スポンサードサーチ再入門
今さら聞けない! 「検索連動型広告」再入門〜基礎編

鶴田 修朗 2007/11/12(月) 18:19 tweet0このエントリーをはてなブックマークに追加 印刷用
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そもそも検索連動広告とは?
検索キーワードに連動して広告を表示

ここでは「検索連動型広告」と呼んでいるが、ほかにも「キーワード広告」「リスティング広告」「PPC広告」「P4P広告」のように呼ばれることがある。

検索連動型広告とはひと言で言えば、「検索エンジンでユーザーが入力した検索キーワードに連動して表示される広告」のこと。インターネットの特性を活かした広告手法であり、その効果の高さからここ数年で非常に多く利用されるようになっているものだ。

試しにヤフーやグーグルで、検索窓に「パソコン」と入力して検索してみてほしい。検索結果表示画面の上部や右側に、「スポンサーサイト」あるいは「スポンサーリンク」というスペースが表示され、さまざまなウェブサイトの説明文とリンクが並んでいるのが確認できるだろう。この説明文とリンクが検索連動型広告だ。

別のキーワード、例えば「アルバイト」で検索すると、今度は「パソコン」で検索したときとは、全く異なる広告が表示される。このように、ユーザーが用いた検索キーワードに関連する広告を自動的に表示してくれるのが、検索連動型広告の基本的な仕組みとなっている。

図1
検索連動型広告の仕組み

検索連動型広告のメリット
特定の興味を持っているユーザーに絞って広告を表示できる!

ユーザーが検索エンジンで何かの検索をするのは、そのキーワードに関連する情報を探しているからだ。中には、商品の購入やサービスの利用を検討しているユーザーもいる。

検索キーワードに関連した広告が表示されるという仕組みは、広告を出す側の視点でいうと、あるテーマ(検索キーワード)に対して興味・関心を持っているユーザー層(=見込み客)に絞り込んで広告を表示し、自分のウェブサイトに誘導することができることを意味する。この点が、検索連動型広告の大きな特色だ。

どのようなキーワードに対して広告を表示させるかは、広告主が自由に選ぶことができる。キーワードは1語だけでなく、2語以上の組み合わせで選定することも可能だ。例えば「パソコン モバイル 軽量」というキーワードの組み合わせに対して広告を表示させるようにすれば、よりターゲット層を絞り込んで訴求できるようになる。創意工夫により広告の「ムダ打ち」を抑えることができる広告手法だ。

検索連動型広告のメリット
広告がクリックされた時点で初めて費用が発生する!

検索連動型広告のメリットは、ターゲット層を絞り込んで訴求できること以外にも、大きく4つが挙げられる。

1つ目のメリットは、課金のシステムだ。

検索連動型広告は、バナー広告とは異なり、広告が表示されただけでは広告料金は発生しない。広告料金が発生するのは、広告がクリックされた時点となる。つまり、ユーザーがその広告リンクをクリックして、自分のウェブサイトにユーザーを誘導できてはじめて広告料金が課金されるのだ。しかも1クリック当たりの単価や広告予算の上限も広告主サイドで設定できるため、広告コストを管理しやすい。

2つ目のメリットは、即効性の高さだ。

SEO(検索エンジン最適化)を行い、検索エンジンの検索結果で上位に表示されるようにするには、ある程度の期間がかかってしまうし、専門知識も手間も必要になる。しかし検索連動型広告であれば、広告の審査は通常、数分以内で終了し、ほぼリアルタイムで広告を掲載したり停止したりできる。急なキャンペーンやセールのときにも、即座に対応可能だ。

3つ目のメリットは、広告の掲載スケジュールや掲載地域を、細かく設定できる点だ。

特定の都道府県や地域のユーザーにだけ広告を表示させたり、広告の掲載期間を任意で設定したりできるようになっている。

そして4つ目のメリットは、広告の状況や効果を詳細に把握できる点だ。

広告の表示回数やクリック数、コンバージョン数(商品購入など何らかの成果を得られた回数)、広告コストなどのデータを、広告主は詳細に把握できるのだ。具体的な数値で広告の効果を知ることができるので、効果の薄い広告を改善したり掲載ストップしたりといった対策を立てやすい。

検索連動型広告は、ネットならではの広告の利点を、フルに活かしている仕組みなのである。

図2

検索連動型広告のサービスは?
オーバーチュアとグーグルが代表的

検索連動型広告の代表的なサービスは、オーバーチュアの「スポンサードサーチ」と、グーグルの「アドワーズ広告」の2つだ。日本で検索連動型広告を利用する場合は、この2つのどちらか、あるいは両方を利用するのが一般的だ。

機能面では下の表の通り、両者ともそれほど差はないといっていい。

スポンサードサーチとアドワーズ広告の機能比較表
スポンサードサーチ(オーバーチュア) アドワーズ広告(グーグル)
最低入札価格 35円。一部キーワードは9円 1円(キーワードにより異なる)
掲載順位の決定 クリック率など広告の品質 クリック率、広告やキーワードの関連性、リンク先ページとの関連性
広告の掲載方法 1つのキーワードに複数の広告(タイトル・説明文・URL)を掲載可能
開始時の料金 金 3,000円から(セルフコース) 500円
予算管理 アカウントごとまたはキャンペーンごと(1日単位) キャンペーンごと(1日単位)
広告掲載スケジュール管理 掲載スケジュールを1日単位で設定可能 特定の時間帯・曜日に掲載可能
広告最適化機能 あり
広告の審査(掲載)にかかる時間 数分以内
地域ターゲティング機能 あり
「日本全国」「地域・地方」「都道府県」の3段階 「国および地域」「都道府県または市区町村単位」「カスタマイズ」の3段階
キーワード支援ツール 管理画面に支援ツールを統合 キーワードツール
タイトル・説明文の文字数制限 タイトル15文字・説明文33文字 タイトル12文字・説明文34文字
キーワード自動挿入機能 あり
モバイル広告 契約代理店を通じて利用可能 アドワーズ広告アカウントで対応

大きく異なるのは、広告がどこに掲載されるかだ。

スポンサードサーチの特色は、なんといってもヤフー検索に掲載されること。ヤフーは日本でトップシェアを占める検索サイトであるだけに、多くのユーザーに広告を表示できる可能性も高まる。またMSNやNIKKEI NETの検索や、さらには日本最大のSNSである「mixi(ミクシィ)」内での日記検索などにも、スポンサードサーチの広告が表示される。

一方、アドワーズ広告の場合は、ビジネスユーザーやコアなインターネットユーザーの利用が多いグーグル検索が掲載サイトの中心になる。他の掲載サイトとしては、gooや@nifty、ライブドアなどが挙げられる。

スポンサードサーチとアドワーズ広告の広告掲載先
スポンサードサーチ(オーバーチュア) アドワーズ広告(グーグル)
広告掲載サイト ヤフージャパン、MSN、エキサイト、NIKKEI NETなど グーグル、グー、@nifty、ライブドアなど

スポンサードサーチとアドワーズ広告のどちらかを利用したい場合は、こうした掲載サイトの違いに着目して選択するといいだろう。

なお利用は、スポンサードサーチ、アドワーズ広告とも、それぞれのサービスサイトからネット上で申し込むことが可能だ。

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