ソーシャルメディア白書2012 ハイライト
あなたのフレンド数は平均以上・以下? 日本のソーシャルメディアコミュニケーション実態 | ソーシャルメディア白書2012 ハイライト #4

平均フレンド数は、Twitter 61人、mixi 35人、Facebook 30人。ユーザーの過半数はフレンド数5人未満
ソーシャルメディア白書2012 ハイライト

この記事では、一般消費者1万人と企業400社への調査データから、日本のソーシャルメディアの利用実態を明らかにした、書籍『ソーシャルメディア白書2012』のなかから、Web担の読者向けに注目データをピックアップし、全9回にわたってお届けします。

孫正義社長やレディー・ガガさんのように、ソーシャルメディアを活用する著名人の中には100万人、1000万人ものフレンドがいる人もいますが、一般消費者の利用状況はどうなっているのでしょうか。今回は、日本ユーザーのソーシャルメディアにおけるコミュニケーション実態を紹介します。読者のみなさんはどのようにコミュニケーションしていますか?

この記事で紹介しているデータのハイライト
  • 平均フレンド数はTwitter 61人、mixi 35人、Facebook 30人
  • ユーザーの過半数はフレンド数が5人未満
  • mixi、Facebookは「会ったことのある人」とのコミュニケーションが約75%
  • 「会ったことはあるが、親密ではない人」とコミュニケーションも多いmixiとFacebook

平均フレンド数はTwitter 61人、mixi 35人、Facebook 30人

各ソーシャルメディアサービスの平均フレンド数を調査したところ、Twitterでは、他サービスのフレンド数に相当するフォロー数とフォロワー数がそれぞれ63.9人と58.1人となり、他サービスの約2倍あるいはそれ以上と最も多くなりました(図1:主要コミュニケーションサービスにおけるフレンド数)。次いでmixiのマイミク数34.8人、Facebookの友達数29.7人が続き、コミュニケーション目的で利用されることの少ないソーシャルゲームサービスは、GREEが16.2人、mobageが22.3人と他サービスに比べてフレンド数が少ないことがわかりました。

Twitterでは他サービスと異なり、フォロワー(フレンド)になるための承認を必要としません。一方で、他サービスではフレンドとなるためには、フレンドになりたい相手に申請を出し、承認される必要があります。そのようなTwitterの特性が他サービスと比較してTwitterのフォロー・フォロワー数が多い一因だと考えられます。

図1:主要コミュニケーションサービスにおけるフレンド数
図1:主要コミュニケーションサービスにおけるフレンド数
『ソーシャルメディア白書2012』(翔泳社)(c)2012 Tribal Media House, Inc. & Cross Marketing Inc.

ユーザーの過半数はフレンド数が5人未満

図1において、フレンド数の分布を詳細に見ると、フレンド数(横軸)と全ユーザーに対する割合(縦軸)のグラフは右下がりとなり、多くのフレンドを持つユーザーの割合は少ないことがわかります。フレンド数0人のユーザーも多く、mixiを除く各サービスにおいて、1人のフレンドもいないユーザーが20%以上も存在しています。ソーシャルゲームサービスにおいては、GREEユーザーの35.9%、mobageユーザーの39.1%がフレンド数0人となっています。

ほぼすべてのサービスにおいて、ユーザーのフレンド数は0~5人に中央値(データを小さい順に並べたとき中央に位置する値)を取り、ユーザーの過半数はフレンド数が5人未満となっていました。一方でmixiのみ傾向が異なります。フレンド数が数百人を超えるユーザーが少ないため、平均フレンド数はTwitterに比べて少ないものの、ユーザーの32.0%がフレンド数20人~100人の間に分布しており(Twitter、Facebookは約20%)、中央値も11~20人と他サービスと比べて高くなっています。これは、サービス開始から長期にわたって招待制であったことが一因と考えられます。

mixi、Facebookは「会ったことのある人」とのコミュニケーションが約75%

図2では「あなたが利用しているソーシャルメディアにおいて、コミュニケーションをとる相手の割合を、それぞれお知らせください。」という質問に対する回答をサービス別にまとめました。その結果、mixiやFacebookなどのSNSと、GREEやmobageのソーシャルゲームサービスでは、ソーシャルメディア上でのコミュニケーション相手の割合が大きく異なることが明らかになりました。SNSであるFacebookとmixiでは「会ったことがある人」とのコミュニケーションが全体の約75%を占めており、そのうち「会ったことがあり、親密な人」とのコミュニケーションも約60%と高い割合を示しました。

一方、TwitterとGREEとmobageは「会ったことがない人」とのコミュニケーションの割合が高く(Twitter:65.6%、GREE:66.5%、mobage:69.9%)、SNSとは異なる傾向を示していました。ソーシャルゲームサービスでは、ゲームを勝ち進めるために「会ったことがない人」とソーシャルメディア上で友達関係になることも多いため、「会ったことのない人」とのコミュニケーション比率が高くなったと考えられます。またTwitterでは上述したフォロワーとなるにあたっての承認を必要としないという特性が、「会ったことがない人」とのコミュニケーション比率の高さの一因と考えられます。

図2:ソーシャルメディアにおけるコミュニケーション相手の類型とその割合
図2:ソーシャルメディアにおけるコミュニケーション相手の類型とその割合
『ソーシャルメディア白書2012』(翔泳社)(c)2012 Tribal Media House, Inc. & Cross Marketing Inc.

「会ったことはあるが、親密ではない人」とのコミュニケーションも多い
mixiとFacebook

図2からさらに、SNSであるmixiとFacebookでは、コミュニケーション相手全体に占める「会ったことがあり、親密ではない人」の割合がそれぞれ14.6%と16.2%となり、他サービスと比較して高いことがわかります。mixiにおいては、学生時代に利用を始め、その後も当時の友達とのコミュニケーションが容易に継続できるため、疎遠になってしまった友達ともゆるやかなコミュニケーションを続けていることが推察されます。

Facebookにおいては、実名利用のユーザーが他のサービスよりも多く、名前だけわかれば友達申請を行うことが可能です。加えて、友達の友達が“知り合い候補”としてレコメンドされる機能などを備え、「会ったことがあり、親密でない人」とソーシャルメディア上で友達になる機会を最も多く提供しているサービスだと言えるでしょう。

◇◇◇

ソーシャルメディア白書2012からのデータ紹介、第4回はソーシャルメディアにおけるコミュニケーション実態について紹介しました。

それぞれのソーシャルメディアでコミュニケーションのあり方(コミュニケーション人数、性質)が大きく異なり、あまりアクティブでないユーザーが依然として過半数を占めていることがわかりました。

Facebook、mixiはリアルな友人関係をオンライン上に構築するサービスであるため、ともに友人の約75%が「会ったことのある人」で占められていました。一方、TwitterはTwitter社自身が掲げる通り、「インフォメーション・ネットワーク」であるため、フォローが気軽にできるため最も友人数が多く、「会ったことがない人」が60%を超えており、この傾向はゲームという目的の元、友人関係が構築されるGREE、mobageと同程度のものとなっていました。

次回は「ソーシャルメディア利用とリスク認識」についてご紹介していきます。

調査概要
  • 調査目的:一般消費者のSNS利用状況の把握
  • 調査期間:2011年10月3日(月)~2011年10月10日(月)
  • 調査手法:インターネット調査(クロス・マーケティング アンケートモニター)
  • 調査対象:全国15~69歳までの男女
  • サンプル数:10,715サンプル
10代 20代 30代 40代 50代 60代
男性 387 924 1089 938 1105 905
女性 370 886 1053 928 1141 989
回収サンプル数
『ソーシャルメディア白書2012』
ソーシャルメディア白書2012 ハイライト
著:株式会社トライバルメディアハウス、株式会社クロス・マーケティング
出版社:翔泳社
定価:9,800円+税

日本では本格的なソーシャルメディアに関連したデータ集が圧倒的に不足しており、提案の現場では海外調査データや簡易的なウェブ調査などが多数引用されている状況である。そこで本書は、消費者や企業のソーシャルメディアの日本での利用実態を多様なデータとともに明らかにする。今後、ソーシャルコマース、ソーシャルCRM、ソーシャルゲームなど、さらにソーシャルメディアは存在感を増していくなか、本当に使えるデータを網羅する!

『ソーシャルメディア白書2012』の購入はこちらから。

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