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スパムだらけの無料ホームページサービスは全体がインデックス削除されるかも

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スパムだらけの無料ホームページサービスは全体がインデックス削除されるかも
★★★☆☆ 提供者も利用者も要注意 (Google Webmaster Central Blog)

無料のブログサービスやホームページスペースで、そのサービスを利用しているサイトに自動生成されたようなスパム的なものが大量に公開されている場合、そのサービス全体をまとめて検索結果に表示させないようにする場合があることを、グーグルは公式ブログで告知した。

原則として個別にスパムサイトを判断するように努力するものの、個別に対処しきれない場合には、スパムの温床となっているサービスを根本から絶ってしまおうという処置である。

つまり、あなたが健全で良質なサイトを運営していたとしても、対象となったサービスを利用していれば、あなたのサイトも巻き添えでインデックスから消えてしまうのだ。

日本では定番となっている無料ブログも、今後はひょっとすると対象になるようなことがあるのかもしれない。無料のホームページスペースやブログを提供している立場であれば、スパムに利用されることがないように監視を怠ってはいけない。また利用する側としては、他の利用者が不正なサイトを公開していないことを入念に確認してから使うようにしよう。

ちなみに無料ホームページを悪用したスパムの例としてポーランドのサービスで一晩のうちに大量に作られた日本語サイトが挙げられているが、グーグルでこういったことが実際に問題になっているわけではないようだ。

meta keywords/description タグが検索順位に与える影響
★★★★☆ もう一度おさらい (Matt Cutts(mattcutts) on Twitter)

meta keywordsタグなどのmetaタグは重要ですか?

グーグルのマット・カッツ氏がツイッターで上の質問を尋ねられ、次のように回答した。

meta keywordsは使っていない。
でもmeta descriptionタグはスニペットで使うことがある。

グーグルはかなり以前からmeta keywordsタグをランキングの指標として使わなくなっている。記述してももちろん構わないが、グーグルでの検索順位を上げる効力はゼロだ。

meta descriptionタグは、ランキングに何の影響もないのはmeta keywordsタグと同様だ。しかし、検索結果で各項目のタイトルと一緒に表示される説明文(スニペット)に利用されることも多いため、meta descriptionには各ページの内容に沿ったユニークな内容を書くことが推奨される。

とはいえ、meta descriptionタグの記述がスニペットに使われない状況がここ最近は増えているのも事実だ。ページ内の複数の部分のテキストから抽出してグーグルがスニペットを形成することが多くなっていると筆者も感じている。

デスクトップとモバイルで1つのURLを使うことをBingも推奨
★★★☆☆ レスポンシブWebデザインが主流になるのか (Bing Community Webmaster Center Blog)

Bingのシニア・プロダクト・マネージャのデュアン・フォレスター氏は、デスクトップ向けページとモバイル向けページを別々に提供しているときでも、同じ1つのURLを使うことが好ましいと、公式ブログで説明した。

URLを1つに構成することの大きなメリットは次の3つだとしている。

  • URLに張られたリンクの評価を統合できる。モバイルページにはリンクが張られにくい。
  • 検索エンジンがサイトをクロールする際のリソースを無駄にしなくて済む。特に大規模なサイトではデスクトップ向けとモバイル向けの両方のURLをクロールしなければならず、ネットワークの帯域も節約できる。
  • 構築、管理がしやすい。

何に重きを置くかにもよるので、1つのURLを使うというやり方がどんな状況でも絶対的に優れているとは言えない。とはいえ、今後の主流としては、レスポンシブWebデザインを採用するなどしてURLを1本に絞るのが良さそうな気配だ。

マルチチャネルの有料検索が3つに分類
★★☆☆☆ 広告タイプを識別可能に (Google Analytics Blog)

Googleアナリティクス マルチチャネルの基本チャネル一覧

Googleアナリティクスのマルチチャネルで定義される基本チャネルが改良された。

特筆すべきは、有料検索が3つに分割されたことだ。いままでは一括りだった有料検索は以下の3つに分類される。

  • 有料検索: アドワーズの検索連動広告など
  • ディスプレイ: アドワーズのディスプレイ広告など
  • 他の広告: その他の種類の広告

何を基準にしてチャネルが分類されるかの詳細はヘルプを参照していただきたい(この記事を書いている時点では日本語ヘルプはまだ更新されていない)。

複数タイプの広告を利用してサイトをプロモーションしているサイト管理者には、より細かなアトリビューション分析が可能になるだろう。

グーグル プレイスページの情報変更にかかる時間
★★★☆☆ 現時点での話で改善の可能性あり (Google Places Help Forum)

グーグルプレイスに登録したプレイスページの情報を更新した場合に、その更新が反映されるまでにかかる時間をグーグルの社員が英語版公式ヘルプフォーラムで説明した。

数日で更新される情報
  • 新規に確認したリスティング
  • 会社名/店名
  • 住所
  • 電話番号
  • ウェブサイトのURL
  • マーカーの移動
  • 説明
  • カテゴリ
約1週間で更新される情報
  • 写真
  • 動画
解決するまでに数週間かかる情報
  • リスティングの統合
  • 重複したリスティング

更新にかかる時間はヘルプでは曖昧にしか書かれていない。

写真やリスティング全体の削除も含め、既存のリスティングの更新には最大 2 週間かかります。この処理は自動化されており、応対を個別に早めることなどはできませんのでご了承ください。

自分の会社や店舗をグーグルプレイスに登録しているウェブ担当者はどの情報の更新にどのくらいの時間がかかるのか知っておけばやきもきしなくて済みそうだ。

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