初代編集長ブログ―安田英久

ソーシャルメディアで愚痴や不満を言うのがなぜダメなのか、ワインで説明しよう

個人的には、ソーシャルメディア上では、愚痴などのネガティブ投稿は、できるだけしないほうがいいと
Web担のなかの人

今日は、ソーシャルメディアでの愚痴や不満を投稿することに関する話を。

個人的には、ソーシャルメディア上では、愚痴などのネガティブ投稿は、できるだけしないほうがいいと思います。その理由をわかりやすく説明しましょう。

愚痴って、聞くほうはあまり気持ちいいものじゃないですよね。

旦那が会社でのストレスを発散しようと夕食時に上司や取引先の愚痴を話すということはあるかと思いますが、毎日それだと、奥さんはストレスが溜まってしまいます。

毎日じゃなくて、たまにならいいんですけどね。


で、ソーシャルメディアの場合。

あー、どうしても納得いかない、たまには愚痴の投稿もいいだろう

と、あなたが珍しくソーシャルメディア上で愚痴を言うとします。

あなたがそういう愚痴をソーシャルに流すのは年に1回だとします。

さて、その投稿の受け手側はどうでしょうか。

友だちが350人ほどいて、その友だちそれぞれが年に1回ほど愚痴を言っていたら、受け手側は、ほぼ毎日そういった愚痴を目にすることになりますよね。


先日、知人がこんなことを言っていました。

会社で他部署の人から相談されて、自分の仕事とも部署とも関係ないことだけど、話を聞いてアドバイスして人を紹介してと助けてあげていたら、そういうのが増えすぎて。

会社のいろんな部署の人から、そんな感じの相談がしょっちゅう来るようになっちゃったんだよね。

相談する側は「この案件はなんとかして成功させたいから、あの人に相談しよう」と、「とっておきの切り札」といった感じで頼んでいることでも、相談を受ける側は「またか……こんなのばっかり」ってなっちゃってるんですよね。


寓話にもありますよね。

祭で使うワインをみんなから集めることになった。

ある村人は「自分1人ぐらいはワインじゃなくて水を入れても気づかれないだろう」と水を入れて持って行き、ワイン樽に注いだ。

祭の当日、樽から出てきたのは水だった。


ソーシャルメディア上で愚痴というか自分の弱みを出すのは、普段仕事ばかりの付き合いの人に人間的な側面を見てもらうという意味で、悪くないと思います(企業アカウントだとやりづらいですが)。

ただ、それも受け手側が嫌な気持ちにならなければ、ということですよね。

あ、ちなみに私がソーシャルメディア上で「モーレツ状態」とか言っているのは、「あの案件どうなってるんだ」と思っている人に、それとなく事情を察してもらって謝るという意図が……いつもバタバタして仕事が遅れていてすいませんです。

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