生活者にとって重要性が高まる企業の人的魅力、電通PR「第2回企業魅力度調査」

食品業界の「商品的魅力」が前年比178.0%で、前年6位から1位に躍進
岩佐 義人(Web担 編集部) 2017/6/20 13:27

電通パブリックリレーションズの企業広報戦略研究所は、生活者が企業のどのような活動(ファクト)に魅力を感じ、その魅力がどのように伝わっているのかを分析することを目的に、3月、全国20~60代の男女1万人を対象とした「第2回企業魅力度調査」を実施し、6月19日、調査結果を発表した。一般生活者1万人が“魅力を感じる”とした項目の合計ポイント数を業界別に積算すると、食品業界が1位となった。食品業界が2016年の6位から1位と魅力度を伸ばしたのは「商品的魅力」の項目で「アフターサービスや問い合わせ対応がしっかりしている」が245ポイント高くなり、前年比178.0%となったことが背景にある。自由回答でも「商品に違和感があった時、丁寧に対応してもらった」といったコメントがあり、問題発生時の各社の対応が、評価を左右していると考えることができる。また、生活者は「人的魅力」をさらに重視する傾向にあった。調査は3月24~29日に全国の20~69歳の男女それぞれ業界ごとに1,000人ずつ、計1万人に対しインターネットで実施した。

業界別ランキングで「食品」以下にランクしたのは、2位が「医薬品・生活用品」、3位が「自動車」だった。2016年1位の「電気機器」は4位となった。生活者が魅力を感じる企業のファクトをランキングにしてみると、1位は2年連続で「ビジョンを掲げ、業界を牽引している」が51.6%と1位だった。2位は「安定的な収益基盤がある」の46.4%、3位は「信頼できるリーダー・経営者がいる」の42.9%、4位は「チャレンジスピリットにあふれたリーダー・経営者がいる」の39.0%、5位は「優れた機能・高価を持つ商品・サービスを提供している」の38.6%だった。2016年と比較すると、4位と5位が入れ替わったもののランキングに大きな変化はなく、上位5つのうち1位、3位、4位が「人的魅力」の項目となった。全業界の魅力ポイント数の合計は、前年比103.5%だった。内訳を見ると、「人的魅力」の総量は5,459ポイント増加し、前年比106.0%となった。「会社的魅力」は1,938ポイントの増加で前年比102.9%、「商品的魅力」は1,202ポイントの増加で前年比101.4%となった。

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