放送60周年の共同番組「NHK×日テレ60番勝負」が大賞、「ソーシャルテレビ・アワード 2013」

ソーシャルメディアとテレビとの連携や先進的な取り組みをしたテレビ番組を表彰

日経BP社は7月23日、同社情報メディア「日経デジタルマーケティング」と「日経エンタテインメント!」が主催するアワード、「ソーシャルテレビ・アワード 2013」の受賞結果を発表した。ソーシャルメディアとテレビとの連携や先進的な取り組みをしたテレビ番組を表彰し、選考対象の28番組のなかから、放送60周年を記念したNHKと日本テレビの共同番組「NHK×日テレ(日テレ×NHK)60番勝負」が大賞を受賞した。

大賞の『NHK×日テレ(日テレ×NHK)60番勝負』では、視聴者がおもしろいと思ったシーンをスマートフォンの「イィ」ボタンを押して投稿。「イィ」数のグラフをテレビ画面にリアルタイム表示し、どちらの企画が盛り上がるかを可視化した。2日間の放送では、合計9万7636人から1976万回の「イィ」が投稿され、テレビ放送60年を記念し、民放と公共の枠を越えた新しいテレビ視聴体験の構築への挑戦であることが評価された。

その他、日経デジタルマーケティング賞をフジテレビの情報番組「めざましテレビ」が受賞。老舗放送局、番組でありながらスマホアプリやじゃんけんなど、視聴者参加型の企画を次々と打ち出し、実績を上げていることが評価された。人気企画のめざましじゃんけんには、月に50万件の応募があり、継続参加が必要なことから番組視聴の習慣化につながっているとされた。

日経エンタテインメント!賞は、テレビ東京のドラマ「孤独のグルメSeason2」が受賞。ソーシャルメディアとの連動性は低いが、Twitterへの番組関連投稿が圧倒的に多く、ノミネート28番組、計1801放送のTwitter投稿数では、上位10番組中の3つを占めた。最も多いときには、1分間の平均ツイート数が912件に達し、話題を拡散させるコンテンツの強さが評価された。

また、特別賞をTBSテレビ「リアル脱出ゲームTV」が受賞。特別なインセンティブを提供せずとも、謎解きの達成感を目的に多くの視聴者が番組サイトから参加。4月の第2回放送は深夜にもかかわらず76万人が参加し、最終的な正解率は0.1%と低く難解でありながら、多くの参加者を集めた企画が評価された。

アワード選考対象となったのは28番組。2012年7月~2013年5月に在京キー局(NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)で放送された国内地上波番組と、その系列のBSデジタル放送局の番組の中から各局の自薦によって選定。6人の選考委員によって受賞作品が決定された。

ソーシャルテレビ・アワード 2013
http://expo.nikkeibp.co.jp/msw/2013/event/

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