ひらめきを加速させる
くぼたつ流「企画エクササイズ」
発想する――Imagination Exercise
本書では、ロジカルシンキングによる「問題解決手法」を紹介しています。ロジカルシンキングとは、理屈、理論、論理でじっくり考えていく思考法のことです。したがって、ひらめきや発想力とは少し違うのです。つまり、発想力には自信がないけど論理的に考えるのならできそうだという人が、この思考法に向いているわけです。
ここでは、「問題解決」以外の論理思考の中から基本的なものを挙げて、企画に役立てる方法を紹介します。
最初は、「演繹(えんえき)法」と「帰納法」です。それらを企画に置き換えて説明すると、演繹法というのは、ものごとから仮説を見出すことです。目の前にあるものをじっくり見て、だったら「こういうものがあるんじゃないか!」と推論する。これは企画のプロセスで言うと、アイディアになります。それが演繹法です。
帰納法というのは、目の前にあるものから共通事項を見出すことです。「この共通事項は○○ということになる」とまとめてしまうこと。または、「トータルで言うと、○○ということ」というふうに、1つのキーワードでまとめてしまうことです。演繹法がアイディアだとすると、帰納法は調査やマーケティングにあたります。企画からすれば「ひらめく演繹」と「まとめる帰納」ということです。
「演繹法」と「帰納法」を一緒に使うとどうなるでしょうか。わかりやすい問題を出して考えてみましょう。