アイレップ、グーグル提供ツールでスマホサイト最適化動向を調査。EC業界が一歩リード

グーグルのツールによるシステム調査と、レポート診断項目に沿った実機ユーザーテストを実施

検索エンジンマーケティングのアイレップは、Googleが提供するWebサイトのモバイル端末最適化支援ツール「スマートフォン最適化診断レポート」を用いて行った、スマートフォンサイトの最適化動向調査の結果を3月9日に発表した。

調査はスマートフォンユーザーのWebサイト内行動の観点から、日本国内のWebサイトの課題傾向を明らかにすることを目的に実施し、調査期間は2012年3月7日~3月8日。対象サイトは「旅行」「金融」「EC」「不動産」「自動車」「美容」の業種に該当する大手サイトをネットレイティングス社提供データを元にアイレップが選定。ツールによるシステム調査と、レポートの診断項目に沿った実機ユーザーテストを行った。

「スマートフォン最適化診断レポート」にて定められている評価基準をもとに、アイレップで診断した結果は次のとおり(5点満点)。今回の調査対象となったWebサイトの中では、EC業界の進捗状況が一歩リードしており、すでにスマートフォン対策の必要性を認識している企業が多いという。

  • 旅行:3.6点
  • 金融:3.0点
  • EC:4.4点
  • 不動産: 3.0点
  • 自動車:2.6点
  • 美容:3.2点

調査から、各業界の先進企業はすでにスマートフォン最適化に着手したページを用意しており、業種をリードする企業では、スマートフォン最適化で先行している傾向が見られた。ただし、対策方法は並べ替えたレイアウト変更型(従来型携帯電話サイトに類似)と、ユーザーのクリックしやすさを考慮したデザイン型(アイコン化)に分類され、最適化ページでもユーザーのクリックしやすさの点で、前者の中には評価を下げたWebサイトがあった。

スマートフォン最適化の取組みの有無で差がつくのは、表示速度と読みやすさにあったが、対策済みのページでも表示に時間がかかるケースがあるという。

レポート詳細
http://www.irep.co.jp/press/release/2012/0309.html

スマートフォン最適化診断レポート
http://www.howtogomo.com/jp

アイレップ
http://www.irep.co.jp/

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