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レビューをグーグルで大量に集める必勝法

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レビューをグーグルで大量に集める必勝法
★★★☆☆ Google+ログインが不要になりレビューを集めやすくなったかも (GetFiveStars)

グーグルマップやウェブ検索の右側に出る「ローカルナレッジパネル」に観光名所・レジャー施設・飲食店などが表示されたとき、その場所に対する口コミを検索ユーザーは投稿できる。

東京スカイツリーのローカルナレッジパネル
「東京スカイツリー」の検索で出てくる東京スカイツリーのローカルナレッジパネル。「レビューを書く」ボタンがある。

このレビューは、以前よりも集めやすくなっているようだ。

というのも、これまでは、レビューを投稿するにはGoogle+のアカウントでログインしている必要があった。しかし、この条件がなくなり、グーグルアカウントでログインしていればよくなったのだ。

Google+のアカウントで投稿することに抵抗を感じるユーザーもいただろうし、そもそもGoogle+のアカウントを開設していないユーザーがいたかもしれない。以前よりはレビューを投稿しやすくなったのではないだろうか。

レビューは集客に大きく影響するし、レビューの数や評価はランキングにも影響する。そこで、レビューを集める1つの方法を紹介しよう。レビュー投稿ページの直リンクURLをメールなどで活用する方法だ。

  1. グーグル検索またはグーグルマップで、自社・自店舗のビジネス名を検索する
  2. 検索結果に自分のビジネスが表示されていれば、「レビューを書く」ボタンをクリックする
  3. レビュー投稿の画面に切り替わったら、そのURLをコピーする
  4. コピーしたURLを、メールやウェブサイト、お店のカード、レシートに記載し、レビューを投稿するように頼む。

たとえば、このリンクをクリックすると東京スカイツリーのレビュー投稿画面に直にアクセスできる。URLはそのままだと長いので、短縮URLを使ったり、自社のドメイン名を使ったシンプルなURLからリダイレクトさせるといい(例: http://example.oom/review から実際のレビュー投稿画面のURLにリダイレクトする)。

実際にこの方法を使って、宿泊客に宿泊後に送るお礼メールにレビュー投稿への直リンクを記載し、たくさんのレビューを集めている旅館が日本に存在しているので、有効な手法のようだ(もちろん、レビューに値するサービスを提供していることが大前提だが)。

グーグルのSEOに役立つのは特許よりも評価ガイドライン
★★★★☆ とっつきやすく、現状を反映していて、完全 (Paul Haahr on Twitter)

グーグルで検索アルゴリズム開発に10年以上従事しているポール・ホーア氏が、グーグルが出願・取得した特許の研究の第一人者として知られるビル・スロースキ氏とのツイッターの会話のなかで次のように述べた。

特許にはいい情報が書かれているが、品質評価ガイドラインは、それよりも「とっつきやすく」「現状を反映していて」「完全」だ。

スロースキ氏が、いくつもの特許を分析し難解な内容を解きほぐしてSEOの世界に情報発信している功績をホーア氏は高く評価しつつも、一般のウェブマスターは、もっと実際の検索の仕組みに沿っていて、わかりやすい言葉で書かれている品質評価ガイドラインから、まずはスタートするといいというアドバイスだ。

グーグルが出願している特許は、専門用語を多用した学術的な文体で書かれており難解だ。SEOの専門家でも難しい。それに、特許にあることが必ずしもグーグルのサイトで実用化されているとは限らない。むしろ実用化されていないことのほうが多い印象だ。特許はあくまでも文書としての存在にすぎない。

それに対して、グーグルは、検索結果の品質を人間に評価させるプログラムを常に実施している。その評価者が参照するのが品質評価ガイドラインだ。

グーグルは評価ガイドラインを一般公開している。日本語に訳したものも出回っているので、まだ読んでいなければ探してみるといい。

なお品質評価ガイドラインは最近更新された。前の版とガラリと変わったわけではないが、余裕があれば最新版に目を通したい。

AMPカルーセルへの掲載に公開日時は関係ない
★★☆☆☆ AMPが導入されているのは12か国 (Google Webmaster Help Forum)

AMPの小ネタを3つ紹介する。

英語版の公式ヘルプフォーラムで、AMP関連の質問のサポートにあたっているグーグル社員のトモ・T氏とエレナ・L氏が投稿した回答からの内容だ。

  • AMPカルーセルに表示される記事は、今のところは最大10個

  • カルーセルへの掲載には「過去○日以内の公開」という制限はない

  • AMPが導入されているのは現在12か国(ブラジル・独・スペイン・仏・英・印・インドネシア・伊・メキシコ・日・露・米)

カルーセルには一般的に3日以内の記事が掲載されることが多いが、1週間以上前の記事も確かに掲載されているのを筆者は確認している。新しいほうが先に掲載されやすい傾向にあるが、必ずしもそうとは限らない。

ローカルパック結果へのレビュー掲載をグーグルがテスト中
★★☆☆☆ ローカルビジネスにとっては導入してほしい機能 (Dr. Pete Meyers on Twitter)

グーグル検索結果ページに表示されるローカルパックでレビューを掲載するテストを、グーグルが実施しているようだ。

レビューが掲載されるローカルパック結果
1つ目(矢印の先)と3つ目の結果にレビューが掲載されている。

レビューがある場所には、通常、Zagat(ザガット)での賞や評価が表示される(上図真ん中の結果)。

レビュー付きのパック結果は、“music stores nyc”のクエリで出てきたそうだが、もう出ていないらしい。筆者も再現できなかった。

レビューが掲載されるのは検索ユーザーには目を引く情報になるだろう。クリック率が上がることも期待できるので、ローカルビジネス運営者にとっては、ぜひ導入してほしい機能だ。

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