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YouTube動画広告「最後まで見たことがある」が昨年より9ポイント上昇し30%に

「毎回スキップしている」人は10ポイント減少、「TVCMよりおもしろいと思う」も増加
※「はじめてWEB」は2020年10月13日をもってサービスを終了しました。

年末年始における動画サイトの利用、動画広告を視聴した際の態度などについてアンケート調査した「動画視聴行動調査2015」の結果を、オプトが2月4日に発表した。

まず、年末年始に動画サイトで視聴した動画の分野トップは「ミュージックビデオ」で44%。昨年同時期より12ポイントと大きく増加していた。

その他では「おもしろ動画」「お笑い」も各23%で、昨年より3~4ポイント増加。一方で、「ニュース」16%、「話題の動画」15%は、昨年より各5ポイント減少した。

年末年始に動画サイトで視聴した動画

テレビ視聴時にパソコンやスマートフォンなどの情報端末を利用する、いわゆる「ながら視聴」を年末年始にしていた人は61%。昨年同時期に比べ5ポイント増加していた。

次に、ふだんの動画広告の視聴行動について質問。

「YouTube再生時に表示される動画広告を、最後まで見たことがあるか」という質問では、「最後までは見たことがないが、動画広告は見たことがある」47%は昨年の50%より減少したが、「見たことがある」が30%で、昨年同時期より9ポイント増加した。両者をあわせた「動画広告視聴経験者(計)」は77%で、昨年より上昇している。

YouTube再生時に表示される動画広告を、最後まで見たことがあるか

ただし「動画広告視聴後にした行動」は、「動画広告後のサイトURLをクリックしてサイト遷移した」11%、「商品のホームページを見た/見る」10%で、昨年と変化はほとんどなかった。

動画広告視聴後にした行動

動画広告に対する態度(「あてはまる」+「ややあてはまる」とした人の比率)では、「スキップできるのであればよいと思う」70%が、今回も大多数を占めるが、「毎回スキップしている」59%は、昨年同時期より10ポイントと大きく減少した。

また、

  • 「TVCMでは見られないおもしろいものが流れるので積極的に視聴したい」21%
  • 「ついつい見てしまう」18%
  • 「TVCMよりおもしろいと思う」18%

などは昨年より上昇しており、YouTubeの動画広告について、視聴者の抵抗感がなくなり、受容が進んでいる実態が明らかとなった。

動画広告に対する態度

調査概要
  • 調査対象:全国15~69歳の男女で情報機器(PC、携帯、タブレット等)の利用者
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 有効回答数:1,200人
  • 調査日時:2015年1月9日~1月12日
参考リンク

Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説

初心者君

YouTubeの広告って、たまにスキップできないものがありますよね。

Web担先生

「スキップ不可のインストリーム広告」というやつだね。確かに、それなりの率で出てくるね。

初心者君

なんかあれ、イラッとするんですよね。

Web担先生

(笑)テレビを生で見ているときにCMがそのまま流れるのは「そういうもの」だと思うのに、ネット動画では「イラッと」しちゃうんだね。

初心者君

確かにー。なぜでしょうね。

Web担先生

たぶん、テレビは受け身で見ていて、ネット動画は「これを視たい」と積極的に見ているからなんだと思うよ。

初心者君

ほー。

Web担先生

「この動画を視たい」と自分で選んでクリックしたのに、望んだものがすぐに出てこないことが、「イラッとする」感覚の原因なんじゃないかな。

初心者君

確かに。でもまぁ、ぼーっとプレイリストの動画を流しているときでも、動画広告が入ると「あらら」と思っちゃいますけどね(笑)。

Web担先生

それが一般的なユーザーの感覚なんだろうね。私はメディア側の人間だから、「この広告があるおかげで、このサービスが成り立っているんだろうな」と思ってしまうけどね。

初心者君

うひゃ、そんな風に思うんですね。

Web担先生

もちろん、ユーザーが喜んでくれる広告や、ユーザーの役に立つ広告であるほうが、より望ましいのは確かだけどね。

※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました

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