Z世代で「動画の編集スキル」は“重要なコミュニケーション能力”の1つに【SHIBUYA109 lab.調べ】

ダンス・メイク・遊び・学校・ヲタ活などさまざまな局面で「動画によるコミュニケーション」が活躍。

SHIBUYA109エンタテイメントの若者マーケティング機関『SHIBUYA109 lab.』は、「Z世代の動画コミュニケーションに関する意識調査」の結果を発表した。15~24歳のZ世代を対象に、外部調査パネルによるWEB調査とSHIBUYA109 lab.独自ネットワーク(SHIBUYA109 lab.MATE)によるインタビューを行っている。

投稿例(SHIBUYA109 lab.の発表資料より)

「クオリティ」よりも「テンションとのフィット感」を重視、動画のテンポやエフェクトなど

まず「動画編集の経験」を聞くと、女子高校生では動画編集経験者は53.9%、女子高校生以外では約4割が「動画を編集したことがある」と回答した。

「動画編集を始めたきっかけ」を聞くと、「友達や家族などのお祝い・プレゼントとして」22.6%が多いが、「ヲタ活の一環として」20.5%、「暇つぶしや趣味として」20.0%もそれに並ぶ。「実際に動画編集をしたことがあるもの(編集目的としてあてはまるもの)」では、「暇つぶしや趣味として」50.5%、「友達や家族などのお祝い・プレゼントとして」43.6%、「学校での授業・行事の一環として」41.5%、「自分のSNSに投稿するコンテンツとして」40.8%が上位となる。

「動画を編集・投稿する理由」では、「思い出を記録したいから」「動画編集が好きだから」37.7%が同率で最多。「身近な人に喜んでほしいから」29.0%がそれに続く。

「動画編集や視聴に関してあなたにあてはまるもの」を聞くと、「動画編集力は将来役立つスキルだと思う」という人が8割に達しているが、職業志向は低い。Z世代にとって動画編集は、「日常生活でも生かせるスキル」になっているようだ。

実際に動画を作る上で「動画の撮影から編集までスマホ1つで完結している」という人は71.2%。特に女性は81.5%と非常に高い。

「動画をよく投稿している場所」として、「Instagramのメインアカウント」22.6%、「Instagramのサブアカウント」17.7%、「動画配信サービス(ショートではない)」11.6%が上位だった。

なお「あなたが動画を編集する際に意識していること」を聞くと、グループインタビューでは「音と動画の動きがズレるとすごく嫌」「最初に思わず目にとまるような写真を載せる」「長尺で動画を撮っていても、同じ画角の動画が続くと見飽きられるので、良い瞬間だけを切り出して載せる」「写真は1秒以内に切り替えるように設定する」「TikTokは音ハメが大事」など、テンポやこだわりを語る姿が見られた。

調査概要

  • 【調査対象】15~24歳の高校生・大学生・短大・専門学校生で、動画編集経験がある人(居住地:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)
  • 【調査方法】外部調査会社のアンケートパネルを使用(SHIBUYA109 lab.調べ GMOリサーチ プラットフォーム利用の調査)SC調査はn=1102(男性:630 /女性:472 )
  • 【調査時期】2023年7月
  • 【有効回答数】424人(男性:213/女性:211)、グループインタビュー:女子学生4人
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