衣袋教授の新・Googleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの解析に使うビュー(データ集計の単位)を新しく作成する[第3回]

実際の解析に使う「ビュー」を新規作成し、デフォルトのビューは手を付けずにとっておく

新規のアカウントを作成し、トラッキングコードの実装を行ってデータ収集が始まったら、次は集計されたレポートの集まりである「ビュー」の設定に進んでいく。

この記事で学べること:
  • Googleアナリティクスのビューを新規作成する
  • 作成したビューの設定を確認する

「ビュー」は実際に解析を行う「集計の単位」のこと

トラッキングコードを設定すると、レポートの計測が開始される。特定のサイトの計測は固有のトラッキングIDが含まれたトラッキングコードが利用され、「プロパティ」がそのWebサイト計測のデータを収集する単位ということになる。

これに対して「ビュー」とは、その「プロパティ」で収集したデータをもとに作成されたレポート群1つ1つのことで、いわば「集計の単位」を指す。

図1:アカウント・プロパティ・ビューの関係
図1:アカウント・プロパティ・ビューの関係

「アナリティクス設定」(図2赤枠部分)画面を見ると、新規アカウント作成時に入力した「アカウント名」と「ウェブサイト名」が、Googleアナリティクスのアカウントとプロパティ名になっており(図2青枠部分)、そして何もデータを加工しない「すべてのウェブサイトのデータ」ビュー(図2緑枠部分)が作成されていることが確認できる。

図2:アナリティクス設定
図2:アナリティクス設定

しかし、通常はこのビューは解析に用いない。Webサイトにはそれぞれの事情があるので、それに応じて適切にカスタマイズしていく必要がある。そのため、実際には目的に応じて複数の「ビュー」を作成し、それぞれにデータの加工や修正などのカスタマイズを施していくことになる。

もし「すべてのウェブサイトのデータ」ビューに直接データの加工や修正を施してしまうと、何かミスがあった場合におおもとのデータを確認できなくなってしまう。「すべてのウェブサイトのデータ」ビューには手を付けずにそのままにしておき、新しいビューを作成して、そこでデータの加工や修正を施していくのが基本だ。

1つのプロパティ(データ収集単位)に対して、ビュー(集計されたレポートのまとまり)は25個まで作成することができる。十分に余裕があるので、目的別に新しいビューをどんどん作成していこう。

ビューにはどんな加工を行うの?

では、Googleアナリティクスでは、データにどのような加工や修正を行うのだろうか? よくある例を次に示しておこう。例のうちのいくつかは、次回以降解説する各種設定で紹介していく予定だ。

  • サイト運営会社や制作会社、広告代理店などの関係者によるアクセスを省きたい
  • 海外からのアクセスを省きたい
  • URL(ページ名)の種類が多すぎるので、一部のパラメータを削除してまとめて見たい
  • サイト内検索機能を利用していて、その検索語を集計したい
  • 目標を設定して、コンバージョン(目標達成)を計測したい
  • 参照元やページ名を自由にグルーピングして集計したい
  • Eコマースサイトで売上データをGoogleアナリティクスに取り込みたい

集計用の新しいビューを作成する

それでは本題の新規ビューの作成を行おう。「アナリティクス設定」画面(図2赤枠部分)で、新規ビューを作成したいGoogleアナリティクスのアカウントとプロパティをそれぞれ画面上部のプルダウンから選択する(図2青枠部分)。

アカウントを新規作成したばかりであれば、ビューは「すべてのウェブサイトのデータ」が表示されているはずだ。すでに複数のビューが作成されている場合は、別のビューが表示されている可能性もある。

操作手順
  1. 「ビュー」のプルダウンメニューをクリック(図3赤枠部分)
  2. 作成したビューの一覧が表示される(図3青枠部分)
  3. 「新しいビューを作成」をクリック(図3緑枠部分)
図3:新しいビューを作成
図3:新しいビューを作成

すると「新しいレポートページビュー」画面が表示される(図4)。設定項目はそれほど多くない。順に見ていこう。

操作手順
  1. トラッキングするデータの種類で「ウェブサイト」をクリック(図4赤枠部分)
  2. 「レポートビューの名前」にわかりやすい名前を入力(図4青枠部分)
  3. レポートのタイムゾーンを選択(図4緑枠部分)
  4. 「ビューを作成」をクリック(図4黒枠部分)
図4:新しいビューの作成画面
図4:新しいビューの作成画面

今回は普段集計に使うビューを作成するので、ビューの名前を⑤「標準のビュー」(図6青枠部分)とする。レポートのタイムゾーンは、左側のプルダウンから⑥「日本」を選択すれば、それに対応したタイムゾーン「(GTM+9:00)東京」も選択される(図6緑枠部分)。グリニッジ標準時(GMT)から9時間進んだ日本標準時が適用されるということだ。

最後に⑦「ビューを作成」(図6黒枠部分)をクリックしよう。

ここで設定した「レポートのタイムゾーン」は、計測対象サイトを実際に見るユーザーのサイト閲覧日時や時刻ではなく、集計する側がどの国や地域の時間に変換して集計するかを決める設定だ。もし米国などのように東西に長い国の時間で集計を行いたい場合は、複数の標準時帯があるので、右のプルダウンから標準時帯をさらに選択する(図5赤枠部分)。

図5:米国のタイムゾーン選択
図5:米国のタイムゾーン選択

作成したビューの「ビュー設定」を確認する

設定を完了すると「アナリティクス設定」画面に戻り、ビューのプルダウンの中に先ほど作成した「標準のビュー」があることを確認できる(図7赤枠部分)。ビューが正しく作成できたかを確認しよう。

図6:新規のビューを確認できる
図6:新規のビューを確認できる

「ビュー設定」(図6青枠部分)をクリックすると「ビュー設定」画面(図7赤枠部分)が表示される。

図7:ビュー設定
図7:ビュー設定

図6で設定したレポートビューの名前「標準のビュー」がビュー名として表示されていることを確認しよう(図7青枠部分)。ウェブサイトのURL(図7緑枠部分)は、Googleアナリティクスのアカウントを作成したときのWebサイトのURLがそのまま利用されている。

タイムゾーンの国や地域(図7黒枠部分)は、今回図4で設定したレポートのタイムゾーンになっているはずだ。この3つは、いずれもこのビュー設定画面であとから修正できる。

「ビュー設定」画面では、その下にあるさまざまな項目でビューに関する設定を行っていく。代表的な設定に関しては、次回以降の連載で順を追って説明をしていく予定だ。

◇◇◇

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