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モバイルの「続きを読む」ボタンにグーグルの主要メンバーが不快感、将来は検索で不利になるのか?【SEO記事12本まとめ】

モバイルで「続きを読む」を押さないとコンテンツを全部読めないサイトに、グーグルの主要なメンバーが不快感を示した
鈴木 謙一 2017/2/10(金) 7:00 |
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モバイルで「続きを読む」「全部読む」ボタンを押さないとコンテンツを全部読めないサイトに対して、グーグルの主要なメンバーが不快感を示した。あなたはどう思うだろうか。
ほかにも、日本語検索の品質アップデート、ユーザー行動と検索順位の関係、titleタグとh1タグが同一だとまずいのか、robots metaタグでの「 none」指定などなど、SEOの情報をまとめてお届けする。

今週のピックアップ

モバイルの「続きを読む」ボタンにグーグルの主要メンバーが不快感、将来は検索で不利になるのか?
グーグル社員がこぞって嫌ってる (John Mueller on Twitter)

モバイルで、記事ページなのに最初は「続きを読む」や「記事を読む」ボタンを表示して、コンテンツを隠すスタイルがある。ボタンをタップすると全文が表示される形だ。

こうしたコンテンツの見せ方に、グーグルが将来何らかの対策をする可能性はゼロではないようだ。

続きを読む
画像はNHKオンラインのもの

きっかけは、グーグルのジョン・ミューラー氏とゲイリー・イリェーシュ氏に対して、ツイッターのフォロワーが次のように尋ねたことだ。

モバイルページでの「続きを読む」ボタンは、(ペナルティ対象である)“わずらわしいインタースティシャル”だとみなされます?

ミューラー氏はこう答えた。

インタースティシャルだとはみなされない。だが、私は本当にそういうのが嫌いだ。まったくもってコンテンツを隠す理由がわからない。

実際には、こうしたスタイルをとる理由はいくつかあるだろう。

  • まず広告を一度ちゃんと表示するため(広告売上アップ)
  • 全文を読んだかどうかをアクセス解析するため
  • 長文だと読まずに戻る人を、とりあえず直帰させないため
  • 内容に実際には興味がなさそうな場合に、サイト内の他のコンテンツに移動する機会を設けるため
  • ペイウォール(有料購読者とそうでない人を分けるため)
  • ページビュー数を水増ししたいから(ボタンクリックでページ移動する場合)

同様のことを言うツイートもあったが、それに対してイリェーシュ氏は次のように返している。

(アクセス解析のためよりも)お金がむしろ絡んでいるように思えるね。

理由はともかくとして、ゲイリー氏も、この形式の見せ方を良いものだとは思っていないようだ。

「続きを読む」は、実は筆者も好きではない。読むために訪問しているのに、全文を表示するためにわざわざタップさせることは読む気を萎えさせる。

続きのテキストはHTMLには存在しているので、ページの表示速度を速くすることにも役立たない。ユーザー体験を損ねてでも重要視する理由は何なのだろうか?

ちなみに、この「続きを読む」に良い印象を抱いていないグーグル社員はミューラー氏とイリェーシュ氏だけではない。それ以外にも検索にかかわる社員が同様に言っていたことも付け加えておく(つい最近直接聞いた)。

こうしたUXを低下させる見せ方に対して、グーグルは今後、何か対策を講じる動きをするようになるのだろうか。

今のところ、グーグルの社員がそうしたことを示す発言や発表はしていないし、わずらわしいインタースティシャルのようにページの評価を下げる強い要因になるとまでは思わない。

しかしそれでも、あなたのサイトがもし「続きを読む」を採用しているのであれば、ユーザー体験に悪い影響を与えていないかどうかを調べてほしい。

★★★☆☆
  • 「続きを読む」を採用しているWeb担当者

日本語で読めるSEO/SEM情報

「グーグルはユーザー行動をランキング要因にしている」SEOの専門家が相次いで発言
ただしスパム悪用はできない (HTML5Experts.jp)

ここ数年のGoogleは、クリックやページ遷移などのユーザー行動データを機械学習させて、あきらかに検索アルゴリズムの中で用いています。

なんとも衝撃的だが、グーグルはユーザーの行動をランキングに反映させているというのだ。

つまり、検索結果ページ上でユーザーがどう動き、そこからどうリンクをクリックするか、そしてクリックしたあとにまた検索結果ページに戻ってきたりしていないかということが、検索の順位に影響しているというのだ。

これは、今や日本のSEOコンサルタントの第一人者との声も名高いso.laの辻正浩氏が、大手メディアサイトの重要人物たちと行った座談会での発言だ(座談会のテーマは「フェイクニュースとキュレーションメディア、SEO」)。

もっとも、こうした分析は、SEOに詳しい人たちの間では数年前から定説になっていた。サイバーエージェントの木村氏も、滞在時間や1人あたり訪問ページ数などのユーザー行動指標が、ランキングと相関関係が高いとのデータを示している。

以前から業界内では「そうだよね」と言われていたことを、2人の専門家が相次いで一般向けにも発信した形だ。

とは言うものの、こうしたことを悪用して自分の検索順位を上げようとは思わないことだ。

辻氏は次のようにも述べている。

最近はスパム耐性も非常に強くなりましたし。ユーザ行動を偽装するというスパムSEO会社もちらほらありましたが、今はGoogleの対策も進んで、スパムがビジネスとして成り立たなくなってきている。効かないのに金は取るっていう、詐欺業者は後を絶たないですけどね…

ともすれば、グーグルをだますことができるかもしれない。だがそれはほんの短期間だけだろう。スパム行為が結局は取り返しのつかない損害に結びつくのは、パンダアップデートやペンギンアップデート、不自然リンクの手動対策などこれまでの歴史が証明している。

グーグルが本当にユーザー行動をランキング要因にしているとしたら、あなたが目指すべきことは、どうやったらあなたが提供するコンテンツに満足してもらい便利にユーザーに利用してもらえるかだ。グーグルを操作することでは決してない。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

グーグル、日本オリジナルのアルゴリズム更新を実施
常にユーザー目線ならどんなアップデートも怖くない (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルは、日本語検索結果の品質を向上させるためのアルゴリズム更新を実施したことを公式ブログで発表した。

今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

グーグルが絶えず目指していることとして、「質が高いサイトのコンテンツを検索結果で表示し、質が低いサイトのコンテンツを検索結果で目立たないようにする」ことがある。日本語コンテンツを対象としたグーグル検索においては、この精度をもっと高める必要があったのだろう。

公式ブログの記事では、多くは語られていない。特定のサイトをターゲットにしたアルゴリズムではないだろうが、少し前に世間を騒がせたキュレーションメディアに分類されるサイトの一部が大きく順位を下げているようだ。

Web担の安田編集長が、グーグルへの取材とともに追加情報を提供しているので、こちらも読んでおきたいところだ。

さて、このコラムの読者に筆者が求めるのは、グーグルがどんなアルゴリズムを導入しようが右往左往することなく、常にユーザー目線でサイトを運営することだ。

ユーザーの検索ニーズに応え、訪問者に満足してもらえるような、高品質で信頼性の高いコンテンツを、絶えず提供しつづけてほしい。そうすれば、グーグルのアップデートは必ずあなたに利益をもたらす。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

グーグルのSEOで本当に大切なこと、それはユーザーを見ること
検索エンジンを見てはダメ! (金谷 武明 on Twitter)

グーグル日本のサーチクオリティチームのリーダーである金谷氏が、改めてSEOの考え方をツイートしていたので紹介する。

これは、あるツイートに触れての発言だ。元のツイートはなぜか削除されてしまっているのだが、内容としては、次のようなことが書かれていた(原文ママではなく文意を整理したもの)。

グーグルの検索順位だけを見て仕事をしていると、アルゴリズム変更などでダメになることがある。

グーグルはユーザーのほうを向いているのだから、最初からグーグルと同様にユーザーを見て仕事をするのが近道ではないか。

今回の日本語検索の品質アップデートを見ても、まさにこういった考え方でいなければ中長期的なリスクが大きくなっていることを感じる。

金谷氏が「5年前にも似たようなことを言っている」としているのは、Web担に掲載された記事だ。こちらも読んでおくといいだろう。

検索エンジンではなくユーザーを向いてサイトを運営することがSEOの根本であることは、昔も今も変わらない。そして将来も変わらないだろう。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

ハッキング対応のプロセスをグーグルがわかりやすく解説
ハッキング防止にも役立つ (Google Developers)

グーグルの「ハッキングされたウェブサイトに関するヘルプ」に新しいコンテンツが追加された。ハッキング被害を受けた際の対策プロセスだ。

ハッキングされたときの対策プロセス:
1. チームを作る ウェブホストに連絡し、サポートチームを編成します。
2. サイトを隔離する ハッカーにこれ以上侵害されるのを防ぎます。
3. Search Console を利用する Search Console を利用してハッキングのタイプを特定します。
4A. 被害の程度を確認する(スパム) スパムのハッキングについて、何を修正する必要があるかを調べます。
4B. 被害の程度を確認する(マルウェア) マルウェアのハッキングについて、何を修正する必要があるかを調べます。
5. サイトの脆弱性を特定する ハッカーがどのように侵入したかを調べます。
6. サイトの問題を修正して管理する ハッカーの侵入につながった脆弱性を修正します。
7. 再審査をリクエストする ハッキングされているという判定を再審査するように Google に依頼します。

もし万が一ハッキングされたときは、このプロセスを頼りに対処するといい。

特に、「2」「5」「6」の手順が大切だ。これをしっかりとやらずに「とりあえずバックアップから戻す」などの対応をすると、いずれまたハッキングを受けることになる。必ず技術がわかる人が適切に対応することが大切だ。

「ハッキングされた」となると大慌てになる気持ちはわかる。しかしハッキングされた場合、あなたは被害者であると同時に、サイト訪問者や他のサイトに対する加害者にもなっていることを忘れてはいけない。

もちろん、ハッキングを未然に防ぐという意味でも、すべてのウェブ担当者に読んでほしいヘルプ記事である。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

AMPはアプリの高速化にも応用可能
独ニュースパブリッシャーの今までとは違う成功事例 (Google Developers Japan)

AMPコンテンツをモバイルアプリで利用するという、今までとは少し異なるAMPの成功事例を紹介しよう。グーグルの開発者向けブログが紹介したものだ。

ドイツのニュース パブリッシャーであるShz.deは、自社が開発しているアプリ内で配信するニュースコンテンツに、AMPで作った記事を利用したのだ。AMPはHTMLなので普通はブラウザで見るだろう。しかしShz.deの場合、自社アプリでAMP記事を利用するようにしたのだ。

AMPはあくまでもHTMLのサブセットなので、さまざまなプラットフォームで実は利用できる。ウェブにとらわれず、高速なユーザー体験をアプリでも提供できた成功事例としてShz.deの試みは興味深い。

★★☆☆☆
  • AMPを極めたい人だけ
  • アプリ開発者に伝えましょう

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