編集長ブログ―安田英久
グーグル、“クリックで開く”やタブに隠れているキーワードは無視するように

検索キーワードがページ内にあっても、それがタブや「クリックで開く」に隠れている場合、存在しないものとして扱うように
安田英久(Web担 編集長) 2014/12/2(火) 12:00 tweet115このエントリーをはてなブックマークに追加 印刷用

今日は、グーグルでのSEOの話題を。検索キーワードがページ内にあっても、それがタブや「クリックで開く」に隠れている場合、存在しないものとして扱うようになっているというものです。

※2014-12-03 ミューラー氏の情報の確度に関する修正を行いました。

「クリックで開く」の中に隠れているコンテンツをグーグルは無視するようになっているのではないか。

そういう質問に対して、グーグルのジョン・ミューラーさんが、ウェブマスターハングアウトで次のように答えました。

そうしたことは前からやっていて、検索された目的のコンテンツが実際にはページ内で隠れている場合、少し評価を下げるようにしていた。

たとえば「クリックで開く」やタブのような、実際にページ内にはそのコンテンツがあったとしても、ユーザーがすぐには見つけられない状態になっている場合で、そのページのなかで重要ではないキーワードの場合だ。

グーグルとしては、そのページに情報があるとして検索結果でもスニペットを表示していても、そのページへ行った検索ユーザーが目的の情報を見つけられないとしたら、「グーグルは間違ったページを検索結果に表示していた」と思ってしまうだろう。

そうしたことから、評価を下げるということはかなり前からしていたんだが、さらにそれを進めて、検索ユーザーがページに行ったときにパッと見えないコンテンツを積極的に無視するようにしているということだと思う

だから、コンテンツがちゃんとインデックスされるようにするためには、ページを表示したときに、ちゃんと見える状態にしておくことだ

※2014-12-03修正 記事初出時点では「積極的に無視するようにしている」という表現でしたが、実際には「ということだと思う」といった表現でした。元の情報とニュアンスが異なっていた点、お詫びして修正いたします。
あいまいな表現になっている理由は、ミューラー氏がこの件に関してチームに情報を求めていたものの、ハングアウトまでに返事がなかったためで、ハングアウト中でもミューラー氏は「確定した回答は用意できなかったのだが、こういうことだと思う」という表現をしています。

パッと見えないものは検索でヒットしなくなる?

グーグルはすでに、JavaScriptの動作やCSSの適用も含めて、ユーザーが見ているのと同じ状態でページ表示を確認できるようになっています。そうしたことから、「ここはタブになっていて初期状態では隠れている」「ここはページ表示時点では隠されている」ということがわかるようになっているのですね。

グーグルのこの変更は、ブログなどではともかく、企業サイトや製品サイトをやっている人には気になるのではないでしょうか。

ごちゃっとした印象を与えないために、ページを表示したときには大切な点だけを表示しておいて、詳しく知りたいと思った人だけ「もっと見る」ようにしていることもあるでしょう。

いろんな事業部の人から「載せろ」と言われて、スペースの都合上、やむを得ずタブにしていることもあるでしょう。

また、jQuery Mobileで“疑似ページ分け”されているけれども、URLとしては1つになっているということもありますね。

そうした処理で「最初は隠れている」コンテンツが、検索でヒットしなくなってしまうということなのですから。

解決策:全コンテンツをベタ出しまたは別ページ?

ミューラー氏によると、現時点での解決策は、「ユーザーがパッと見つけられる状態にする」しかないようです。つまり、コンテンツをすべて表示するか、詳しい内容は別ページにするということですね。

検索キーワードに応じて該当部分を開いた状態で表示するような仕組みも可能ですが、ミューラー氏は「検索キーワードの情報を以前のようにアクセスごとに取得できるようにすることはない」とのこと。

可能性は、アンカー(HTMLのid属性やname属性)を元にしたページ表示の調整でしょうか。

つまり、アクセスされたURLに「#tab2」というフラグメントが付いていればタブ2の内容が表示された状態でページを表示するといった仕組みをサイト側で作っておいて、グーグルが各アンカーの状態をベースにインデックスするようになってもらうことを期待するというものです。

グーグルは、すでに見出しレベルにアンカーを付けてあれば、検索結果で各アンカーの見出しを表示したり、検索キーワードに該当するセクションに検索ユーザーを直接飛ばしたりする機能を実装しています。

もちろん、こうした機能にグーグルが今後対応したとしても、ただidやnameを指定するだけではなく、そこに対するリンクをページ(やサイト)内に設置しておく必要はあるでしょうけれども。

とはいうものの、そうした仕組みはどうかという提案に対してミューラーさんは「うーん、アンカーはページ内ジャンプだけでなく、JavaScriptで扱うためとか、いろいろな目的で使ってるし、今の時代はどのアンカーならどのセクションを表示するとか判断しづらいからね……」としたうえで、「別ページにすりゃいいんじゃないの?」と言ってますので、期待薄なのですが。

Web担当者としては微妙に納得のいかないことですが、検索ユーザーとしては納得いくんですよね。検索結果からジャンプしたのに、該当するコンテンツがどこにあるのかわからないと、ストレスが溜まりますからね。

そうしたUXをもとにページを設計しないと、「何となくタブ」「なんとなく初期状態では隠す」では、SEOもうまくいかない時代なのかもしれません。

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