国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
海外&国内SEO情報ウォッチ

「うちのサイトはグーグルに正しく認識されてる?」を3分チェック など10+4記事(海外&国内SEO情報)

日本のグーグルのスタッフが解説する「再審査リクエストの真実」などの情報も

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今週のピックアップ

「うちのサイトはグーグルに正しく認識されてる?」を3分でチェックする3つの方法
★★★☆☆ すぐに調べてみよう (Internet Marketing Ninjas)

管理するサイトがグーグルに正常に認識されているかを簡単にチェックする方法を紹介する。

なお実行することはピックアップ元記事と同じだが、確認事項は筆者なりに簡素化してアレンジしている。またパーソナライズ機能が働かないようにグーグルアカウントからログオフした状態でかつシークレットモード/プライベートブラウズで検索してほしい。

  1. ブランド名検索

    ブランド名や社名やサイト名で検索する。

    ブランド名検索の結果
    ブランド名検索の結果

    通常は自社サイトが1位に出てくるはずだ。1位に出てこないとしたら何かしらの問題を抱えている可能性がある。

    また、たいていはサイトリンクが出てくるはずだ。出てこないこともあるが、その場合はグーグルが把握しているブランド認知がまだ十分でないのかもしれない。

  2. site:検索

    ドメイン名で「site:」検索する。

    site:検索の結果

    wwwやサブドメインは付けず、取得しているドメイン名で検索すること。すべてのサブドメインのページをチェックするためだ。

    調べたいことはいくつかあるが、まず「は」wwwありと「www」なしの両方のURLが出ていないか調べる。両方出ていたら、直ちに正規化すべきだ。

    また、「http:」と「https:」の2つがインデックスされていないかもチェックする。使っていない方がインデックスされているならば、こちらも正規化が必要だ。

    またまったく使っていないサブドメインのサイトが出ていて今後も使う予定がないなら、こちらは閉鎖も考えよう。放置しているサイトはハッキングされても気付かないからだ。

  3. titleタグ検索

    コンテンツページの完全なtitleタグで検索する。

    完全なtitleタグで検索した結果

    自分のオリジナルの記事が1位に出ていないとしたら、問題が発生している確率が高い。コピーサイトが上に出ていたら間違ってグーグルに重複コンテンツ扱いされているに違いない。

    また同じコンテンツなのにサイト内の複数のURLが出ているとしたら、サイト内で重複コンテンツになっていないか調べたほうがいい。

日本語で読めるSEO/SEM情報

日本のグーグルサーチクオリティチームが明かす再審査リクエストの新たな事実
★★★★★ アンケートへの回答もぜひ! (2013 Japanese Hangout On Air)

日本のグーグルサーチクオリティチームによる2回目のハングアウト(ビデオチャット)が実施された。録画がYouTubeで公開されている。今回のテーマは「再審査リクエスト」だ。

再審査リクエストの概要を説明したあとに、事前に募集した質問に答えている。たとえば次のような質問への回答だ。

  • グーグルはどうやってガイドラインに違反したサイトを見つけ出しているのか
  • 不自然なリンクに対する手動対応も一定期間を経過すると未対応でも取り消されるのか
  • 再審査リクエストの返信で詳しい違反内容を教えてくれないのはなぜか
  • 不自然リンクを見つけるにはウェブマスターツールのデータだけで十分か
  • 順位が下がったが警告は届いていない、それでも再審査リクエストを送るべきか

筆者にとってはこのハングアウトで価値ある新たな情報をいくつか手にできた。開始時間が遅れるなど進行に対する不満の声も出ていたようだが、十分に満足できる内容だった。

まだ2回目である。良い点・改善点をフィードバックして協力しながら回数を重ねて洗練させていけばいいと筆者は思う。

なお次回のテーマは「モバイルサイトの運営」で、3月26日(火)午後6:00開始の予定。詳細はこちらから確認してほしい。

もう1点お知らせがある。ウェブマスター向け公式ブログがヘルプフォーラムの利用状況についてアンケートをとっている。ぜひ協力してあげてほしい。

アンケートに協力した人のなかから抽選でグーグルオリジナルグッズやグーグル東京オフィス訪問のプレゼントが当たるとのことだ。

アンケートにはこちらから回答できる(締め切りは3月27日)。

“売れる”キーワードにはSEOよりもPPCが強い!?
★★★★☆ 得意分野がそれぞれ違う (SEO 検索エンジン最適化)

売れるキーワードにはSEOよりリスティング広告を使うべきだという住太陽氏の記事。過激な内容に一瞬感じてしまうかもしれないが、もちろんSEOを否定したものではない。

検索ユーザーのコンテキスト(状況)ごとに適切なコミュニケーション内容、SEOよりもPPCが得意とするキーワード、SEOではなくPPCでターゲットにするべきユーザー層など、SEOとPPCのそれぞれの強みを解説している。

強みを理解し得意とする状況に合わせて使い分ければいいのだ。検索からの集客と売上を伸ばすためにSEOとPPCの両方を上手に使いこなしたいものだ。

ソーシャルメディアの力を借りてSEOを強くする5つのステップ
★★★☆☆ ソーシャル+SEO=最強? (いろいろ)

ソーシャルメディアの力を利用してリンク獲得やアクセス数上昇、順位アップを狙う施策を解説した記事。

次の5つのステップを踏む。

  1. ブログに記事を書く
  2. ツイッターやフェイスブックで告知する
  3. フォロワーや友だちが閲覧や拡散、ブックマークする
  4. サードパーティ製サービスが稼働する
  5. 自然リンクが増加しアクセスが増える

「なんだそんなことか。もう知ってる。」と思ってはいけない。記事執筆者の実体験に基づいているのであろう。具体的な説明も含まれており非常に参考になる。また後ろめたくなるような小細工は使っていない。堂々と実践できる施策だ。

これさえマスターすれば完璧、キーワード選定の必勝法
★★★★☆ 先人の知恵とツールを活用 (リアルタイムSEO日誌 )

ブレインストーミングでユーザーが抱く疑問や不安を徹底的に拾い上げる方法を前回紹介した。今回はその続きの記事を紹介する。

すでに確立されているノウハウと無料で使えるツールを利用してキーワードを具体的に選定する方法の解説だ。

次の3つの手段に頼る。

  • 複合ワードのパターンから発想を得る
  • 過去のデータからキーワードを見つける
  • ツールからキーワードを収集する

そして最終的に、コンテンツ作成につなげるためにQ&Aの形に落とし込んでいる。

筆者のブログ記事が引用されているがそれをまったく無視して、キーワード選びにとても助けになるプロセスと言える。読んでみよう。

グーグル、悪質なリンク操作に対してあらためて警告
★★★★★ 「自分は大丈夫」と甘く見ないこと (Google ウェブマスター向け公式ブログ)

記事体広告を悪用してPageRankを転送する目的で有料リンクを購入していたためにグーグルから手動の対応を受けた英国の大手フラワーショップサイトの事例を以前に紹介した。

この事件が発覚した直後に米グーグルのウェブスパムグループのリーダー、マット・カッツ氏が「有料リンクはガイドラインである」ことをあらためて公式ブログで警告したことも、併せて紹介したとおりだ。

該当記事の邦訳版が日本版のウェブマスター向け公式ブログに公開された。

オリジナルの記事にはない、日本語記事独自の冒頭の注意書きを見逃してはならない。

日本においても、悪質なリンク操作を行っているサイトに対して厳格に対処を行っていますので、ブログ記事をご確認の上、サイトの運営状況について改めてご確認ください。

自分は大丈夫だろうと甘く見てはいけない。必ずよく読んでおいてほしい。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

新しいサイトを公開するときに参考にしたいチェックリストとAjaxとSEOに関する最新情報を今週はピックアップ。

用語集
PPC / PageRank / SEM / SEO / nofollow / アンカーテキスト / インデックス / サイトリンク / サイドバー / ソーシャルメディア / ディレクトリ / ドメイン名 / フィード / リスティング広告 / リンク / 検索エンジン / 訪問 / 重複コンテンツ

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