グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第13回 1Pbpsのデータセンターネットワークを実現したJupiter(パート1)
CTC教育サービスはコラム「 グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第13回 1Pbpsのデータセンターネットワークを実現したJupiter(パート1)」を公開しました。
はじめに
今回からは、2015年に公開された論文「Jupiter Rising: A Decade of Clos Topologies and Centralized Control in Google's Datacenter Network」をもとにして、Googleのデータセンターで利用されるネットワーク技術を紹介していきます。グーグルのネットワークというと、新たな海底ケーブルの敷設が記事になるなど、世界規模のネットワークインフラの構築が話題になりますが、この論文は、あくまでデータセンター内部のクラスター間ネットワークを解説したものになります。グーグルのデータセンターでは、独自設計のサーバーを使用していることが知られていますが、ネットワークスイッチについても独自設計のハードウェアを使用していることが説明されています。
今回は、このような独自のネットワークスイッチを解説する準備として、一般的な「Closトポロジーネットワーク」について説明しておきます。
従来型のデータセンターネットワークの課題
前述の論文によると、グーグルでは、2005年ごろからネットワークスイッチの独自開発を進めており、現在使用されている「Jupiter」は第5世代にあたります。各世代の基本性能は、図1のようにまとめられます。
この続きは以下をご覧ください
http://www.school.ctc-g.co.jp/columns/nakai2/nakai213.html
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