編集長ブログ―安田英久

とらやUX――とらやECの「ご進物」設定が気が利きすぎていて感心した

「ご進物様式の設定」で46種類の熨斗や包装から選べるようになっているのです

今日は、オンラインで実現するUXの話を。ご存じ「とらや」さんのオンラインショップで、「さすが、とらや!」と感心するUXがあったので、ご紹介します。

最近、とらやのオンラインショップで買い物をすることがありました(理由は察してください)。会員登録しなくても買い物できたり、イマドキのデザインだったり、購買の進捗状況表示がわかりやすかったりと、よくできていたのですが、購入手続きの最後のほうで驚きました。

というのも、「ご進物様式の設定」というボタンがあり、どんな熨斗や包装で発送するかを、かなり詳細に設定できるのです。

図1 「ご進物様式の設定」ボタン

とらやといえば、その大半は贈り物(だと私は思っています)。ということは、単に包装して送るだけでなく、贈る状況があるんですよね。

設定画面には「進物用途」のドロップダウンがあり、そこでは「おみやげ用」「粗品」「お礼」「内祝い」「御供」「御見舞」「快気祝」「父の日用」「母の日用」「敬老の日御祝」「七五三」、さらには「クリスマス用」「バレンタインデー用」などなど、46種類もの用途から選べるのです。

しかも、それぞれの熨斗や包装が画像で示されていて、わかりやすい!(単純にリストボックスを使うのではなく、独自の形式で出しています)

図2 46種類もの進物用途から選べる

もちろん、進物用途ごとに(ほとんど同じですが)、名入れや連名を記入できます。

図3 名入れや連名も指定可

しかも、季節の贈り物に関しては、「お中元」「暑中見舞い」「残暑見舞い」などなど、だいたいどれぐらいの時期に贈るものなのかを示してくれているのも、私のような社会常識に欠ける人間にはありがたいです。

図4 季節の贈り物の時期目安もわかりやすく表示

もちろん、ギフトEC専業のところでは、こうした設定ができるところはあると思います。でも、通常のECでここまで詳細かつ丁寧な進物設定ができるのは、初めて見ました。

でも、考えてみれば当たり前といえば当たり前なんですよね。先ほども書きましたが、多くの人にとって「とらや」といえば特別なもの、その多くはだれかに贈るためということが多いでしょう。

「本来ならば直接伺ってお渡しするところをネットで」という気持ちもあり、熨斗や包装だけでも何とか気持ちが伝わるようにしたいと思うのは人情ですよね。

とはいえ、既存のECシステムではここまで対応できなかったでしょう。

いつごろからこの進物設定があるのかは存じませんが、おそらくお客さんからのリクエストがあったでしょうし、ユーザー調査をすると「こんな熨斗を付けて贈りたい」というニーズがほとんどの人にあったのではないでしょうか。

そのニーズに応えるために、ECのシステムをカスタマイズしているんですね(独自のシステムだとは思いますが)。

2015年には「とらや赤坂本店リニューアルにあたってのメッセージが感動的すぎた」とネットで話題になりました。

重ね重ね、「さすが、とらやさんのUX!」とうならされます。うーん、さすが。

この記事が役に立ったらシェア!
tweet40はてなブックマークに追加
みんなが読んでるWeb担メルマガで、あなたも最新情報をチェック
  • SEOやアクセス解析のなどノウハウをゲット
  • 事例やインタビューも見逃さない
  • 要チェックのセミナー情報も届く
  • 編集長コラムを一足先に読める
日本赤十字社 東日本大震災 義援金募集
みんなが読んでるWeb担メルマガで、あなたも最新情報をチェック
  • SEOやアクセス解析のなどノウハウをゲット
  • 事例やインタビューも見逃さない
  • 要チェックのセミナー情報も届く
  • 編集長コラムを一足先に読める

Web業界の転職情報

もっと見る
Sponsored by

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

広告代理店
広告を出したい者(広告主)と広告を掲載する者(媒体)の間にたつ存在。 媒体 ... →用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

Web担のメルマガを購読しませんか?
Web担の記事がコンパクトに毎週届くメールマガジン「Web担ウィークリー」は、10万人が読んでいる人気メルマガ。忙しいあなたの情報収集力をアップさせる強い味方で、お得な情報もいち早く入手できます。

Web担に広告を掲載しませんか?
購読者数10万人のメールマガジン広告をはじめとする広告サービスで、御社の認知向上やセミナー集客を強力にお手伝いいたします。

サイトマップ
RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]