初代編集長ブログ―安田英久

あなたは、自分の仕事を、親や子どもに胸を張って隠さず説明できますか?

あなたの仕事は、だれにどんな価値を提供することで対価を得るものなのでしょうか?
Web担のなかの人

今日は、新入社員さんに加えて、春からリーダーなどに役職が上がった人に向けた言葉です。胸を張って仕事をしていくために、本当に大切なこと、知っておいてほしいのです。

あなたは、自分がどんな仕事をして日々のメシを食っているのかを、自分の親や子どもに、胸を張って、包み隠さず、説明できますか?

これは、Web担編集部に新しく人が入るたびに、私が問う言葉です。そして、こう続けます。

もし、そうではない仕事があったら、それはしなくていいです。

あなたの仕事は、だれにどんな価値を提供することで対価を得るものなのでしょうか?

どんな人の、どんな

  • ニーズ
  • 願望
  • 欲求
  • 困った
  • 悩み
  • 不安
  • 不満

に応えて、どんな価値を提供することが、あなたの仕事ですか?

日々の仕事に慣れ、忙しくなればなるほど、「自分がだれにどんな価値を提供するのが仕事か」を忘れてしまいがちです。

社会の状況が変わるにつれ、それまでやっていた仕事が必ずしも価値をもたらすとは限らない状況が出てきます。

また、仕事の良し悪しは、法律に反していないかどうかだけでは判断できるものではありません。

ですから、お願いです。仕事に慣れるまでも、仕事に慣れたあとも、自分にこう問い掛けてください。

自分は、いまの仕事を、親や子どもに胸を張って説明できるだろうか。

ごまかしたり、言わずにおいたりしたくなるような仕事は、していないだろうか。

たとえばWeb担編集部でいうと、「日本でWebやデジタルマーケに携わる人が、ハッピーに仕事をできるようになるための「場」をつくること」が仕事です。

もちろん、広告売上あってのビジネスではあります。でも、その広告売上は、Web担という信頼できる「場」に読者さんが集まってくれているからこそ成立するものです。

ですので、判断の軸はすべて「読者さんにとってどうか」です。

PVが上がればいいわけではありません。

セミナー来場者さんが増えればいいわけではありません。

我々の活動によって、日本のWeb担当者さんが仕事をよりスムーズに、より良く進められるようになり、社内で活躍できるようにならなければ意味がありません。

そのための仕事をして成果を出していれば、おそらくいつまでも、親や子どもに何も隠さず、「私の仕事は、これこれこういうことだ」と胸を張って説明できることでしょう。

そして、私はさらにお願いします。

でも、編集長という利益を出さなければいけない立場の私は、たまに、本来あるべき姿から外れる判断をしてしまうこともあります。恥ずかしいことですが。

そのときは、遠慮無く「それは読者のためにならないのでは?」と突っ込んでください。

実際に、過去に何度か、そういったスタッフからの言葉で自分の目が曇ってしまっていたことに気づいたことがあります。

人間、間違いはあります。私もたくさんのミスをしていろんな人に迷惑をかけています(特に原稿やメールの処理が遅いことでは尋常でないほどに)。

でも、だれにでも胸を張って説明できる仕事をするということ、その点は忘れないようにと思っています。

あなたは、自分の仕事を、胸を張って、包み隠さず、自分の親や子どもに説明できますか?

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