CMS導入活用ガイド

連載ステップ式! CMS活用 はじめの一歩
CMS導入の提案を社内で通すための7つの説得手法

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社内提案は自力で通そう!
CMS提案を通す7つのテクニックをすべて紹介

CMSの導入は、サイトや組織の規模が小さければ、制作や開発のプロジェクトに滑り込ませることができるかもしれない。だがそれができない場合は、導入に関する合意や承認を得る必要がある。現場は危機意識を感じて導入を熱望しているのに、マネージメントやIT部門をうまく説得できず、もどかしい思いをしている場合も多いのではないだろうか? 今回は、CMSの必要性を説得するための7つのワザを紹介する。

1. 「導入効果」の説明ポイントを、相手によって使い分ける

相手の立場によって、CMSのメリットもデメリットも異なる。導入効果の伝え方は、相手に合わせて変えよう。

図:CMS導入の効果

現場スタッフ

現場が変化への適応を拒むと、導入後に期待した効果を得られなくなってしまう。コスト削減や管理強化ではなく、現場スタッフにとってのメリットを明確に伝えることが重要だ。

提案の決めゼリフ!
  • 依頼者が直接更新できるため、クリエイターはよりクリエイティブな作業に集中できる。
  • テンプレートやワークフローの定型化によってミスが減るため、事後処理や残業が減る。
  • CMSのアドオンを活用すれば、開発者に依頼することなく動的な仕組みを実現できる。

制作マネージャ

制作部門のマネージャは、「制作に関する多様なリクエストに確実かつ柔軟に応える」というミッションを負っている。CMS導入の最大メリットは金銭的・人的コストの低減にある。

提案の決めゼリフ!
  • 制作の手順が標準化されるため、運用の効率や品質を向上できる。
  • ワークフローが見える化されるため、タスク管理の精度が上がる。
  • 運用に必要な技術スキルが減るため、人材調達が楽になる。

IT部門

IT部門にとっては、導入システムの面倒を見なければならない、という懸念が生じるため、その点に関する説明が重要だ。

提案の決めゼリフ!
  • 制作側でできることが増えるため、開発側の負荷が減る。
  • 静的コンテンツと動的システムの連動が可能になる。
  • 管理対象のシステムが増えるが、CMS製品のサポートはベンダーと契約するので心配ない。

経営者

経営者は、細かい話には興味がない。ROIを重視し、全社的な経営視点で必然性を訴えよう。

提案の決めゼリフ!
  • コスト削減や生産性向上が期待できる。
  • ソフトウェアのソースコードと同じように、コンテンツも資産管理が必要。
    競合や業界はコンテンツ管理を実現しつつある(危機意識を強調する)。

2. 効果を数値化する

以下の2~7は、相手の立場に関係なく、説得のために使える基本テクニックだ。

まず効果の説明は、具体的なほど説得力がある。可能な限り、数値で示すようにしよう。ただし、現実とかけ離れた机上の空論をでっち上げてしまうと、導入後に困ることになるので慎重に。

  • 「作業の平均所要時間×頻度×時給(管理コスト含む)=作業コスト」を、導入前後で比較する。
  • 減るコストと増えるコストの両方を考慮する。
    例: システムの維持や変更コストが増えるが、外部委託費が減る。
  • 空いた時間を他のクリエイティブな作業で埋めるための対策も考えておく。
  • 数値化できない効果もある点を強調する。
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3. 緊急性に訴える
4. コンテンツの重要度を訴える
5. 「いくら掛けるべきか」を決める
6. ネゴで賛同者を増やす
7. 社内の壁は社内から壊す
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清水 誠(しみず まこと)

IA/CMS実践者。1995~2004年まで凸版印刷・Scient・RazorfishにてWebプロデュース・IA・UI設計・調査のコンサルティングに従事した後、事業者側へ転身。ビジネス・テクノロジー・デザインの融合によるイノベーションを実現すべく、日系ベンチャーの情報システム部門や外資消費財企業のマーケティングコミュニケーション部門において、IT(ECM、CMS、DAM、ナレッジ管理、カラーマネジメントなど)を活用した改善をリードした。2008年からは楽天において、Web最適化(SEO・アクセス解析・多変量解析)の標準化と全社展開を推進中。1995年国際基督教大学卒。
サイト:実践CMS★IA

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