スマートフォンレポート
iPhoneアプリ利用時間帯のピークはゴールデンタイム、男女で異なる利用状況

2013年7月発表の調査レポートから「iPhoneユーザー調査」の内容を届ける

この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

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今回は2013年7月に発表された「スマートフォンレポート vol.7」から、調査報告2「iPhoneユーザー調査」の調査レポートをお届けする。

アプリ利用回数の最多時間は男女とも21~22時

今回は、2013年4月の1ヶ月間における時間帯別のアプリ利用回数を計測し、どの時間帯にアプリを利用する回数が多いのか、また利用するアプリに男女間での違いはあるのか、といった分析を行った※1

※1 アプリ利用回数のカウント方法:
24時間を10分毎に区分し、その区分内に通信が発生した場合、1回アプリを利用したとみなすカウント方法にて集計(ex.60分間連続にて通信が発生していた場合は6カウントとなる)。このカウント数を1時間毎に集計し、グラフ化している。

まずは時間帯別のアプリ利用回数についてご覧いただきたい(図1)。

図1 時間帯別アプリ利用回数推移(0時台の数値を100%とした場合の指数にて表示)
図1 時間帯別アプリ利用回数推移(0時台の数値を100%とした場合の指数にて表示)

男女とも夜(21~22時頃)のアプリ利用回数が最多であったが、男性は朝(7~8時頃)、昼(12時頃)、夕方(18時頃)にもアプリ利用回数が大きく伸びているのに対し、女性は日中の利用回数が比較的一定化しており、その後最大利用数を記録する夜(21~22時頃)の時間帯に向けてアプリ利用が高まっていく動きを見せた。1日のライフサイクルにおいて、有職者の多い男性が出勤時、昼休み、仕事終了後といった仕事の合間にアプリを利用しているのに対し、主婦層も含む女性は夕食後などくつろいでいる時間にまとめて利用する、といった利用傾向の違いが現れている。これをアプリへのコンテンツ配信という観点から考えると、最も効果的と想定されるのは夜の時間帯であるのに加え、日中でも7~8時や12時、18時頃の配信もユーザーの反応が期待できそうだ。特に男性は女性よりも反応しやすいと想定される。時間限定のキャンペーン展開などに効果を発揮しやすい時間帯であると言えるだろう。

男女問わず利用最多回数アプリはLINE

では、アプリの利用回数が多い時間帯にはどういったアプリが利用されているのか。今回は男女ともにアプリの利用回数が多かった22時台にフォーカスをあて、利用回数の多いアプリを男女別で抽出してみた(図2)。

図1 時間帯別利用回数上位20アプリ(22時台)
図1 時間帯別利用回数上位20アプリ(22時台)

その結果、男女共に「ソーシャルネットワーキング」と「ゲーム」カテゴリに属するアプリの利用回数が目立つ結果となった。特に「LINE」は、性別を問わず利用回数が圧倒的に多く、特に女性において高い数値を示した。次いで「パズル&ドラゴンズ」「Game Center」「Yahoo! JAPAN」「mixi」の4つに高い利用傾向がみられたが、「LINE」も含めたこの5アプリは他の時間帯でも利用回数が高く、時間を問わずに利用されているアプリと言えよう。また「Yahoo! JAPAN」に代表される「ニュース」系アプリは男性での利用がやや多く、情報収集に対するアクティブな姿勢が感じられる。

ゲーム系アプリは男女で明らかな違い

「ゲーム」系アプリの利用においては、男女で明らかな違いが見受けられた。女性においては「LINEバブル」「LINE PLAY」「おさわり探偵 なめこ栽培キットDeluxe」といったタイトルの利用が多く、比較的ライトなパズル系ゲームが利用されていると言えよう。操作性の簡単なゲーム内容や、キャラクターなど絵柄の可愛さといった要素が女性に受けているようだ。

一方、男性は「パズル&ドラゴンズ」や「ゾンビカフェ」といったタイトルの利用回数が女性よりも高いのが特徴的だ。男性は1人当たりのアプリ利用回数が高く、1つのゲームを集中してプレイする傾向がうかがえる。コンシューマゲームなどにおいても同様の傾向がよくいわれるが、男性のやりこみ要素を好む特性がアプリ利用においても表れた形となっている。このような特性を考慮し、ゲーム内にうまく盛り込むことが男性に受けるポイントになりそうだ。

アプリ利用における男女間の違いが見受けられたそれ以外の点を挙げると、まず「2chまとめサイトビューア」と「ヤフオク!」の男性利用が高い点である。興味のある情報やオークション情報に対し、男性の積極的な姿勢がうかがえる。一方女性では、「デコメーラー -デコメだけじゃない着信音も設定できるメールアプリ」といったデコメールアプリの高い利用傾向が挙げられる。男性の利用上位アプリには入っていないタイトルだが、女性においては利用回数に加えて利用人数も高い数値を示している。このことからも、デコメールに対する女性のニーズはまだまだ高そうと言えるだろう。

今回はアプリ利用回数について、時間帯別や性別という観点から分析を行ったが、男女とも全体的には似た傾向が出現しているものの、詳細に見ていくと明らかな利用傾向の違いが感じられる結果となった。アプリコンテンツビジネスを検討する際、ターゲットとする属性ユーザーが現在どのようなテイストを好み、どの程度利用しているのか、またやりこみ要素をどの程度に設定するのが適しているのか、更にどの時間帯にキャンペーン施策などを行うのが適しているのかなどといった要素を今回の分析データから把握し、参考にしていただければ幸いである。

取得データ iPhoneユーザーのインターネット経由でのサイト・アプリ接触状況データ
※3G(UQ含む)/Wi-Fi経由とも取得
調査対象 関東地区在住のiPhoneユーザー
男性 453サンプル/女性 344サンプル
集計対象期間 2013年4月1日(月)~4月30日(火)
調査実施機関 ビデオリサーチインタラクティブ

※ランキングに表記されているアプリには、既に配信終了しているものが存在する。

この記事は、ドコモ・ドットコムが発行するモバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の一部を、Web担当者Forum向けに特別公開したものです。

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「スマートフォンレポート」は、独自調査の分析レポートや、NTTドコモへのインタビュー、またモバイルビジネスを展開する上で鍵となるメールマーケティングや広告展開等についての記事を掲載する隔月発行のモバイルビジネス・マーケティング情報誌です。

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