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なぜグーグルは低品質なまとめ記事を上位表示していたのか?【SEO記事12本まとめ】

グーグルの品質評価を「ラーメン」でわかりやすく解説
鈴木 謙一 2017/2/24(金) 7:00 |
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グーグルが対策するまで、品質の低い「まとめ記事」「リライト記事」が上位に表示されていたのはなぜなのか。先日の検索品質向上アップデートに関するわかりやすい解説をアイレップが公開した。
ほかにも、「PC向けページに張られているリンクはMFI後どうなるのか」「AMP関連」「PWAとAndroid」「グーグル社員のSEO豆知識DYKシリーズまとめ5連発」などなど、SEO関連の情報をまとめてお届けする。

来週のこのコーナーは、筆者取材につきお休みです。次回3/10の更新をお楽しみに。

今週のピックアップ

なぜグーグルは低品質なまとめ記事を上位表示していたのか?
日本語検索の品質向上アップデートの独自解説 (株式会社アイレップ)

日本語における検索結果品質を向上するための日本独自のアルゴリズム更新を、グーグルが実施した。だが、このアップデートに関してグーグルは多くを語っていない。

導入から3週間がたち、「対象となるサイト」「実際の影響」「実施の背景」などを、よくある質問を交えながらアイレップが独自解説している。

前半は基本的なことをあらためて整理している内容だが、後半では、

  • なぜGoogle は「低品質なまとめ記事・リライト記事」を上位表示していた?
  • 「ウェブのエコシステム作り」とは?
  • 今後は、どんな理由があっても「まとめ」「リライト」は避けるべき?

といったことも解説されており、非常にわかりやすい。

このコラムの読者は普段から質の高いコンテンツ作りに励んでいるはずだ。したがってこのアルゴリズムによって悪影響を受けたとは思わない。

それでも、グーグルが目指している方向性や、このアルゴリズム更新を経ても「品質が高い」とグーグルが判断するコンテンツがどういったものかについて興味があったり疑問点があったりするのであれば、読んでみるといい。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

MFIではモバイルページに外部リンクを集めるべきなのか?
PCページと統合される (John Mueller on Twitter)

MFI関連の情報をもう1つピックアップする。

モバイル ファースト インデックス(MFI)では、モバイル向けページが「主」のインデックスになり、ランキングを決めるための評価対象になる。

では、MFI 後に次のような状態だったら、どうなるのだろうか?

  • PC向けページには外部リンクがたくさん張られている
  • モバイル向けページに張られたリンクはゼロ

MFI では評価対象がモバイルサイトだから、PC 向けページへのリンクは無視され、評価には含まれなくなってしまうのだろうか?

レスポンシブウェブデザインや動的配信の構成ならこんな心配は出てこないが、別々の URL で構成していたら不安になるかもしれない。

しかし安心してほしい。実際には、MFI 後も、PC向けページに張られたリンクは、モバイル向けページに張られているリンクとして扱われるようだ。

つまり、MFI に合わせてモバイル向けページにリンクをわざわざ張り替える必要はない。

実際にどう処理されるのかはまだ不明だが、少なくとも現時点でグーグルのジョン・ミューラー氏はそのように解説している。

★★★☆☆
  • 別々のURLでモバイルサイトを構成しているWeb担当者
  • ホントにSEOを極めたい人だけ

日本語で読めるSEO/SEM情報

AMP にはどうして3つの URL が存在するのか?
オリジナル URL で共有できるようになった (Google Developers Japan)

AMP ページには次の3種類の URL が存在する。

  • オリジナル URL(元のドメイン名)
  • AMP Cache(キャッシュ) URL(cdn.ampproject.orgのサブドメイン名)
  • Google AMP ビューアー URL(www.google.com/amp以下)

なぜ同じ AMP コンテンツに3つの URL が存在するのかは後述するが、このせいで発生している問題がある。それは、「シェアする URL」の問題だ。

たとえば検索結果から AMP ページを表示して、そのページをツイッターで共有しようと思ったとする。

その場合、共有される URL は、その記事本来のオリジナル URL ではない。あなたが作ったコンテンツなのに、あなたのドメイン名の URL ではなく、google.co.jp ドメイン名上の AMP ビューアー URL で共有されてしまうのだ。

このことに対する不満の声があるため、グーグルはオリジナルの URL を確認し利用しやすいように AMP ビューアーを改良した。この改良により、本来の URL での共有が容易になった。

アンカーボタン
「アンカーボタン」と呼ばれるリンクマークのアイコンをタップすると、オリジナルの URL を参照できる

元記事では、こうした機能が必要になった背景を、次のようなことを含めて解説している。

  • AMP ページが即座に表示されるために、ブラウザが検索結果ページの裏側でどのような処理を行っているのか

  • なぜAMP キャッシュ URL のほかに、AMP ビューアー URL が存在するのか

  • なぜ検索結果から表示する AMP ページには上部にドメイン名を示したヘッダーバーが表示されているのか

  • 今後使われるようになるだろう Web Share API

技術的な内容も多いが、かなりわかりやすく解説されている。興味がある人は読んで知っておくといいだろう。

★★★☆☆
  • AMPがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
  • AMPページをよく共有する人
  • 技術がわかる人に伝えましょう

レンタルサーバーが止められた! 検索トラフィックはどう減ってどう回復していくのか?
数日の停止なら回復できた (webledge)

レンタルサーバーの契約更新を忘れてサーバーを凍結されたことで、検索トラフィックが失われてしまった。そんな経験をした人が、検索トラフィックがどう減り、サーバー復旧後にどのように戻ってきたかを体験談として記事にしてくれていたので、紹介する。

そのサイトは、運悪く4日間ほどサーバーが「凍結」され、サイトにアクセスできない状態が続いたそうだ。

ということはその間、ユーザーはもちろん、グーグルのクローラーもサイトにアクセスできない。当然のことながら、サーバーが凍結されて間もなく、検索トラフィックはほぼゼロに近くなった。

では、凍結されていたサーバーが元通り動くようになったあと、検索トラフィックはどう戻っていったのだろうか。次のような動きだったという。

  • 復旧1日目:2/3程度
  • 復旧2日目:2/3程度
  • 復旧3日目:元の80%程度まで回復
  • 復旧4日目:元の90%まで回復

サーバーにアクセスできない状態が数日から1週間程度であれば、最終的には元どおりになると解釈していいのではないだろうか。

とはいえ、絶対の保証はないから、サーバーの更新忘れやドメイン名の契約更新忘れのようなうっかりミスを犯さないように十分気をつけたい。

★★☆☆☆
  • すべてのWeb担当者

ウェブサイトとアプリの垣根がなくなる未来的な機能が登場(ただしAndroidだけ)
ウェブサイトをアプリ化できる! (Google Developers Japan)

プログレッシブ ウェブ アプリ(以下、PWA)に対応したウェブサイトをあたかもアプリのように扱える機能の提供が、Androidで試験的に始まった。アプリと同じようにウェブサイトのアイコンをホーム画面に追加したり、アプリ設定で管理したりできる。

たとえば、PWA に対応したサイトを訪問すると、次のようにインストールを促される(メニューからの手動インストールも可能)。

ウェブアプリをインストール

インストールした PWA は、通常のモバイルアプリと同様に、ホーム画面にアイコンとして追加できる。

ホームスクリーンアイコン

ここまでなら通常のサイトでもできるが、インストールした PWA はホーム画面だけでなく、アプリドロワーにも表示される。

アプリドロワーのPWA

アプリの管理画面にも、インストールした PWA が表示される。

アプリ管理できるPWA

ほかにも、Androidで シェアなどを実現する「インテント」の仕組みにも対応できるし、通知も Chrome の通知管理ではなく Android の通知として管理できる。

つまり、PWA が通常のモバイルアプリとまったく同様に扱われるようになるわけだ。

現在は、Android 版 Chrome の Canary(開発者向け試験運用版)と DEVBeta で設定を変更することで試せるようになる。

ウェブサイトとアプリの垣根がなくなる機能で、正式公開が楽しみだ。1つ懸念があるとすれば、iOS では Android と同様の機能がサポートされていないという点だろうか(今後もその見込みは薄い)。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は"まだ"気にしなくていい)
  • 技術がわかる人に伝えましょう

国内初! アメブロが HTTPS 移行を大英断
この規模でも HTTPS 化する時代 (アメーバ スタッフブログ)

国内最大手のブログサービスであるアメーバブログ(アメブロ)が、常時 HTTPS へと移行することを発表した。

同種のブログサービスの BloggerWordPress は HTTPS 対応しているが、純粋な日本のブログサービスとしてはアメーバブログが初ではないだろうか。

まだ移行は始まってはおらず、2017年3月以降に順次対応とのことである。

アメーバのトップページはHTTPS移行
アメーバのトップページはすでにHTTPSになっている

超巨大サイトの HTTPS 移行は相当な困難がつきまとうはずだ。それにもかかわらず、時代の変化に対応して HTTPS 化に踏み切ったアメブロには賛辞を呈したい。

★★★☆☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

MFI とインデックスの仕組みに関する記事を今週はピックアップ。

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