衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

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コンバージョンに至るまでに、ユーザーがどこから何回訪問していたかを確認する方法[第58回]

コンバージョンに至るまでに間接効果のあった広告接触を見逃さないためのレポートを紹介しよう。

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一般的に、ユーザーはさまざまな広告やコンテンツとの接触を経て、コンバージョン(購入・資料請求などの行為)へと至る。時間を置いて二度三度と訪問を重ねた末に、ようやくコンバージョンというケースも多い。

今回は、コンバージョンに至るまでにユーザーが接触したチャネル(参照元)の変遷を見ることで、間接効果のあった広告接触を見逃さないためのレポートを紹介しよう。そのレポートとは、ズバリ[コンバージョン]>[マルチチャネル]系のレポートだ。

マルチチャネルレポートを使うための設定

[マルチチャネル]レポートを利用するには、次の前提が必要である。

  • プロファイルの設定画面において目標設定がされていること
  • あるいは、eコマースのトラッキングコードが実装され、プロファイル設定画面で eコマースの設定が有効になっていること

目標の設定方法については、以下の記事を参照していただきたい。eコマースのトラッキングコードに関しては別途解説する予定だ。

そして[マルチチャネル]レポート全般に共通する前提としては、レポート対象に指定した期間内にコンバージョンに至った訪問ユーザーの、コンバージョン以前30日以内の総訪問に関する状況を理解できるレポートであるということだ(遡る期間は、最大90日分まで変更可能)。つまり、レポート期間に「コンバージョン」した人に対して、遡って接触チャネル(参照元)を見ることができるのだ。

[マルチチャネル]>[サマリー]レポートを見る

まずは[コンバージョン]>[マルチチャネル]>[サマリー]レポートを見てみよう。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[コンバージョン]をクリックする
  3. メニューが開くので、[マルチチャネル]をクリックし、[サマリー]をクリックする
図1:[コンバージョン]>[マルチチャネル]>[サマリー]レポート上部
図1:[コンバージョン]>[マルチチャネル]>[サマリー]レポート上部

表示されている指標は「コンバージョン数」と「アシストコンバージョン」だ(図1赤枠部分)。「コンバージョン数」はコンバージョンの総数、「アシストコンバージョン」は、2回目以降の再訪問でのコンバージョン数である。ということは、「コンバージョン数」から「アシストコンバージョン」を引くと、初回訪問でのコンバージョン数が計算できる。

初回コンバージョンと再訪コンバージョンの割合を確認する

この例では、「コンバージョン数」は268、「アシストコンバージョン」が158(図1赤枠部分)で、この差分にあたる110(=268-158)訪問が初回訪問でそのままコンバージョンしたという見方をする。

まずは、みなさんのサイトで、初回コンバージョンとアシストコンバージョンの割合を確かめてみていただきたい。サイトがどのようなタイプなのか、また目標設定がどのような種類なのかによって解釈や評価の仕方は変わると思うが、予想に照らして、初回でコンバージョンする割合が高いのか、低いのか、まずは確認するところから始めてみよう。

来訪チャネルの違いを確認する

[マルチチャネル]>[サマリー]レポート下部(図2)は、この「コンバージョン」と「アシストコンバージョン」訪問の際の来訪チャネルを、デフォルトで分類されたチャネル(「ノーリファラー」「オーガニック検索」「ソーシャルネットワーク」「参照元サイト」など)に分けて、「総コンバージョン数に占める割合(%)」やベン図の形でチャネルの重なり具合を示したものだ。

図2:[コンバージョン]>[マルチチャネル]>[サマリー]レポート下部
図2:[コンバージョン]>[マルチチャネル]>[サマリー]レポート下部

たとえば、ノーリファラーからの訪問が総コンバージョン数に占める割合は75.75%とある(図2赤枠部分)。実際の訪問数はというと、総コンバージョンが268なので、数としては268×75.75%=203訪問ということになる。

しかし、よく見るとおかしな点がある。「総コンバージョン数に占める割合」(図2赤枠部分)の各チャネルの割合の合計144.03%を、「総コンバージョン数」の268に掛けると386になり、これは「コンバージョン数」268と「アシストコンバージョン」158の合計である426に満たないのだ。

これはなぜかというと、同一ユーザーが同じチャネルで2回訪問してコンバージョンしても(たとえば、1回目の訪問は「参照元サイト」からで、2回目も「参照元サイト」から訪問してコンバージョンするなど)、ここでの同一チャネル(この例では「参照元サイト」)のカウントは1としているためだ。つまりコンバージョンから遡って、チャネルごとに1つと数えるということだ。

図2のベン図では、3つの円が重なっている部分(図2青矢印の先)の割合が、ベン図の上に表示されている(図2青枠部分)。そして任意の位置にマウスオーバーすることで、様々な重なり部分の割合を見ることができる。

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