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アプリストア最適化(ASO)のためにチェックすべき10の項目(前編)

アプリストアの検索順位を決定する基準にアプリを適合させ、検索結果ページで上位に表示させるには?
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この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

アプリストア最適化(ASO)とは、アプリストアの検索順位を決定する基準にアプリを適合させ、検索結果ページで上位に表示させるための方法だ。しかし、どのように最適化すれば、アプリストアで発見されやすくなるのだろうか?

アプリのマーケティング戦略の強化(およびアプリストアでの順位の上昇)を可能とするために、私が気に入っているASOのコツを10項目選んで列記した。その多くはマーケターが慣れ親しんでいる周知のSEO戦略に由来している。

アプリストア最適化(ASO)のためにチェックすべき10の項目
  1. 顧客および競争の状況を把握する
  2. 適切なアプリ名を選ぶ
  3. キーワードを最大限に活用する
  4. 説得力のある説明文を作る
  5. ユニークなアイコンで目立たせる
  6. スクリーンショットや動画を入れる
  7. アプリのコンテンツをローカライズする
  8. 外部プロモーションでトラフィックを増加させる
  9. アップデートを頻繁にする
  10. 評価とフィードバックを呼びかける

では始めよう!

1. 顧客および競争の状況を把握する

顧客と競争の状況についてどれくらいわかっているだろうか? しっかりとしたASO戦略には、顧客がアプリをどのように利用しているかを把握し、市場における競争の状況を深く知ることが肝心だ。まず次に挙げる項目を自問してみよう:

  • 顧客の母語は何か

  • 顧客はアプリをどのように形容しているか

  • 顧客がアプリをダウンロードして利用する主な理由は何か

  • 競争上の優位性はどこにあるか

  • 競合相手がターゲティングしているキーワードは何か

  • 同じキーワードで競合アプリと競争した場合の勝算は

  • 「誰でも思いつきそうなキーワード」と、それほどではなくトラフィックは少ないが独自の売りと差別化のポイントをよりうまく言い表すキーワード」、どちらをターゲティングするべきか

ASO戦略は、顧客の立場になることから始まる。目指すのはアプリストアで検索したときの発見されやすさの向上と、最大限のトラフィックを呼び込めるキーワードのターゲティングだ。

最適なキーワードを突き止めるには、消費者を調査するのがいちばんいい。顧客はどんな検索クエリでアプリにたどり着いたのか、また、アプリを説明するにあたってどんな自然言語が使われているのかを、詳細に調べよう。

同じように重要なのは、競合相手を調査し、類似のアプリではどんなキーワートがターゲティングされているのかを突き止めることだ。そうすれば、同じキーワードをターゲティングするのが賢明なのか、独自の価値提案に特化した別のキーワードをターゲティングするのが理にかなっているのかを判断できる。

同様に、競争が激しいキーワードでトップ10入りするのが賢いのか、あるいは検索量が少ないキーワードで首位に立つ方がよいのかも判断する必要がある。

2. 適切なアプリ名を選ぶ

アプリに特徴ある名称を考案するのは、ブランディングのためだけではない。ASOで最良の結果を得るには、関連性の高いキーワードをタイトルに含めなければならない。そのキーワードはアプリストアで検索したときの結果に大きく影響するからだ。

実際に、TUNEの友人たちが最近トップ25アプリを調査したところ、関連性のあるキーワードがタイトルに入っているアプリは、タイトルにキーワードがないアプリと比べて、順位が平均10.3%高かった。

タイトルにキーワードを含める効果
検索順位が平均10.3%高い
キーワードなしのタイトル
キーワードを含むタイトル

App Storeではタイトルは最大255文字まで使え、たくさんのキーワードを入れることができる。だからといって、思いつくすべてのキーワードをタイトルに詰め込めると考えてはいけない。アプリ名は、何にもまして、モバイルを利用している潜在顧客への第一印象を決定付けるからだ。

ただし、タイトルを長くしても、検索結果やトップチャート(人気ランキング)のページでは切られてしまうことには注意が必要だ。タイトルは通常、App Storeなら23文字(スペースを含む)まで、Google Playなら30文字までで後は切り捨てられる。インストールされたアプリのタイトルは、デバイス内のナビゲーションメニューやホーム画面では、前者は11文字まで、後者は14文字までで切られる。

アプリそのものをはっきりわかりやすくするためには、実際のアプリ名を簡潔なものにすることだ。短くしたアプリ名の後に、付帯的なキーワードを続けるのもいい。その場合、アプリ名の次にダッシュやバーティカルバー(縦線、「|」)を置いて続けることで、えり抜きのキーワードをアプリに関連づけるのが普通だ。

タイトルに使う文字は、URLとして使うのに適した文字だけにするのも重要で、とりわけApp Storeではこれが言える。特殊文字や記号はASO戦略を損ない、iTunesが関連性の高いキーワードをスキャンする際に、アプリ名ではなく数値IDで参照される原因になる。

3. キーワードを最大限に活用する

ASO戦略の多くは、アプリストアが違っても同様に当てはまるのだが、キーワードについては、App StoreとGoogle Playとでそれぞれ取り扱いが大きく異なる。

App Store ―― キーワード指定型

App Storeではキーワード欄に100文字まで入力できる。App Storeはアプリが表示される検索文字列を決定するのに、タイトルとこの100文字に入っているキーワードやキーフレーズのみを使う。

これを念頭に、可能な文字数をすべて使い、キーワードを慎重に調査してオーガニックトラフィックが最大になるように考えることが大切だ。

Google Play ―― 説明文型

一方、Google Playはより最新のSEOに似たアプローチを採用している。というのも、Googleは特定タグにこだわることなく、アプリの説明文をスキャンして関連性の高いキーワードを抜き出すのだ。

この場合、4000文字まで使って顧客に向けた自然な言葉で説明できる。説明文に限界までたくさんのキーワードを詰め込んでメッセージ戦略を殺してしまうようなことはせず、論理的に筋が通る形で関連性の高いキーワードをちりばめるようにしよう。

Sensor Towerの最近の研究では、Google Playの製品ページにおけるキーワードの最適な反復数は5回であることが示されている。つまり繰り返しを5回にすれば、そのキーワードで目立つ順位を獲得する可能性が最大になるということだ。5回以上入れてもASOの効果はほぼゼロに等しいうえに、故意に何度も説明を繰り返している印象を与えれば、潜在顧客をうんざりさせることになりかねない。

これを念頭に置けば、アプリの製品ページで顧客を対象とするものはすべて、アルゴリズムのためではなく顧客のために設計されるべきなのは明白だ。説明の文章が文脈的に意味をなさないキーワードの寄せ集めでは、誰もがうらやむ順位も何の意味もなくなり、冗長な説明がたたって、顧客を次の段階へ呼びこんでダウンロードへと導くのに苦戦することになる。

最善の結果を得るためには、まず顧客優先で文を作り、そのうえでキーワードのために多少の編集を加えよう。検索順位を決定するアルゴリズムは、キーワードとコンバージョン指標の両方を考慮していることを忘れてはならない。

4. 説得力のある説明文を作る

すでに述べた、戦略的に配置した少数のキーワードは別として、アプリの説明文は検索エンジンのインデックスに向けたものではなく、顧客に向けたものでなければならない。

説明文は潜在顧客への行動喚起だと見るべきだ。わかりやすく簡潔な言葉でアプリの機能を記述し、アプリの独自の強みを一覧にすることで、読む者をダウンロードしたい気持ちにさせる。

アプリが特定のキーワードリストに関連するとアプリストアに判断してもらうための施策はすでに置くなっているのだから、次は潜在顧客にこのアプリが彼らのニーズを満たすものであることをわかってもらおう。

説明文の最初の3行にエネルギーを集中して、一気に読者の注意を引きつけるようにしたい。市場に出るアプリの数は増える一方であることを考えれば、顧客が2つや3つ、場合によってはそれ以上の数のアプリを比較検討しているだろうことは間違いない。どんなアプリなのか、なぜこのアプリを使うといいのかがすぐにわかるようにして、顧客が迷わず決断できるようにする。

アプリの説明文も、製品ページのほかの部分と同じく、随時更新する文書として扱うべきだ。アプリをアップデートするたびに説明文も更新する。アップデートを実施するときは必ず、時間をかけて製品ページの説明文とスクリーンショットの変更に取り組み、新しい売りを引き出して、的確に表現しよう。

5. ユニークなアイコンで目立たせる

潜在顧客がどこまでも続くアプリ一覧を見ていくとき、アイコンの見た目はあなたのアイコンの第一印象になる。アイコンを有効に働かせることが重要だ!

アイコンのデザインに取り組む際は、App StoreとGoogle Playとでは、アプリのアイコンへの対処とアイコンの表示が異なる点に注意することが大切だ。どちらのストアでも、理想的なサイズ、形状、色彩設計について、OSのほかの部分と調和するように設計された基準があらかじめ設定されている。

iOSのアイコンで最も気をつけなければならないのは、サイズをApp Storeで求められているサイズである1024×1024ピクセル以上にあわせなければならないことだ。AppleのiOSがこれをもとに、アプリのアイコン(180×180)、ナビゲーションのアイコン(66×66)、タブバーのアイコン(75×75)といった各種の用途のためにサイズを変更する。そのため画像は、きわめて詳細な1024×1024のアイコンと、いちばん小さく縮小した場合にもよく見えるためのシンプルさとを念頭にデザインしなくてはならない。

Androidのアイコンをデザインする場合、iOSと違うのは、Google Playに必要なのは1024×1024ではなく512×512のアイコンである点だけだ。これは要件ではないが、アプリのアイコンをデザインする際には、アイコンの構造から光と影のつけかたまですべてが詳細に記された、Googleの素材デザインのガイドラインに則ってデザインすることをGoogleは推奨している。

どちらのOSについてデザインするにしても、必要なのは他に抜きん出ることのできるアイコンだ。アイコンには、縮小されてアプリメニューに並ぶときにも、アプリが何をするのかがすぐに伝わる明確さが求められる。余分な言葉やロゴで必要以上に複雑にしたアイコンで、顧客に余計な時間をかけさせてはならない。

これまでに成功したアイコンを知りたければ、同じカテゴリにある評価が高いアプリや、GoogleやAppleがイチオシしているアプリを見ていけばよい。全般的に、次のような傾向があるのがわかるだろう。

  • 鮮やかな色
  • 独特な形状
  • シンプルな画像

言葉を使ったアイコンはほとんどない。どんな背景でも目を引くように枠やドロップシャドウを使用したものもある。繰り返しになるが、多少は競合状況を調査して、競合アプリと混同されないように、はっきりと違いのあるアイコンにしたい。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。今回は、10のチェック項目のうち5つを紹介した。後編となる次回は、残る5つを見ていく。→後編を読む

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