オラクルのABテストツールがルクサの「au WALLET Market」で採用、ECキャンペーン施策の成約率2倍に

「テスト」「分析」「パーソナライズ」の3ステップでユーザー体験を向上

日本オラクルは、同社のABテスト・多変量テスト製品「Oracle Testing and Personalization(Oracle Maxymiser)」がルクサの「au WALLET Market」で採用され、キャンペーン施策の成約率が2倍になったと2月13日に発表し、同製品の説明会を開催した。

「Oracle Testing and Personalization」はオラクルが提供するマーケティング製品群「Oracle Marketing Cloud」に含まれる製品の1つ。具体的には次の3つの機能で構成される。

  • テスト: A/Bテストや多変量テストを実施する
  • 分析: テストの結果を分析する
  • パーソナライズ: 分析の結果をもとに顧客セグメントごとにコンテンツを出し分ける

「au WALLET Market」は、KDDIの連結子会社であるルクサが運営するauユーザー向けのECサイト。同社は、多種多様なユーザーに向けて最適なサービスやコンテンツを提供したいが、自前でテストを行うと大変な手間と時間がかかるという課題があった。

「Oracle Testing and Personalization」を導入した結果、同製品を利用しなかった同時期のキャンペーン施策と比較してコンバージョン率が2倍になったという。

ルクサの秀口成勲氏は、同製品を導入した決め手として「スピーディーかつ正確にPDCAを回せること」「先行しているグローバルのノウハウがあること」「タグの埋め込みのみでセキュリティも高いこと」の3つを挙げている。

日本オラクルの中嶋祐一氏は、「ユーザー体験を向上させて、特に『コンバージョンに効く』のがOracle Testing and Personalization」だと説明。同社は、今後も顧客別のオンライン体験の最適化を支援する手段として、同製品をマーケティング部門の担当者が効果的に活用できるよう取り組んでいくとしている。

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