知って得するドメイン名のちょっといい話
ブラウザー競争と日本語ドメイン名/知って得するドメイン名のちょっといい話 #1

JPドメインを管理・運用するJPRSから、主にドメイン名やDNSに関連する話題を皆さんにお届けする
JPRS通信 知って得するドメイン名のちょっといい話

JPドメインを管理・運用するJPRSから、主にドメイン名やDNSに関連する話題を皆さんにお届けする「知って得するドメイン名のちょっといい話」をお届けする。技術・制度の最新動向や運用のTipsなどをお伝えしていく予定だ。

Internet Explorerと日本語ドメイン名

ご存じのとおり、ウェブブラウザーの競争は相変わらず熾烈です。NetscapeがMosaicを淘汰したのは遙か昔、今はウィンドウズの普及とともに世を席巻したInternet Explorer(IE)に対して、Firefoxがその牙城を崩さんがごとくにシェアを拡大しつつあります。皆さんの中にもFirefoxをお使いの方は多いのではないでしょうか。

ユーザーがIE以外のブラウザーを選ぶようになった理由は、セキュリティー問題の多発やタブブラウザーなどの新しい機能の要求など、さまざまでしょう。これに対してマイクロソフトは、IEの新しいバージョンであるIE 7をリリースすることを決めました。もともとIE 7は、次期ウィンドウズであるWindows Vistaに搭載されてリリースされる予定でしたが、この予定が繰り上げられて、IE 7は単体でリリースされることになりました。

IE 7がウェブブラウザーのシェア争いにどのような影響を及ぼすのか、個人的にも興味のあるところですが、ドメイン名の観点からもIE 7のリリースは非常に大きな意味があります。それは「国際化ドメイン名(IDN)」を使えるようになることです。

国際化ドメイン名は、日本人の私たちにとっては「日本語ドメイン名」という言葉として馴染みがあるでしょう。たとえば「http://宇井隆晴.jp/」のように、ドメイン名に英数字以外の文字を使えるようにした規格です。JPドメイン名では、漢字・ひらがな・カタカナを利用可能です。

日本語ドメイン名のアドレスにアクセスするためには、ウェブブラウザーが国際化ドメイン名の機能を実装している必要があります。技術的な規格は2003年に策定されたため、FirefoxやOpera、Mac OSのSafariなどを使っていれば、日本語ドメイン名のウェブサイトにアクセスできます。最大シェアを持つIEは国際化ドメイン名で他のブラウザーに後れを取っていましたが、IE 7では国際化ドメイン名を利用できるようになることが明らかになりました。これでほとんどのブラウザーで日本語ドメイン名が使えるようになるわけです。

また携帯電話でも、日本語ドメイン名に対応したOperaを搭載した機種も発売されていますし、多くの機種に搭載されているNetFrontも、日本語ドメイン名を利用できるバージョンが登場しました。

IE 7が対応することで、日本語ドメイン名は今後急速に広がっていくと考えられます。独自ドメイン名でウェブサイトを運用される方は、日本語ドメイン名でのウェブサイト運用方法をぜひ知っておいてください。

日本語ドメイン名の運用方法

日本語ドメイン名の運用はとても簡単です。ユーザーにより入力された日本語ドメイン名は、ウェブブラウザーなどのアプリケーションが「Punycode」という変換規則で英数字に変換されます。

Punycodeによる変換例

http://宇井隆晴.jp/

http://xn--elq782a1pino2c.jp/

DNSサーバーやウェブサーバーの設定は、このPunycodeで変換されたドメイン名を用います。英数字に変換されているため、特別なサーバーソフトなどは不要です。今利用しているシステムがそのまま使えるのです。

JPRSではPunycode変換を簡単に行うためのCGIを用意しています。一度お試しください。

わざわざ半角に戻さなくてもOK

日本語ドメイン名の話をするときに、よく「アドレスを全角で入力できても、“.jp”を入力するときに半角に切り替えないといけないから面倒だ」と言われます。実は、“.jp”は“。jp”と全角で入力してもいいのです。

“。”は“.”(ピリオド)に、全角英数字は半角英数字に変換するというルールになっているため、いちいち半角に切り替えて入力する必要はありません。

これを知っているだけで、日本語ドメイン名の入力はとても簡単になります。

図02
「http://」を付けずに、しかも「.jp」の部分も日本語のまま入力しても、問題なく目的のサイトにアクセスできる。

JPRSからのお知らせ

DNSはドメイン名を運用するために必要不可欠な仕組みです。DNSの設定が正しくないと、ウェブサイトの運営やメールの送受信に支障をきたすだけでなく、第三者に迷惑をかけたり、ドメイン名の運用を乗っ取られてしまったりする危険性もあります。

JPRSでは、DNSの不適切な管理による危険性を解消するための取り組みを進めています。技術的な情報提供なども行っていますので、ドメイン名を運用される方はぜひ一度ご覧いただき、ご自分のドメイン名のDNS設定をご確認ください。

※この記事は、レンタルサーバー完全ガイドの発行する雑誌『レンタルサーバー完全ガイドVol.2』(2005年8月30日発売)に掲載されたものを再編集して掲載しているものです。

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