Web担当者たるもの、かくあるべし 「Web担道」秘伝の書
“マッチョWeb担当者”になり、外部パートナーを活用せよ <成長期 その3>

“Web担当者”自身のマインドの持ち方や、外部パートナーとの付き合い方について解説する。

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サイト運営を通じて自己スキルもアップWeb担当者たるもの、かくあるべし 「Web担道」秘伝の書
※中堅Web担当者としての
考え方や、仕事の進め方の
ヒントを、Webサイトの
「立ち上げ期」「成長期」
「安定期」「衰退期」の
ステージ別に解説する。

“成長期”のWeb事業をさらにドライブすることをテーマに、試算表活用とWeb資産価値向上のための指針を、前々回前回で解説した。読者のなかには、「今の自分にはちょっと大変すぎる」とか「ウチの会社じゃ無理」と諦めてしまった人もいるかもしれない。

しかし、自問してみてほしい、「自分のなかに甘えているところがないか?」と。その甘えは、自分では予見できない致命的なことにつながるかもしれない(降格や配置換え、クビなど!)。Webサイトの立ち上げ期には大目に見てもらった部分も、経営陣が“成長期”だと判断すれば、Web担当者が思う以上に責任は重いのである。

今回は、成長期における「人材」がテーマだ。改めて“Web担当者”自身のマインドの持ち方、“外部パートナー”との付き合い方(タイプと活用法)について解説する。

最近、部長やたらマッチョになってきてるんですけど…

ビジネスマンとして“マッチョ”なメンタルを持て!

今、取り組んでいる業務を振り返ってみてほしい。データの集計転記作業、アクセス解析のレポート作成、広告出稿の入稿作業、HTMLページの制作……。こういった業務に日常の大半を費やしているようなら、あなたは「Web担当者」として失格である。Web担当者は“作業者”ではない。作業をしていることで仕事をやった気になっているかもしれないが、そんなWeb担当者では、会社のWeb資産は成長していかない。しかも、そんなことを続けると、ほぼ間違いなく“負のループ”に突入する。

「社内でできる」と上司が思う → Web担当者が自分で仕方なくやる
   → コスト下がる → 予算が付かない
     → 自分でやる → 予算が付かない……。

Web担当者とは、どんな人か? それは決して、“イチ作業者”であってはならないのだ。上司から「集計しておいて」「サクっとページ作っておいて」と言われる場合は、そこから脱出すべきだ。集計した結果から何を読み取り、何を成果につなげるかの視点が必要だ。外部の制作パートナーに依頼するとしても、手間だったり微妙な壁を感じたりするなら、それはWeb担当者としてのマネージメント能力の問題となる。あなたは「サクっと作ってもらえる関係作り」に注力すべきだ

かつて私が発注者側に所属していたときは、一般的なWeb担当者同様に、早朝から深夜まで働きづめだったが、自分でやったほうが速いと判断して“作業者”になっていたこともある。しかし、その都度、上司に口酸っぱく「お前が作業者なら、ウチの会社には必要ない。ビジネスマンになれ!」と言われた。

そこで「“ビジネスマン”とは何だろう?」と突き詰めて考えてみた。私の結論は「マッチョなWeb担当者になる」ということだった。“筋肉質で骨太で素早いビジネスマン”、そんな「マッチョなWeb担当者」になる方法は、次の3つに集約される。

負のループから脱出するための“マッチョ”3原則

(1)数字で語れる人間になれ

会社は数字だ。数値化できない業務もあるだろうが、最後は売り上げ・利益という数字に集約される。この連載の第1回でも述べたように、経営層は数字しか見ていない。Web担当者として、KPIやパフォーマンス指標はもちろん、(見られるなら)自社の決算書まで読み込め。数字から目をそらすな。

(2)ネゴシエーション力を付けろ

交渉力のスキルアップについては専門書に譲るが、Web担当者は積極的に経営や他部署とネゴするべきだ。営業部署にWeb担当者が依頼してもなかなか進まないプロジェクトが、外部のベンダーが交渉したらすんなり進んだ、というような話はよく聞く。組織の壁・部署の力関係もあるのは理解できるが、そこに立ち向かっていくべきだ。まず、Web担当者自身が相手に関心を持って、飲みニケーションでも、ランチに誘うでもいい、小さなことからヒットを打っていこう。

また、認識・合意の“見える化”も重要だ。私自身は、写真のように、打ち合わせをしながら手書きの図表でお互いの認識を擦り合わせるようにしている。決して口頭だけの打ち合わせで終わらせてはいけない。

ネゴシエーション力を付けろ
認識・合意を「見える化」する打ち合わせメモ
(3)柔軟性と勇気を持て

「自分でやりきる」ということに力が入り過ぎて、抱え込んでしまってはいけない。“餅は餅屋”である。自分より優秀な人がいれば、社内外の関係なく、“教えを請う”“頼る”“委ねる”柔軟性が必要だ。「自分の立場がなくなる」と不安になるかもしれないが、自分を高めることを大前提としていれば、後はあなたの勇気である。自分が出世するために、優秀な人が力を最大限出せるようにするぐらいの度量を持て。

この連載を始めた根っこの思いは、「Web担当者を応援したい」に尽きる。厳しいこと・困難に思われることを書くのも、あなたに成長してもらいたいからなのだ。

この連載を読んでくれている読者には、ぜひ気付いてほしい。多様化・高度化するWebの世界において、あなた自身のキャリア、生き残りを真剣に考えるのは、あなた自身だけなのだ。そして、マッチョなWeb担当者になれれば、昇進・給料アップ、またステップアップできる転職もある。自分のマインドが揺れているのであれば、まずはこの「マッチョになる」という決意から始めれば良い。この決意を深く潔く自分の腹のなかに落とす。現実の状況と決意した自分にギャップがあってもいい、むしろあなたには伸びシロがあるのだから、ギャップがあってもかまわない。

そのギャップを埋め、かつ会社に対しても業績向上につなげるには、「外部パートナー」を活用すれば良い。あなたがWeb担当者として、ビジネスマンとして成功するための外部パートナー活用法を解説する。

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