SEOを行うにあたって必要な知識・能力 | CyberAgent SEO Information

CyberAgent SEO Information - 2012年7月2日(月) 14:15
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こういう話題は何回か書いてしまっているかもしれませんが、
最近特に考えることが多いので改めて。

SEO業者等でSEOコンサルタントになったり、
ウェブを運営している企業でインハウスのSEO担当になったりする際に
必須となる知識は何でしょうか?

SEOを行ううえでは、知識は広くあったほうが有利だと思います。
マーケティング全般の知識だったり、デザインの知識、システムやインフラの知識など、
それも深ければ深いほうが良いでしょう。
弊社でもトップレベルのコンサルタントは知識が非常に広いです。
ただ、“必須”という意味では次の3点かなと思います。

1,目標を様々な要素にブレイクダウンしてKPI設定できること
2,ウェブがどうやって作られているか知っていること
3,調整力・交渉力があること

1,目標を様々な要素にブレイクダウンしてKPI設定できること

通常ウェブサイトの目標は「売上高」だったり「申し込み数」だったり、
ときには「訪問者数」だったり「PV」だったりします。
これらを、分解していくことで結局どういうワードでどのくらい流入させれば良いのか?
そのためには、何位くらいにしなければいけないのか?
が見えてきます。
これができないと本来のSEOの目的が達成できず、SEOが目的となってしまいがちです。
SEOは手段であって目的ではありませんので、本来の「目標」をきちんと把握し、SEOのコア部分とも言える「順位」にまで落としてくることが必要です。
無論テールキーワードで何万ワードと対策する場合などは、一つ一つのキーワードに対して順位目標を個別に設計する必要がない場合もあります。
ただ、それでもグルーピングしたものの大枠のもKPIは立てておかないとそもそも途中でPDCAが回せないと言った自体に陥ると思います。

2,ウェブがどうやって作られているか知っていること

ウェブサイトを構成する要素を把握して、それらがどういう関係性で組み合わさりサイトが出来上がっているかを知っておくことは必須です。
この知識がないと、絶対にSEOはできません。「SEOをやる」という場合、最悪「1」は人にやってもらうことはできるかもしれませんが、「2」が分からないようだと何もできません。
ウェブサイトに対する知識は絶対必要なものです。
私個人としてはここはもう一歩踏み込んで、これらを理解し小規模なものなら「自分で作れる」必要があると思います。
私の私見かもしれませんが、優秀なSEOコンサルタントの方、インハウスSEOの担当の方は、
ウェブ制作畑出身者、(個人企業問わず)ウェブマスター出身者、アフィリエイター出身者
が多いように思います。
(当然例外的に別の畑出身の超優秀なSEO屋の方々もいらっしゃいます。
ただ、そういう方はSEO発で最終的にウェブマスターくらいすぐできてしまう知識を後から身につけた方がほとんどだと思います。)
これは、「ウェブサイトを作ったことがある」「ウェブサイトを運営したことがある」「自分のウェブサイトにSEOをかけたことがある」という自信とリアリティによるものだと思います。
程度は違えど、ウェブサイトを作ったことがないSEOコンサルタント、実際にウェブサイトに“自分自身の手で”SEOをかけたことがないSEOコンサルタントはリアリティに欠けてしまう部分がある気がします。
また、SEO業者のコンサルタントの場合でもインハウスで社内にコンサルする立場でも実際に話す相手がウェブマスターだと共通の言葉で話しにくいということもあるのかもしれません。
私は良く「SEOを知っていることと、SEOができることは違う」と話をするのですが、
コンサルタントであれば「SEOができる」人にコンサルして欲しいというのは皆同じではないでしょうか?
少なくとも基本的なSEOが書けるレベルでないと自分自身も業務がスムーズに進まないと思いますし、やはりできればまるっと一つ、簡単なサイトを作れるレベルの能力は欲しいところです。
なお、これは技術の相談に乗るコンサルタントのことなので例えば「営業担当」などはここまでできる必要はないと思います。そこまでできる営業担当はSEO営業としては最強だとは思いますが(笑)


3,調整力・交渉力があること

特にインハウスでやられる方かもしれませんが、関係各所への調整や交渉というのが多くなるのがSEOです。
私がコンサルしているお客様でも、部門ごとにウェブマスターが存在し、部門ごとに制作会社が異なるという会社があります。
レギュレーションひとつ通すのも調整力、交渉力が必要ですしサイト内リンクの張り方もそうです。
ダイナミックページなどで情報システム部門が絡めばもっと大変でしょうし、コンテンツ内容を巡っては法務担当者と調整が必要なことがあるかもしれません。
その場合は、なぜそれが必要なのか?それがうまく行ったらどうなるのか?
を伝えて協力をしてもらうよりありません。
“日頃の人間関係”という超アナログなものが重要になることもあるかもしれませんが、
いずれにしても関係する部門や人にネゴれる力はSEOをやるうえで非常に重要なことは間違いありません。

この他のことは別の人に任せるということでも良いと思いますが、
少なくとも「SEOコンサル」と呼ばれたり「インハウスSEO担当」と呼ばれる人は、
このあたりはおさえたいところです。
繰り返しになりますが、ここから周辺の知識を持っていればいるほどバリューは高まります。
また、そのサイトに関する“業界”の知識も非常に重要ですので、そこは勘違いしないで頂きたいと思います。

ということで今回の話は半分社内(というか部署内)に発したメッセージでもあります。
この考えに則って鍛えていきますので覚悟してください。
そして、弊社お客様はコンサルタントのさらなる成長に御期待ください!

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