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海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ#2

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海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ#2

今週の海外記事、後半はジョン・ミューラー氏によるオフィスアワーからの情報をまとめて4つ、お届けする。

リダイレクトやrel="canonical"の設定で注意すべき重要なこと
一貫したURLを使用する (Google Webmaster Central office-hours)

リダイレクトやrel="canonical"で正規URLを指定するときに注意すべき重要な点があるので、紹介しておく。

「正規URL」とは、グーグルがインデックスする対象のURLを示す用語だ。

通常は1ページに1つのURLを割り当てていることだろうが、実際にはさまざまな理由で同じコンテンツにさまざまなURLでアクセスされる場合がある。

たとえば、(あなたの考えている)本来のURLが次のものだったとする。

http://example.com/blog-20170721

しかし、実際には次のようなものなどさまざまなURLにアクセスされ、それぞれのURLでクロールされている可能性もある。

  • http://www.example.com/blog-20170721/
    (「www」付き)
  • http://example.com/blog-21-Jul-2017
    (リダイレクト前の旧URL)
  • http://example.com/blog-20170721/
    (最後にスラッシュ)
  • http://example.com/blog-20170721?
    (中身のないクエリパラメータ)
  • http://example.com/blog-20170721?pr_id=xxxx
    (独自の広告トラッキングパラメータ付き)
  • http://example.com/blog-20170721?test
    (意味のないクエリパラメータ)

こうした場合にも、グーグルはすべてのURLをインデックスするのではなく、「このコンテンツを表す代表的なURLはどれか」を自動的に判断して処理しているのだ。それが「正規URL」だ。

正規URLを決定する際に、グーグルいくつかの要素を利用する。たとえば次のようなものだ。

  • 301/302リダイレクト
  • 内部リンク
  • サイトマップ
  • rel="canonical"
  • など

SEO担当者として注意すべき点に「それぞれの機能で指定する正規URLを一貫させておくこと」がある。

たとえば、内部リンクでは、「www.example.com」を使っているのに、rel="canonical" では「example.com」(wwwなし)を使っていたとしたら、不一致が発生する。wwwありとwwwなしのどちらを正規URLとしてインデックスするかは、グーグルの判断に委ねられる。サイト管理者の意思と必ずしも一致するとは限らない。

基本的なことではあるが、正しいURLをインデックスさせるために一貫したURLを使うことを覚えてこう。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

URLのバリエーションが1つでも自己参照rel="canonical"を設置すべし
インデックスすべきURLがより明確になる (Google Webmaster Central office-hours)

正規URLに関する話題をもう1つお届けする。

URLのバリエーションがたとえ1つしかなくても、自己参照のrel="canonical"を設置することを勧める。

グーグルのジョン・ミューラー氏が、英語版のオフィスアワーでこのようにアドバイスした。

参加者から出た質問は次のようなものだった。

すべてのページに自分自身を指し示すrel="canonical"を設置するのは、良いやり方でしょうか? URLのパターンが1つしかなかったとしても、そうした方がいいですか?

ミューラー氏によれば、URLのバリエーションが1つでもrel="canonical"をそのURLに設定することによって、インデックスさせたいURLがより明確になるとのことだ。

またURLが1つだけだったとしても、サイト管理者の関与しないところで同じページに対して異なるURLが作られることがありうる(具体的な例はこの上の記事で紹介している)。

こうした場合でも、rel="canonical"で正規URLが示されていれば、グーグルはそのURLをインデックスするとミューラーは言っているのだ。

rel="canonical"は意外と使い方が難しく、使い方を間違えると予想しないトラブルが起こることもある。しかし、重複コンテンツを発生させないようにするにはrel="canonical"の利用は非常に有効な手段だ。

★★★☆☆
  • すべてのWeb担当者 必見!
  • 技術がわかる人に伝えましょう

正規化しているのに「HTMLの改善」レポートで重複扱いされるのはなぜ?
正規化前の状態だから (Google Webmaster Central office-hours)

次のような質問が、グーグルのジョン・ミューラー氏が主催した英語版オフィスアワーに寄せられた。

ECサイトで複数のURLが同じページを指し示しています。重複コンテンツにならないようにrel="canonical"を設定しています。

ですが、Search Consoleの「HTMLの改善」に重複としてレポートされています。

これは、修正する必要があるのでしょうか?

ミューラー氏は次のように説明した。

rel="canonical"を確実に設定できているのであれば、基本的には無視してかまわない。

「HTMLの改善」レポートに出てくるのは、グーグルが最初にクロール、インデックスした時の状態だ。

でもグーグルの内部的には、クロールしてrel="canonical"を認識したあとに、正規化の処理が行われている。

こういった仕様のため、ちょっとした不一致が出てくることがあるのだ。

「HTMLの改善」には、正規化処理が完了する前の状況に基いて重複がレポートされることがある。だが間違いなく正規化しているなら、気にする必要はない。最終的なインデックスではきちんと正規化されているだろう。

また、実際に重複が発生しているのにそのままにしておいたとしても、通常は、重大な問題を引き起こすことはない。もちろん修正できるなら修正した方がいいのだが、対応がどうしても困難なら放置しておいて、ほとんどの場合は問題ないだろう。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

MFI導入の証拠? PC検索にモバイル向けページのURLが出てきた
単純にアノテーションの不適切な設定が原因 (Google Webmaster Central office-hours)

モバイル向けページとPC向けページを別々のURLで配信している構成で、PCで検索しているのにモバイル向けページのURLが検索結果に表示される場合がある。

SEOマニアなら「MFI(モバイルファーストインデックス)」の導入かと考えてしまうような状況だが、どうやらそうではないようだ。

グーグルのジョン・ミューラー氏は、次のように説明している。

たいていの場合は、PC向けページとモバイル向けページのアノテーションの設定が不適切なことが原因だ。rel="canonical" と rel="alternate" の構成が間違っているのではないだろうか。

サイト側の問題であって、私たちグーグル側の問題ではないはずだ。

「レスポンシブ」「動的配信」なら特に気にすることはないが、「別々のURL構成」で必須になるアノテーションをきちんと設定できていないと、モバイルファーストインデックスでも悪影響が出る。正しく構成できていることを二重チェックしておきたい。

ちなみに、モバイルファーストインデックスの導入後であっても、アノテーション設定はこれまでと同じで問題ない。

  • PC向けページには、対応するモバイル向けページのURLを指し示す rel="alternate" を設置
  • モバイル向けページには、対応するPC向けページのURLを指し示す rel="canonical" を設置

モバイルファーストインデックスにおいては、モバイル向けページが正規ページになるのだが、rel="canonical" の指定は反対だ。奇妙な感じがしないでもないが、ウェブマスターに変更を強いることをグーグルは避けたいため、こうした仕様になっているようだ。

★★★☆☆
  • 別々のURLでモバイルサイトを構成しているすべてのWeb担当者 必見!
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

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