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meta descriptionタグはクリック率アップに大きく貢献する

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meta descriptionタグはクリック率アップに大きく貢献する
★★★★☆ ランキングには影響しないが無視できない存在 (Rival IQ)

meta descriptionタグの重要性を説いた記事。

meta descriptionタグを書いても書かなくても、順位には関係ない。グーグルではランキング要因になっていないからだ。しかし検索結果でのスニペット(ページの説明文)に利用されることが多いため、検索ユーザーにクリックしてもらえるかどうかを大きく左右する。

meta descriptionの重要性はグーグルのマット・カッツ氏も強調している。日本語サイトではSEO Imagination!ブログの伊藤氏も最近記事に著している。

meta descriptionタグの記述は単なる説明文に終始せず、ユーザーがクリックしたくなるようなメッセージを送らなければならない。社内に優秀なリスティング担当者がいるなら、そのひとに訴求力の高い表現を教えてもらうといい。スニペットは広告文のようなものだからだ。

meta descriptionを記述せずスニペット生成はグーグルに任せるという手もあるが、可能な限りこちらでコントロールしたほうがいいだろう。ましてすべてのページに同じmeta descriptionを設定するなどはもってのほかだ。

Bing版ナレッジグラフの名称は「Satori」
★★★★☆ 日本語の「悟り」が由来 (Bing Search Blog)

グーグルは「ナレッジグラフ(Knowledge Graph)」といって、現実世界の ”モノ” や ”モノとモノの間のつながり” を認識できる仕組みを導入している。人物や場所、物事といった情報を単なる文字列としてではなく“存在”としてナレッジグラフは理解できるのだ。日本でも利用可能になっている。

米Bingもナレッジグラフと同様の技術を導入した。名前を「Satori」という。日本語の「悟り」が由来だそうだ。

darvishのSatori
「darvish」(日本人メジャーリーガーのダルビッシュ)で検索したときに出るSatori
mount fujiのSatori
「mount fuji」(富士山)で検索したときに出るSatori
penguinのSatori
「penguin」(ペンギン)で検索したときに出るSatori

ものごとの意味を理解してユーザーが求める情報を返す“セマンティック検索”の実現に向かってBingも大きく前進したことになる。検索エンジンはもっともっと賢くなっていくだろう。

なおBingのサービスでは当たり前にあることだが、日本語への展開があるかどうかは不明だ。

グーグル、商業利用コンテンツがあるメディアはグーグルニュースから削除すると通告
★★☆☆☆ 日本では甘い? (Google News Blog)

米グーグルは、アフィリエイトや宣伝、広告など営利目的のコンテンツが混在するメディアをグーグルニュースの検索結果から除外する方針を明確にした。グーグルニュースは商業利用のためのサービスではなく、こういったコンテンツはガイドライン違反になるからだ。

日本のグーグルニュースにも適用されるのかはアナウンスを読んだだけではわからないのだが、SEMリサーチの渡辺隆広氏は、このことを報じたブログ記事で次のようにコメントしている。

これはGoogleニュース日本版にも厳格に適用すればいいのに。名指しはしませんけれど、「某ポータルサイトにあなたの商品や会社の記事を掲載できます、文中に好きなキーワードでリンク張れます、SEOに効果的」といった趣旨のメールを某ディレクトリ登録利用社向けに送信している某社さんとか、プレスリリース配信サイトという体裁で実質的にリンク販売の場を提供している某社さんとか、ゴミみたいなニュースサイトがニュース検索日本語版には結構な数で含まれているのですよ。いろいろなバージョンを持つ某メディアのサイドバーは、有料リンクの見本市になっていたり。あまりに面白かったので、Google にまとめて通報してしまいました。 ※ すでにGoogleが対応した模様

グーグルニュースに掲載されるメディアサイトを運営しているなら注意してほしい。

グーグルショッピングやGoogle+ローカルから脱退可能に
★★☆☆☆ そう望むサイトは少なそう (Official Google Webmaster Central Blog)

グーグルは特定のグーグルプロパティからオプトアウトする(特定のグーグルのサービスには情報を掲載しない)機能をウェブマスターツールに追加した。FTC(米連邦取引委員会)による調査への対応のようだ。

ウェブマスター ツールの「特定の Google プロパティからオプトアウト」のページからオプトアウトを申請すると、次のグーグル検索に表示させないようにできる。

  • グーグルショッピング
  • Google+ ローカル
  • フライト検索
  • ホテル検索
  • グーグルアドバイザー

日本語で提供されているサービスはグーグルショッピングとGoogle+ローカルの2つだけになる。該当するサイトは少なそうだしオプトアウトする理由が筆者には思い浮かばないのだが、もしこれらの検索に自分のサイトを出したくなければ利用するといい。

なおオプトアウトにしたいプロパティを個別に選択することはできず、すべてのプロパティからのオプトアウトになる。

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