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グーグル、アドレス変更ツールを大改良

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グーグル、アドレス変更ツールを大改良
★★★★☆ かなり使いやすくなった! (John Mueller on Google+)

サイト移転でドメイン名が変わるときには、ウェブマスターツールの「アドレス変更ツール」を利用できる。このツールを、大きく改良したことを、グーグルのジョン・ミューラー氏がGoogle+で知らせてくれた。

必要な4つの手順をチェックしながら進めることができる。

改良されたアドレス変更ツール

使いやすくなったうえに、事前の準備不足や移行に伴うミスを防ぐことに効果を上げそうだ。

なお、HTTPからHTTPSへの移行にはやはり利用できない。このツールは、あくまでもドメイン名の変更にのみ利用可能だ(サブドメインにも使えない)。

メディアサイトじゃないのにユニバーサル検索のニュース結果に掲載された!
★★★☆☆ トラフィック増加のチャンス (Search Engine Land)

ユニバーサル検索に表示されるニュース結果は、グーグルニュースに登録されているメディア系サイトのコンテンツだ。少なくとも、通常のニュース検索結果では。

「ノーベル賞」のニュース結果

しかし、グーグルニュースに登録されているサイト以外のコンテンツも、ユニバーサル検索のニュース結果に含めるようになったようだ。

「taco bells」のニュース結果

上のキャプチャ画面では、reddit(レディット、英語圏で人気があるソーシャルサイト)のコンテンツがニュース結果に含まれている。グーグルニュース検索にはredditのコンテンツが検索結果に出てくることはない。

またあわせて、ラベルが、“In the news”に変わった。以前は“News for”だった。

ユーザーが探している回答を確実に提示するために、可能な限り幅広いニュースを私たちは提供するつもりです。

このようにグーグルはコメントしている。

グーグルニュースに登録していなくても、ニュース性の高いコンテンツを公開したときはニュース結果に含まれる可能性がある。つまり検索トラフィックが増えるチャンスになる。

とはいえ、日本では同様の変更は確認されていない。少なくとも今のところは米グーグルだけの仕様だ。

グーグルが発見していないリンクを否認してもいいのか?
★★★☆☆ いいけど、もっと重要なことがある (John Mueller (@JohnMu))

ウェブマスターツールのリンクレポートに出てくる前に、もしリンクを否認したら不利に作用しますか?

これは、グーグルのジョン・ミューラー氏がツイッターでフォロワーから受けた質問だ。

ミューラー氏は次のようにツイートを返した。

ウェブマスターツールはただレポートするツールに過ぎない。早い段階で悪いリンクを否認すれば、それだけ早く処理される。だが、ほとんどのサイトにはもっと重要な課題があるはずだ。

質問者は、問題になりそうなリンクを、サードパーティ製のツールを使って発見したようだ。ミューラー氏によれば、ウェブマスターツールにはまだ出てきていないリンクであっても、危険だと判断したのならば、先んじて否認して構わないのことである。

ただし、だからといってそんなことに気を取られるよりも、もっとほかに意識を向けるべきことがあるともミューラー氏は念を押している。

それは、優れたコンテンツを作ったり、ユーザーが使いやすいサイトにしたり、グーグルと相性のいいサイトにしたりすることに力を注げということだ。

リンクの否認ファイルにコメントを書いてもグーグルには伝わらない
★★★★☆ 人間が関与しない自動処理 (John Mueller (@JohnMu))

リンクの否認に関する、グーグルのジョン・ミューラー氏のツイートをもう1つ紹介する。

「否認ファイルのコメントをグーグルの人間は見ない」とジョン・ミューラーはハングアウトで言っていました。

こんなツイートに対して、ミューラー氏が次のようにコメントしている。

そのとおりだ。否認ファイルは通常自動で処理される。人間は関与しない。

人間のスタッフが否認ファイルを実際に目で見て、何かを確かめることは、していないということだ。

コメントをグーグルは利用しないというのは、日本の公式ヘルプフォーラムでもグーグルの社員が以前に説明している。

2. # 記号で始まる行のコメントは無視される
# 記号で始まる行のコメントにつきましては、あくまでもご自身の参考コメントとしてのご利用を想定しており、リンクの否認の処理上では無視されます。 時おりこのコメント中に「# 以下の URL についてはドメイン全体の否認をお願いします」などといった記述がみられますが、このようなコメント内での依頼が Google の処理に直接反映されるといったことはありませんのでご注意ください。

ウェブマスターツールの404エラーは重要度順に並んでるって知ってた?
★★★★☆ 公式アナウンスで2年半前に言ってたこと (Search Engine Roundtable)

グーグルウェブマスターツールのURLエラーレポートでは、404をはじめグーグルがクロールに失敗したURLの一覧が表示される。これらのURLは、重要度が高く、対処が可能な順に上から並んでいることをあなたは知っていただろうか? しかも、表示にはしっかりと「優先度」の列もある。

URLエラーレポート

英語版のウェブマスター オフィスアワーでグーグルのジョン・ミューラー氏から得た回答をSearch Engine Roundtableのバリー・シュワルツ氏が記事にしている。

初めて知った人もいるかもしれないが、既知の情報だ。

今から2年半以上前の2012年3月にURLエラーレポートが改良され新しくなったときに、公式アナウンスでグーグルは説明している(日本語版ブログでの発表は4月)。

エラーに対処する
新バージョンのクロール エラー機能で最も注目してほしいのが、重要なエラーに重点を置いて先に修正できる点です。エラーをランク付けして、対処が可能なエラーほど優先順位リストの上位に表示されるようにしました。対処可能なエラーとは、たとえばサイト内のリンク切れの修正、サーバー ソフトウェアのバグの修正、リンク切れの URL を除去するサイトマップの更新、ユーザーを実在するページに移動させる 301 リダイレクトなどです。ランク付けは、その URL がサイトマップに含まれているか、その URL へのサイト内またはサイト外からのリンクがいくつあるか、その URL への検索トラフィックが最近発生したかなど、さまざまな要因に基づいて行われます。

先頭の方に出ているエラーが放置できるものであれば、それ以降に続くエラーも無視してもかまわないとみなしていいだろう。

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