シマンテック、ホスティング事業者と協力して常時SSL化を推進する「Encryption Everywhere」プログラム開始

第一弾パートナーとして、ファーストサーバが同日にサービスを開始した

シマンテックは8月30日、Webサイトのセキュリティ強化を推進するホスティング事業者向けプログラム「Encryption Everywhere」を国内で提供開始した。第一弾パートナーとして、ファーストサーバが同日にサービスを開始している。

Encryption Everywhereは、シマンテックが提供するSSLサーバ証明書の発行や企業認証などのセキュリティサービスをホスティング事業者が提供可能にするためのサービス。

ホスティング事業者は、ユーザーのニーズにあわせたセキュリティサービスを各種プランに組み込んで提供し、Webサイトの暗号化・存在確認・保護・トラストシール(サイト証明書)などを提供できる。ユーザーは特別な手続きをすることなく、必要なメニューを選択するだけで導入できる。

Encryption Everywhere提供の仕組み。インターネットセキュリティ啓蒙のためもマーケティング支援も行う

シマンテックの調査によると、現在97%のWebサイトが暗号化などの基本的なセキュリティを実装しておらず、高いリスクにさらされているという。企業だけでなく、エンドユーザーが意識せずに安全にインターネットを利用できる環境を整えるため、同社では2018年までに正規のWebサイトが100%保護されることを目指しており、Encryption Everywhereもその目標のために開発した。

国内初のEncryption Everywhereプログラム参加事業者として、ファーストサーバが「Zenlogicホスティング」のユーザー向けにシマンテックのSSLサーバ証明書を無償または特別価格で提供開始した。サービスの料金は、ホスティング事業者がプランに応じて独自に設定する。

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