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自動コンテンツ作成AIツールArticooloのCEOが語ったAIとライターの未来

AIが記事を自動生成してくれるArticooloに新機能が追加されました。AIライティングの今後とは? CEOのDoron Tal氏に話を聞いてきました。

こんにちは、ひろきです。

Articoolo社との提携を発表させて頂いてから、早くも約2か月が経ちました。

Articooloとは
キーワードを入れるだけで人工知能がいい感じに記事を使ってくれる魔法のようなツール

現在も変わらず運用させて頂いておりますが、2、3か月前に使い始めた頃と比べると性能が格段に良くなっています。

今回のは新機能が追加されたということで、Articoolo Inc. CEOであるDoron Tal氏に裏話や今後の展開を聞いてみました。

Articooloが考える、AIライティングの今後とは。それではスタートです。

“writer’s block”を解決する。文章のアウトラインを考えてくれる新機能

CEOへのインタビューにいく前に、ちょっと今回の新機能について説明させてください。

みなさん“writer’s block”って言葉ご存じでしょうか?

米国なんかではライター界隈がよく使う用語らしいのですが、要するに、何について書くかは決めてるけど、「いい感じの文章始め方や展開の仕方が思いつかん!」という感じで創作に行き詰まることらしいです。

ストレートに言えば、作家が突き当たる障壁、スランプ状態のこと。

僕自身ライティングをしていても、正直あります。。気持ちはすごくわかります。

そこで登場したのが今回のツール“Writer’s Little Helper”

使い方は従来のArticooloの記事生成とあまり変わらず、キーワードを入力するだけ。ただここからが違います。例えば今回は“digital marketing”と入力してみたところ、

どうでしょう。入力したトピックに関する数段落付きのライティングコンセプトを秒でいくつか用意してくれています。

もし気に入ってしまったものがあれば、後半パートもその流れで生成してくれちゃったりもします。

すごくないですか?

で、ここまでが新機能の話。ここからが本題で、CEOにいろいろ聞いてみました。

コンテンツ生成を可能にした、気になる中身

正直言うと、初期の頃のArticooloが生成するコンテンツはまだまだ人間が書くものとは遠いものでした。

キーワードの認識が上手くいかなかったり、生成した文章に文法のエラーや意味不明な記号や単語が入ることもしばしば…。

構成もぶっとんだものがあったりして頭を悩ませたときもありましたが、今は素晴らしい進化を遂げ、たまにどこかから丸々コピペしてきたんじゃないかと心配してしまうほどの記事が出てくるようにまですごいツールになっています。

―新機能すごくいいですね。その話も後ほど聞きたいんですが、Articooloの仕組みについて改めて教えてもらっていいですか?

―Doron Tal
ありがとう。新機能はけっこう好評だよ。

Articooloは簡単に言うと、人間の脳が記事を書くときのように動いているんだ。
まず、トピックのコンテキストを分析して理解する。

例えば、「Appleのアプライアンスの種類」に関する記事を書くことを希望する場合、このコンテキストでは「Apple」は果物ではなく企業の名前であることがアルゴリズムで最初に理解される…といった感じだね。

アルゴリズムは入力したトピックのコンテキストを理解した後、それに一番合ったベースとなるリソースを探し、その中からセンチメントと重要なキーワードを抽出するんだとか。

リソースは独自のオフラインリソース(約1/2TBの学術論文)を使用しているらしいのですが、トピックに十分関連するリソースがアルゴリズムで見つからない場合は、自動的にWebを検索しにいくそうです。

ここを含めた簡単な流れとしては、

センチメントと重要なキーワードに基づく関連するコンテンツを検索、

全てを1つのテキストに再構築。

マルチレベルセマンティック識別のためにNLPエンジンを使用してテキストを書き換え、

読みやすさを検証

という感じで実際にコンテンツは生成されるそう。さすが全コンテンツ100%オリジナリティを謳っているだけありますね。

さらに、アルゴリズムは機械学習能力を有しているらしいので、これまでのユーザーによる数えきれないくらいの記事作成のおかげで実際に時間の経過と共に性能があがってきていて、アウトプットも改善しているんだとか。Articoolo恐るべし。

ライターはやっぱり自分で記事を書きたいことがわかった

―さて、新機能について質問させてください。どういった経緯でこの機能を追加したんですか?

―Doron Tal
プロの作家やライター(ジャーナリスト、コンテンツマーケター、ブロガーなど)を対象に調査をおこなって、結果的にほとんどが「アルゴリズムに代わりに書いてもらう」ことより「自分で記事を書く」ことを好んでいることがわかったんだよね。

それが今回の機能を追加した理由だよ。

そういうことなんですね。用途にもよるとは思いますが、やはり仕事の全てをAIにまかせることには抵抗がある人が多いんですねー。

一方、調査のなかではほとんどの人たちがライティングに関する最大の問題としてさきほど説明したwriter’s blockを挙げていたそう。そこで開発されたのが今回の新機能。

気になるその中身ですが、独自のコンテンツを作成するのではなく、関連するコンセプトを見つけるために、ユーザーが書きたい話題について文脈的に分析し、それを外挿する……という手法を使っているんだそう。

そうすることで、元のトピックに関連する課題の範囲が広がり、ユーザーに新しいアイデアを提供することができるんだとか。

なるほど、関連トピックの情報が自動で上がってくれば、ライター側はインスピレーションを得ることができますもんね。

ストレートに「この話題について書きたい」というよりは「ざっくりこのあたり書きたい」ってこともよくある話。そういったときに多いに役立つ機能です。

―Doron Tal
発想の部分をAIが手伝い、その先は人がやる。将来的にもみても良い関係図なのかなあと思ってる。

いかにうまくアイデアの部分を提供できるか、そういう部分は今後も強化していこうと思ってるよ。

なるほど。全てをAIに任せるというより、人間がもっとライティングに集中できるためのツール…のような感じなんですね。

試しに新機能を使ってみたのですが、ほんとうに書き始めに悩むことなく進められるので、とてもオススメです。発想ツールとしてのAIは今後もいろいろな分野で出てきそう。

AIと人が協力して、いろいろなコンテンツを生み出す時代になってくるのかもしれません。

英語コンテンツの7割はアジアで作成されている

現在少なくとも1回Articooloを利用してコンテンツ生成したことがあるユーザーは世界中に約33,000人いるらしいのですが、なんとデジマラボとの提携により、顧客の15%は日本からとのこと。というわけで、同CEOより一言。

“We are looking for investors from Asia because the Asian market is very strategic for us, and we would like our investors to be able to help us reinforce our penetration in countries like Japan, India and China. More than 70% of English content created globally every day is created in Asia, and most of our clients, both B2C and B2B, are from this part of the globe.”

『我々はアジア市場が非常に戦略的であるため、アジアからの投資家を募集しており、是非投資家に日本、インド、中国などの国々への我々の技術の浸透を支援してほしい。世界中で毎日作成されている英語コンテンツの70%以上がアジアで作成されており、B2BとB2Cのクライアントのほとんどがこの地域から来ているからだ。』

ということで、アジア進出に向けて投資家大募集!とのことです。ご興味がある方は是非こちらから。

とりあえず、日本語対応とかできませんかね?(笑)ぜひともやってみて欲しいです。

これからもArticooloの情報追っていきたいと思います。乞うご期待。

ではまた。

ひろき by
日本生まれのカンボジア&エチオピア育ち、英語はビジネスレベルでペラッペラという謎に満ちた21歳。途中で文転した元ゴリッゴリの理系脳という、このメディアのために産まれてきたかのような男。

「BITA デジマラボ」掲載のオリジナル版はこちら自動コンテンツ作成AIツールArticooloのCEOが語ったAIとライターの未来

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