初代編集長ブログ―安田英久

良いWeb人材は合同就職説明会的な飲み会(謎)で ツルカメ・ワンパク・ゼロベースなど8社が開催

食事とアルコールが提供された飲み会的な場でコミュニケーションが交わされた
Web担のなかの人

デザイナーやエンジニアなど、人材を探しているWeb系の企業が、有望な就職希望者と出会って話し合える場としての「Web系合同就職説明会的な飲み会」が8月31日に渋谷で開催された。

このイベントを主催したツルカメの森田 雄 氏

株式会社ツルカメが企画したもので、Web系の企業で「さほど規模が大きくないけれども抜きん出たところのある」8社が参加して合同での開催となった。

参加企業

Facebookイベントなどで情報を知った就職希望者が約25名参加し、食事とアルコールが提供された飲み会的な場でコミュニケーションが交わされた。

会社に合った良い人材を採用したいが「大々的に募集するのもちょっと違うよね」「小規模な会社だと就職希望者のほうにもリスクがあるだろう」ということから企画されたもの。

ぼくたち企業側が集まって飲み会をしているから、参加企業に興味のある人や一緒に仕事をしたいキモチのある人に来てもらって、いっしょに飲みながら話しましょうよ。話していて“あ、合うね”という価値観がハマるシーンが生まれるのではないかと」(ツルカメ森田氏)というコンセプトのとおり、多少はユルい感じで始まった。

参加者さんは、プライバシーのために画像を一部処理させていただいております

1テーブルに企業側が2名+就職希望側が4人という形を基本に、約20分ごとにテーブルの組み合わせが変わっていくスタイル。

ワンパクの阿部 淳也 氏

企業側は、「人が足りていないので、良い人または今後の見込みがある人がいればすぐに採りたい」というところから「本当に会社と方向が合うような人がいれば出会いたい」というところまでさまざま。主に経営者が参加していたため、各テーブルでは「自分がどういう経緯でなぜ今の会社を作り何を考えて仕事をしているのか」その考え方を熱く語っていた。

参加者は、22歳の若者から、とある業界で著名な48歳までと幅広く、「どんな風に仕事が進められていて、どんな人材を求めているのか、スキル重視なのか方向性重視なのか人柄重視なのか」を質問するなどしていた。全体として、真剣に「Web業界でもっと仕事をしたい」という熱意が感じられる場だった。

交わされる会話は必ずしも「求人側と求職側」のものとは限らず、デザインの話、エンジニアの話、トレンドやフィロソフィー、Webの仕事のプロが語るWebの仕事の話など多岐にわたっていた。

参加者の「今はこういうことをしているが、実はこういう仕事をしたい」という意見に対して、経験のある企業側の経営者が「ホントにそれが良いのかな?」とアドバイスをする様子なども見られた。

ゼロベースの石橋 秀仁 氏

テーブルによっては和気藹々と業界話をしたり、面接そのものといった真剣なやりとりをしたりと、さまざまなコミュニケーションが交わされていたが、アルコールが入るにつれて場は盛り上がり、話は「日本語フォントとデザインの深い話」になったり、「デザインガイドラインと運用の実際の姿の話」になったり、「細かい実装と大きな方向性の関係の話」になったり、「“Emoい”(エモーショナルな表現がちゃんとできている)ということは何か」や「クライアントのあいまいな指示から本当に求められている“こんな感じ”を実現するための能力とは何か」の話になったりと、いわゆる普通のweb業界の飲み会で話されているような熱い語り合いが、それぞれのテーブルで繰り広げられた。

参加者に対して企業側の1人は「Webの仕事をしたいという人たちが20人以上も集まってくれたんだけど、自分の仕事のポートフォリオをしっかりと用意してもってきた人は数人だけだったのが、少し残念だったかも」と感想を述べていた。

次回の開催は未定だが、開催の予定が決まり次第、参加企業関係者のFacebookアカウントやTwitterアカウントで告知される予定。

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