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ひらめきを加速させる くぼたつ流「企画エクササイズ」
発想する――Imagination Exercise
現時点では商品Aと商品Bの販売数にたいした差がなくても、半年後には大きな差がついていることがあります。これを時系列にみた価値の変動と言います。この未来における差に気づくことができるかどうかで、ビジネスの成否は分かれます。兆しを読む力、つまり洞察力です。
たとえば、ヤフーがあれば検索サービスはもう十分だと思われていた時代にグーグルが登場し、ユーザーの支持を得ていつの間にかトップに躍り出ました。
あなたのビジネスでも同じです。では、あまり違いがみえない状態から先を洞察するには、どうすればいいのでしょうか。
表現する――Creation Exercise
描いた複数の絵にコメントを付けて並べるとマンガになります。僕の場合、アイディアをマンガにすると、面白い企画に育つことがよくあります。
アイディアの種類を大別すると、商品アイディアの場合は、そのまま絵に描いておけばよいのですが、サービス分野の企画では、ビジョンにストーリーがあることが重要です。それには4コママンガが適しています。
絵でも文章でも、その場で浮かんだとおりに表現することが大事ですが、最終的には絵にストーリーを付けたマンガを描くことをおすすめします。
はじめは2コマから描き、慣れてきたら4コママンガにします。これはコマーシャル企画や映画制作で絵コンテと言われているものです。
共有する――Collaboration Exercise
ブログによるアイディアストックは、あいまいな発想をデジタル情報に変えて管理しやすくするという利点と、もうひとつ、他者と情報を共有できることも大きなメリットです。特にグループで仕事をする場合には、ウェブでの情報共有は必須です。
さらにグループで仕事をする場合、メンバー個人個人が発想したアイディアや情報をウェブに持ち寄ることで、お互いの考え方や視点の違いが見えるようになります。そしてウェブ上のアイディアが増えるにつれ、リアルな立場を越えて、「個人の意見」やその「独自性」が相互に形成されていくようになるのです。これは、メンバーの意識がグループ化することで、建設的な集団としてその業務が自然にアイディア発想型・提案型へと変わってくることを意味しています。
ひらめきを加速させるくぼたつ流「企画エクササイズ」
情報の価値は、大きくインフォメーション(既存情報)とインテリジェンス(知的財産情報)の2つに分けられます。
インフォメーション(既存情報)の代表は、新聞です。それに対して、新聞を読んで手帳にあなたがメモをしておいたもの。これがインテリジェンス(知的財産情報)です。
新聞や雑誌、ネットニュース、ウィキペディアから思いついた、ひらめいた、推測した、イメージしたといったことが情報としての価値を生むのです。そのため、写真にあるように、自分の理論をまとめて書いている僕の大学ノートはインテリジェンスであり、その瞬間から知的財産となるのです。
企画書に書く言葉は、人によっていろいろな解釈ができるものではその意図が伝わりにくくなります。また、あいまいな言葉は、企画が未完成であることの表れです。誰にでも伝わるわかりやすい言葉を5W1Hで表現しましょう。さらに資料として固有名詞と数字を付加できれば、具体的な提案となり説得力が増します。
たとえば「あるサーフィンショップの売り上げは年々向上している」と書くよりも、「湘南のAというサーフィンショップの売り上げは前年比120パーセントである」と書いたほうが、「確からしさ」を感じます。また、「ある人がこう言っていた」というよりも「グーグル創業者のラリー・ペイジがこう言っていた」といったほうが、受け手はリアリティを感じとります。
このように、はじめはあいまいだった言葉を固有名詞や数値の情報を入手して置き換えていくにつれ、企画がどんどん具体的になっていきます。
「昔はよかった」と先輩がよく言います。では元にもどしてみましょう。
昔のとおりにやってみると、意外な発見があるのです。
これは、最近よく言われている方法です。昔使っていた道具のほうが、少し不便だけど、使い回しができると再評価されて、昔の道具を使う人が増えているのです。昔のシステムはちょっと回りくどいのだけど、これを使うことによっていろいろな副産物が生まれるし、結果もよくなる。そういうことはたくさんあるのです。
アイディアを具体的な企画提案にまとめる段階では、あいまいな言葉を固有名詞や数値に置き換える作業が必要になります。その際に、グーグルやヤフーなどの検索エンジンを使った「キーワード検索」が重要になりますが、問題なのは、そのキーワードです。
Aという企画テーマがあった場合、そのテーマと関連するキーワードを「○○かもしれない」と仮説的に検索すると、欲しかった情報が見つかることもよくあります。
しかし、情報源となるキーワードはいつだってひとつではないものです。考えられるキーワードをand検索してみましょう。意外な答えが見つかるかもしれません。
このコーナーは、書籍『ひらめきが加速する 企画エクササイズ』の内容を、Web担当者Forum用に抜粋してオンライン版として公開するものである。
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