顧客エンゲージ戦略に貢献するWeb画像の最適化アプローチ

「Webページで高品質な画像をすばやく表示したい」、この矛盾する2つのニーズを両立する方法とは
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顧客エンゲージ戦略において、最も重要なチャネルに位置付けられるWebサイト。各社は、一人ひとりの顧客に対して、いかに豊かな体験を提供するかでしのぎを削り、その結果として高品質な画像を多用する傾向が強まっている

しかし、むやみに画質を上げ画像の数を増やすとWebページの表示が遅くなり、かえって体験を損ねてしまう。この課題に対し、IT部門として何ができるか。Web画像の自動最適化・配信ソリューション「Image Manager」を提供するアカマイ・テクノロジーズに聞いた。

画像を多用したリッチなWebサイトで
豊かなエクスペリエンスを提供する

多くの企業にとって、Webサイトは顧客とのつながりを拡大していくために最も重要なチャネルだ。そこでどれだけ豊かなエクスペリエンス(体験)を提供できるかが、ビジネスの成否を左右するといっても過言ではない。中でも大きな比重を占めている要素が画像だ。

コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)サービスをグローバルに展開しているアカマイ・テクノロジーズによると、画像付きのWeb記事のトータルビューは、テキストのみの記事との比較で94%増しだという。

また、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス経由で商品を購入している消費者の63%は、Webページ上でまず商品画像に注目し、ランク付けを行っているという。

アカマイ・テクノロジーズ
シニア・バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャー
アシュトシュ・クルカーニ氏

同社のWebパフォーマンス製品の責任者であるアシュトシュ・クルカーニ氏は、「1枚の画像は千の言葉を語り、よりよいエンゲージメントにつながります」と強調する。

言われるまでもなく、企業側もこうしたユーザーの実態をアクセス解析や肌感覚から認識しており、一人でも多くの顧客の関心を掴むべく、画像を多用したWebページ制作に取り組んでいる。しかし、高画質の画像を多用することは、Webページのオーバーウェイトに直結してしまう。特にモバイルユーザーにとっては、LTEのような4G回線が普及したとはいえ、重い画像を大量に含んだWebページの読み込みはストレスを強いられる。

パフォーマンスへの配慮がない中途半端なユーザーエクスペリエンスは、企業側のねらいに反してむしろ来訪者の離脱を招きかねない。

すべてのデバイスに対応するためには膨大な数の派生画像が必要となる

もちろん企業としても、モバイルユーザーを含む顧客ができるだけ快適にWebページを閲覧できるように工夫をこらしている。

たとえば、主要なデバイスの仕様に合わせて、画像を複数用意しておくこともその1つだ。しかし、この作業がまたやっかいなのだ。

PC用、タブレット用、スマートフォン用というデバイスごとに適した画像サイズ、解像度、レイアウト別のパターンがある。また、OSやブラウザごとに最適な画像フォーマットもJPEG、JPEG XR、JPEG 2000、WebPなど異なっている。このすべての組み合わせに対応しようとすると、1枚の画像あたり100枚以上の派生画像を用意しなければならないケースもある

PCに加えてスマートフォンやタブレットが加わったことで、求められる画像のサイズやフォーマットは膨大になっている。

多くの企業は、このような膨大な数の画像をマニュアル作業で生成、保存、管理しているのが実情だ。「その結果、慢性的なリソース不足から製品の市場投入が遅れ、さらにストレージコストの増大をも招いています」とクルカーニ氏は、問題点を指摘する。

少しでも合理化しようと、これらWebサイト回りの業務を社外の専門業者にアウトソーシングし、IT部門が深く関与していないケースも散見されるが、これも決して理想的な姿とはいえない。

これからの顧客エンゲージは、Webサイトを独立させて扱うのではなく、たとえば販売管理システムやCRMシステムなど他の業務システムとも密接に連携させながら、あるべきIT基盤のグランドデザインを全社戦略の中でバランスよく、なおかつ首尾一貫して描いていかなければならないからだ。

ユーザーの“知覚品質”を維持しつつ画像のバイト数を最小化

そこでアカマイ・テクノロジーズが2016年9月28日より提供を開始したのが、「Image Manager」というクラウドベースの画像最適化・配信サービスである。

高品質なオリジナルの画像ファイルを、事前に設定したポリシーおよびリクエスト元のユーザーごとに特定したデバイスやOS、ブラウザの種別、ネットワークの接続状態に合わせ、自動的に画像のリサイズやクロップ、フォーマット変換を行って最適化。さらに配信までをオンデマンドで行うソリューションだ。

「これにより高品質な画像を多用してリッチなWebページを作りたいというニーズを満たしつつ、モバイルユーザーにも快適に閲覧していただくことが可能となります。また、手作業で何タイプもの画像を準備・加工・管理する必要がなくなり、大量の画像を保存するためのストレージも不要となります」とクルカーニ氏は、Image Managerを活用するメリットを強調する。

アカマイ・テクノロジーズ
シニアプロダクトマネージャー
モハマド・アブルマッド氏

他社が追随できない背景にあるのが、アカマイ・テクノロジーズが開発した独自の画像処理アルゴリズムだ。

同社でWebパフォーマンス・ビジネスユニットのシニアプロダクトマネージャーを務めるモハマド・アブルマッド氏は、「オリジナルの画像をいかに最小のバイト数で再現するか、そこに妥協はありませんでした。Image Managerのアルゴリズムは、ユーザーの“知覚品質”を維持しながら自動圧縮を行います」と語る。そして、「今後も四半期ごとにモバイルデバイスに関する技術のアップデートを行い、常に業界の一歩先を行くインテリジェンスを提供していきます」と意欲を示す。

ポートフォリオ全体の進化を通じてデジタル変革を支援していく

リリースされて間もないImage Managerだが、世界ではすでに10社を超える企業がベータ版の段階から実業務への適用を開始しており、大きな成果も出始めている。

たとえばカナダの家庭用品小売大手Line Chest社は、もともと1種類のオリジナル画像をすべてのケースで配信しており、Webページの表示速度の低下をきたしていた。そこにImage Managerを導入したことで、ユーザーの多様なエンドデバイス環境に合わせた32種類もの表示用派生画像を自動生成し、運用効率を悪化させることなく、エクスペリエンスを向上することができたという。

「結果としてモバイルユーザーのトラフィックが30%向上し、これに伴いコンバージョン率も10%向上しました」とクルカーニ氏は語る。

また、ある大手ビデオレンタル事業者も全デバイス向けに同じ画像を配信していたことからオーバーダウンロードが課題となっていたが、Image Managerの導入によってデバイスに応じた軽い画像を配信できるようになった。具体的には、かつてユーザー側で7.5秒を要していたページ読み込みを2.5秒まで短縮し、エクスペリエンスを向上することができたという。

「自社の将来を担っているCIOやIT部門のリーダーは、コスト削減もさることながら、事業部門に対してどのようなパフォーマンスやケーパビリティの向上による貢献ができるのかを、常に優先的に考えていく必要があります。それこそが今後のデジタル変革を見据えたあるべき道筋であり、その一環としてImage Managerを活用していただけたらと思います」とクルカーニ氏は訴える。

もちろん、アカマイ・テクノロジーズが提供するソリューションはImage Managerだけではない。Webパフォーマンス、メディア・デリバリー、クラウド・セキュリティなど、ポートフォリオ全体の進化を通じてデジタル変革に向かう企業を支援していく考えだ。

「今後、製造業におけるインダストリアル4.0(第4次産業革命)やコネクテッドカーなどに象徴されるM2M/IoTへの取り組みが本格化していくと考えられます。そうした中で、これまで以上に多様なモバイルデバイスやセンサーデバイスをクラウド環境で活用していく必要があります。2017年初頭に予定しているWebアクセス高速化ソリューションの新リリース『Akamai Ion 3.0』でも、そうした新領域に向けたソリューション提案とエクスペリエンスの強化を図っていきます」とクルカーニ氏。高速性、信頼性、安全性の視点から、インターネットをその時代の“ビジネスクラス”に発展させていくことが、アカマイ・テクノロジーズの一貫したビジョンなのである。

【12/2(金)開催】アカマイ Image Magager セミナーのお知らせ

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  • 日時: 12月2日(金)15:30-17:30(15:00受付開始)
  • 会場: アカマイ・テクノロジーズ合同会社 京橋オフィス [PDF地図
  • 住所: 東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー6F
  • 参加費: 無料(※要事前登録)
アカマイ Image Magager セミナーに参加申し込む(参加無料)
※主催のアカマイ・テクノロジーズのイベントページに移動します
アカマイのImage Managerがさらに理解できる
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    • ニーズが高まる画像の活用と、それがもたらす悪影響
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  • インテリジェントな画像管理を実現するアカマイのImage Manager
  • アカマイのCDNと連携して機能を実現
    クラウドサービスなので導入は簡単
    • モバイル向けオートリサイズ
    • フォーマット変換
    • 知覚品質に基づく画像圧縮
  • Image Manager導入事例
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