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グーグルの検索順位を決定する4要素――重要度が増えたのは? 減ったのは?

グーグルの順位決定システムの要素で過去数年において重要度が上がったものと下がったもの。
Moz(旧SEOmoz) 2009/4/24(金) 9:00 tweet6このエントリーをはてなブックマークに追加 印刷用

ある記事を書いてるときに、議論の材料とするにふさわしいグラフができたので紹介しよう。

これから述べるのは、グーグルの順位決定システムの重要な要素が、僕がSEO業界で過ごした10年足らずの間にどのように変化したかに関する個人的な見解だ。

Google Rankings Over Time

各評価基準を簡単に分析してみると、こんな感じだ。

  • ホストドメインの信用度/オーソリティこの要素については、「Florida」アップデート(2003年11月)まで、ほとんどのSEO業者が真剣に考えていなかったと思う。でもFloridaアップデートの後、あっという間に大勢が知るところとなった。その後じわじわと影響力を強めてから、この2年で再び重要度が急上昇し、グーグルで高い検索順位を得る上で支配的な要因となった。

    ただし、「キーワードに完全一致するドメイン名+さまざまなルートドメイン名からの大量のアンカーテキスト」といった手法ではもう、Wikipedia、Amazon、BBCに時たま顔を出すページを凌ぐことはできない、と言っているわけじゃない。要は、こういったオーソリティサイトが一段と重んじられるようになったということだ。

    僕らはつい数日前から、Technoratiのようなオーソリティサイトのタグページについて、ターゲットとしているほぼすべてのSERP上で検索順位が変動しているのを見かけるようになった。「ブランド」志向を強めたといわれるグーグルの「Vince」アップデートでも同じ方向性を示しているし、ユーザーデータや利用の仕方に関する指標を収集するようになったのも、同じ方向性の表れだ。こうした指標は将来、ランキングの要素に加わるかもしれないし、あるいは、その一部として評価される可能性もある。

  • 外部リンクのアンカーテキスト検索上位を獲得する上で、これは今でも非常に強力な戦術だけれど、ひと頃の圧倒的なパワーはやや失われた。それから、2004年以前には、その後の数年間にわたって保持していたほどの影響力を持っていなかったという感じもしている。現在のアンカーテキストの重要度は、PageRankがアルゴリズムの中で支配的な地位を失い始めた頃とほぼ同じになった、というのが僕の考えだ。アンカーテキストを使った手法は、SEO業者が乱用したせいで、指標としては役に立たないアンカーテキストが大半を占めるようになってしまったため、今では、検索順位に好ましい影響を与える他のシグナルと組み合わさった場合に限り価値を発揮する(もっと正確に言うと、それがグーグルの現時点における考え方であり、同社のアルゴリズムは今もその方向に向かって変化しつつある)。

  • ページ内におけるキーワードの用い方僕がSEOを始めた頃には、グーグルでさえキーワード詰め込みの影響を受けやすかったという事実には、ほとんど疑問の余地がない。そのせいで、キーワード密度が検索上位獲得の要因になる(少なくとも阻害要因にはならない)という神話がはびこったんだろうと思う。現在も、検索順位に対する影響力をまったく失ってしまったわけではなく、中程度の重要性を保っている。

    ただしページ内のキーワードは「多ければ多いほど良い」という法則が通用しないという点で、このグラフに記した他の要素と対照的だ(他の要素は、多ければ多いほど順位の向上につながる)。

  • 生のPageRank/リンクジュース僕がSEOとして駆け出しだったころ、PageRankがすべて(あるいは、ほぼすべて)だった。PageRankの高いサイトからリンクを少しばかり獲得できれば、検索順位を操作するのは容易だった。こうしたPageRankの利用により、グーグルがPageRankをツールバーに表示したこともあって、今でも見られるようなリンク売買の市場が生まれた。

    しかし2003年の時点ですでにPageRankは検索順位決定要因としての力を失いつつあり、その後も徐々に影響力を失いながら今に至っている。僕の考えだけど、PageRankは今でもある程度の影響力を持っているが、グーグルにとっては、そのページをインデックスに取り入れるどうかの判断要素として、さらには重複ページやスクレーパー(コンテンツ盗用者)と比較する要素として使う方がはるかに効果的だ

    ところで、僕が「PageRank」ということばで表しているのは、リンクを人気投票として捉える本来の平等主義的なコンセプトであり、すべてのページ、すべてのリンクが同じようにリンクジュースを受け渡し、グーグルのインデックスに取り込まれたURLの生の人気度を計算するのに役立っているという考え方だ。

今回も、みんなの考えをぜひ聞かせてほしい。具体的にどの点で僕が正しいとか、間違っているといった意見はあるかな? それとも、全体的に的外れだろうか? さらには、それぞれの折れ線グラフが将来どんな方向に向かうのかという意見でもかまわない。

追伸:これらの要素についてもっと詳しく知りたいという人には、「検索順位の90%を決定付ける4つの要素(個人的見解だけどね)」を読んでほしいな。2007年の記事だけど、今でも驚くほど的を射ているよ。

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