅力的なタイトルです。今回はタイトルの役割と魅力的なタイトルの作り方を紹介します。
誰も語らなかったWebコンテンツ作成技法vol.14

コンテンツにはさまざまな要素がありますが、そのなかでも大切なのは「タイトル」の作り方です。

かなり多くの企業Webサイトで、せっかくおもしろいコンテンツを作成しているのに、タイトルが悪いために見てもらえない状態となっています。これは非常にもったいないことです。今回は、検索上位に表示され、読みたくなるような魅力的なタイトルの作り方とタイトルの役割を紹介します。

タイトルの役割とは?

タイトルには大きく分けて2つの役割があります。タイトルがどのような場面で使われ、どんな役割を果たすのか整理しておきましょう。

タイトルの役割① 検索結果上位に表示させる役割

タイトルはhタグ<h1>や<h2>で囲まれることが多く、その記事で検索集客ができるようにするという大切な役割を持っています。つまり、検索エンジンで何らかの言葉で検索されたときに、上位表示するための役割を担っています

また、タイトルはそのページの見出しだけに使われるのではなく、ページタイトル(<title>タグ)やパンくずリストにも使われます。さらに、別のページからのリンク文言としても使われることが多いです。

ページにおけるタイトルの使用場面

ページタイトル<title>はそのページを個別化するための文言で、<h1>とともに、そのページの内容を適切に表します。だからこそ検索エンジンは検索結果を表示する際、<title>タグで囲まれたテキストを他のテキストよりも重視するのです

さらにページタイトルは検索結果一覧で、ページ紹介の見出しとして使われます。おおむね30文字程度で表示されますが、この30文字で検索者の関心を引くことができれば、検索からの集客率が高まります。

一例として「虹の七色」という言葉で検索してみましょう。

「虹の七色」と検索した結果

赤枠で囲んだ「ニュートンが虹の色を「7色だ」と決めたって、ほんと?|キヤノン ...」という検索結果が現れました。このページの本当のタイトルは、

ニュートンが虹の色を「7色だ」と決めたって、ほんと?|キヤノンサイエンスラボ・キッズ

という42文字のタイトルですが、30文字程度のところで省略表記されているわけです。しかし省略されてもこのタイトルには検索者の関心を引く十分な要素が含まれています

「ニュートン」という固有名詞、「ほんと?」という疑問文で検索者の関心を引き出し、さらに会社名が見えることで信頼するに足る情報だろうと感じさせます。

たとえば、タイトルが次のようなものだったらどうでしょうか?

キヤノンサイエンスラボ・キッズ 虹の七色について

会社名が見えているので信頼できる情報だとは感じられます。一方「虹の七色について」記載されていることはわかりますが、検索者の興味を引く力はかなり弱まり、クリックしたくなるようなタイトルではありません

タイトルの役割② 訪問者の関心を集める役割

2つ目の役割としては、単に検索で上位表示されるだけでなく、検索結果で検索者の関心を集める力がタイトルには求められ、ページ内で表示される場合にも大切です

タイトルは他のページからリンクする文言としても使われます。リンクで関心を持たせることができなければサイトを見ている人がクリックせず、閲覧数は伸びません。

この役割は、訪問者が訪れてページを開いたときが最も大切です。ページには大小いくつかの見出しがありますが、ページが表示された瞬間、訪問者は一番大きな見出しを見て、数秒で「このページを読むかどうか」を決めるのです。

せっかくサイト内のリンクや検索で人を集めても、「このページを読みたい」という気持ちを持たせることができなければ、スクロールもせずに元いたページや検索結果へ戻ってしまうでしょう。

一般的に、訪問者はページを読むかどうかを次のように判断します。

  1. ページを開き、見出しを中心としたページ上部の要素を見る
  2. このページを読むと決める(読まない場合は戻る)
  3. 画面をスクロールしながらページを読み進める
  4. 次に何を読むか、関連リンクを見て決める

④まで行けば、より多くの人をサイト内で巡回させることができ、コンテンツの閲読率が高まり、さらに他のコンテンツや製品などのページに訪問者を誘導できます。これが見出しなどを見るわずかな時間で決まるのですから、「訪問者の関心を集める」役割は非常に重要なものです。

「検索向け」と「訪問者向け」の役割がごちゃごちゃになるとうまくいかない

SEOを重視する人は、検索訪問者を集めたいキーワードを見出しに含むことを優先します。たとえば、今回のコンテンツでは「ホームページ」「アクセス解析」「Googleアナリティクス」という3つの言葉で検索している人を集めたいと考えたとしましょう。どんなタイトルを作りますか?

ホームページ アクセス解析 Googleアナリティクス|○○○○株式会社

笑うかもしれませんが、このようにキーワードをそのまま並べたタイトルは少なくありません。BtoB企業のサイトでは「歯車 加工 研削|○○株式会社」といったキーワード列記型のタイトルは非常に多いのです。

もうおわかりのように、多くの人は「ありきたり」な言葉で検索します。しかし、ありきたりの言葉だけで作ったタイトルには魅力がありません。そのコンテンツならではの内容が織り込まれないのです。それでは、次のタイトルではどうでしょうか?

ホームページを成功させるアクセス解析・Googleアナリティクスの使い方

キーワードを羅列するよりも良くなりましたが、まだコンテンツならではの魅力的な内容が織り込まれたタイトルとは言えません。では、次のタイトルではどうでしょうか?

Googleアナリティクス「セグメント機能」でホームページが変わる! アクセス解析講座

コンテンツならではの内容が織り込まれて魅力的なタイトルに近づいたのではないでしょうか。多くの検索結果が並んだなかから、選んでもらうためには、キーワードを羅列するだけでなく、このようにコンテンツならではの内容を織り込み、選ばれる工夫をしなければなりません

選ばれる工夫をするとどうしても文字数が増えてしまい、検索結果で表示される30文字からはみ出てしまうことがあります。その場合は、他のページでも共通して使われるような言葉を30文字以降にするのが効率的です。

SEOを重視した見出し作りについて書いていますが、こうした言葉づかいはあくまでページタイトル<title>として使用して、検索結果の見出しとして表示させるためのものです。実際のページの大見出しとして使うには適しているとは言えません

では、ページの大見出しとして使う言葉とはどんなものでしょう?

  • すべて見せます 真冬のリアル
  • 日本を楽しもう
  • にゃんこLOVE
  • 美人が食べているもの

これらはすべて人気ファッション誌の表紙を飾った大見出しです。画像とともに表示されると非常に魅力的で内容への期待感をかきたてます。しかし、言葉だけ抜き出してみると何のことやらわかりません。検索されそうな言葉は一切含まれていません。

SEOを重視するとページの魅力が伝えられず、ページの魅力を重視するとキーワードが含まれなくなるという傾向があり、この役割をごちゃごちゃにしたままタイトルを作るとうまくいかないのです。今のタイトルには検索性という役割が盛り込まれすぎていて、魅力的なものにならない傾向が強いと言えます

コンテンツページとタイトルの関係を整理する

コンテンツページの構成

ここで改めてタイトルの位置づけを、複数ページのコンテンツという想定で考えていきましょう。上図では、コンテンツトップがあってそこに連載コンテンツ3ページがぶら下がっている状況です。コンテンツトップを含めて4ページあればタイトルは4つあり、これらページは相互リンクしています。

コンテンツ外のページからリンクがはられる場合は、コンテンツトップのタイトル(企画全体のタイトル)が利用され、その企画の各連載ページへリンクがはられます。

各連載ページには、タイトルがそれぞれ書かれていて、企画全体タイトルがパンくずリストとして使われ、各連載ページは互いに行き来しやすいように、相互リンクがページ下部にあることが多いでしょう。

赤い矢印が先に進むリンクで、オレンジ色の矢印が階層をさかのぼるリンクとなっています。企画全体タイトルは全ページに入っているので、ここに含まれるキーワードはコンテンツ全ページに書かれていることになり、それらのキーワードについて強みを持ったコンテンツということになります。

こうしたリンク関係を読み取って、検索エンジンは「企画全体タイトル」に含まれるキーワードで検索された場合、コンテンツトップを紹介するのが適切であると考えます

少し抽象的なので、実際の例で見てみましょう。

企画全体タイトル:バレンタインデー 最強告白テクニック
タイトル1:彼の心をつかむプレゼントとは?
タイトル2:デートファッションのチェックポイント
タイトル3:絶対成功するレストランデート

といった記事があるとします。メインキーワードは「バレンタインデー」、サブキーワードが「プレゼント」「デート」「ファッション」「レストラン」といった言葉です。この4つのキーワードが入ったタイトルが、コンテンツトップ、コンテンツページ1~3に配置されます。

コンテンツトップ

メインタイトル:バレンタインデー 最強告白テクニック
サブタイトル:ギフト・ファッション・グルメ これで絶対うまくいく!
ページタイトル:バレンタインデー ギフト・ファッション・グルメテクニック|○○○○株式会社
パンくずリスト文言:バレンタインデー ギフト・ファッション・グルメテクニック

メインタイトルは具体性がやや少なくなりますから、サブタイトルでは、訪問者により役に立ち読みたくなるような言葉を入れましょう。ページタイトルやパンくずリストでは重要なキーワードを過不足なく加え、検索結果の見出しになったときに検索者に選ばれやすいように文章化します。

あとは各コンテンツページでも同様にタイトルを配置していきます。

コンテンツページ1

ショルダータイトルバレンタインデー ギフト・ファッション・グルメテクニック
メインタイトル:彼の心をつかむプレゼントとは?
サブタイトル:無敵のギフト・プレゼント100アイテム
ページタイトル:プレゼント・ギフト バレンタインデー最強テクニック|○○○○株式会社
パンくずリスト文言:彼の心をつかむプレゼント、ギフト

※「ショルダータイトル」というのは耳なじみがないかもしれませんが、見出しの肩に添えるテキストといった意味合いで、図のように使います。

タイトルが持つ役割のうち「検索に効果的」なものがこのショルダータイトルです。ここに一番キーワードが凝縮されているので、このショルダータイトルだけは絶対にテキストにしておきましょう。

ショルダータイトルをつけてそこにキーワードを詰め込むことで、メインタイトルやサブタイトルに「キーワードを入れなくては」という事情から自由になり、「訪問者に関心を持たせる」役割に徹することができます。メインタイトルなどは画像にして楽しさを演出していきましょう。

コンテンツページ2

ショルダータイトル:バレンタインデー ギフト・ファッション・グルメテクニック
メインタイトル:デートファッションのチェックポイント
サブタイトル:「意外性」アイテムがぐぐっと彼を引き寄せる!
ページタイトル:ファッションチェック バレンタインデー最強テクニック|○○○○株式会社
パンくずリスト文言:デートファッションのチェックポイント

コンテンツページ3

ショルダータイトル:バレンタインデー ギフト・ファッション・グルメテクニック
メインタイトル:絶対成功するレストランデート
サブタイトル:メニュー&ワイン選び、座席予約の「知らなかったこと」
ページタイトル:グルメ、レストラン バレンタインデー最強テクニック|○○○○株式会社
パンくずリスト文言:グルメ 絶対成功するレストランデート

微妙に文言を変えてキーワードをカバーし、ページタイトルやパンくずリストに展開して、それぞれの役割に最適な言葉の配列をしていきましょう。CMSの仕様やホームページの動作環境によっては、ここまで自由度が高く個別のタイトルを付けられないかもしれません。ご自身がお使いの環境に応じて、できる範囲内でそれぞれの役割に応じたタイトルを付けるようにしてみてください。

タイトルの役割

検索性の高いタイトルと訪問者の関心を引くタイトルをはっきりと分けて考えることで、閲読率の高い魅力的なタイトルを書くことができるようになるでしょう

魅力的なタイトルの考え方は、記事のタイトルだけではなく、Twitterの発言内容やメールマガジンのサブジェクトにも応用できます。いずれも文字数制限のあるなかで、いかに読者に関心を持たせるかが勝負です。「○○を更新しました」「メールマガジン Vol.1」といった文言では興味の持ちようがありません。中身が気になるように誘うことが大切です

電車の中吊りでは雑誌の見出しの書き方に注目してください。短い字数でいかに関心を引くように文章を作るか、とても良く工夫されており、コンテンツのタイトルを考える上でも参考になるものとなっています。

次回はリンクテキストの書き方について考えていくことにしましょう。

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