企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場
河野武氏が聞く! 福井県・恐竜博物館のブランド戦略、ツイッターでオンリーワンをPR【特別編】

ブランドイメージ向上のためにツイッターを活用する、福井県のブランド営業課に話を伺った
河野武(コミュニケーション・デザイナー) 2011/11/2(水) 9:00 tweet82このエントリーをはてなブックマークに追加 印刷用
企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用

今回は特別編として、日本のアクティブサポートの第一人者で『Twitterアクティブサポート入門』の著者でもある、コミュニケーション・デザイナーの河野武氏によるインタビューをお届けします。

ツイッターは情報発信ツールの1つ。ゼロよりは確実にプラス、やらないよりはとりあえずやってみる
マンパワーの問題を先に解決し、こちらからアクションを起こしていきたい
福井県立恐竜博物館
http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/

このようにお話しいただいたのは、福井県ブランド営業課の笠島さんです。地方自治体によるソーシャルメディア活用、とりわけツイッターの活用については震災以降も増えているわけですが、今回は2年前からツイッターに取り組んでおられる福井県ブランド営業課(@fukuibrand)の笠島さんにインタビューをお願いしました。

取材場所は福井県勝山市にある「福井県立恐竜博物館」です。年間来館者数50万人以上を誇る、日本最大、世界でも有数の恐竜をテーマにした博物館で、いま福井県は「恐竜」をブランドとして観光客誘致のために広めようとしているそうです。

それではインタビューをどうぞ。

お話しを伺った笠島氏(左)とインタビュアーの河野氏(右)

福井県のブランドを積極的に売り込んでいく

●河野 武氏(以下、河野) 最初に笠島さんがいらっしゃる福井県ブランド営業課のお仕事の内容について教えていただけますか。

福井県ブランド営業課
主任
Group Manager
笠島 亘弘氏

●笠島 亘弘氏(以下、笠島) 観光営業部のなかにある課で、一昨年の春にできた組織です。自治体のなかで営業という名前がつくというめずらしい組織で、福井を売っていく、基本的には福井県の情報を発信して福井のイメージ、魅力を売っていくのが仕事です。

観光営業部にはブランド営業課の他に、ふるさと営業課と観光振興課があります。ふるさと営業課は福井にきて住んでいただくための活動をしています。観光振興課は、その前段階としてショートステイや観光に来ていただく。そのもう1つ前の段階が僕らブランド営業課で、イメージアップやブランド力アップをして、福井に興味を持っていただくという役割分担になっています。

ブランド営業課は国内・国外を問わずに情報発信を担当しています。ブランドイメージの向上につながればいいので、観光以外の情報発信もしています。たとえば福井県は小中学生の学力・体力で日本一なんです。そういった教育分野の情報発信も所管になります。なので、範囲に関してはとくにありませんね。

●河野 なるほど。かなり広い範囲のお仕事なんですね。何人くらいでやられているんですか。

●笠島 人数としては10人の課なんですけど、いわゆる庶務的な担当もいますし、部全体の調整担当もいるので、じっさいには5人ぐらいでやってる感じですかね。

●河野 オンライン以外の情報発信では、恐竜博物館のパンフレットなどもつくられたりするんですか。

●笠島 これに関しては、恐竜博物館のほうでやっています。あ、恐竜博物館はじつは、ブランド営業課の所管セクションなんです。ブランド営業課としてはこういった施設だけじゃなく、イベントの準備をしたり、地元の名物料理の開発みたいなのをやったりとか、かなり幅広くやっています。

●河野 本当に幅広いんですね。

恐竜がデザインされた名刺

●笠島 そうですね。あと企業コラボみたいな仕事もやっています。基本的にうちの県は予算がないので、どうやってまわりに助けていただくかみたいな話になってくるわけです。当然、同じ土俵で争うと、人口が多いところや資金力が多いところにはかなわないので、いわば「オンリーワンになってナンバーワンになろう」というブランド戦略ですね。そういった意味で、いま一番力を入れているのが恐竜で、名刺もこういう恐竜の図案の名刺なんです。実はこれ、うちの課ができた時に最初に作ってデザインにしたんですけど、今年の春から福井県の職員全員がこのデザインになりました。

あと、いま大河ドラマで「江~姫たちの戦国~」をやってますけど、あの三姉妹が福井にいたということでそのPRの担当もいます。といっても、全員かけもちになっちゃってるんですけど。非常に幅は広いです。チャンスがある限りすべてやれ、という感じですね。

●河野 ちなみに、そういうブランド営業という観点で、専用の課をつくってらっしゃる都道府県って他にあったりするんですか。

●笠島 部署名に「営業」とはつけていなくてもブランド戦略を担当されているチームはだいたいどこの県にもあると思うんですが、どちらかというとブランド管理の役割が強くて、ブランドをいかに売り込むかというところまで入り込んでいるところは珍しいと思います。うちの県の最大の特徴でもあるのですが、県内外の企業さんに対して「福井県とこんな仕事しませんか?」と企画提案書までつくって、プレゼンテーションから入るという提案型の営業までやるっていうのは、たぶん、珍しいんじゃないでしょうか。実は商品の共同開発までやってますよ。

ソーシャルメディアなら低予算でも取り組んでいける

コミュニケーション・デザイナー
河野 武氏

●河野 ありがとうございます。ではここからはウェブにからんだ話を伺いたいのですが、オンラインではどのような活動をされていますか。

●笠島 いわゆる通常のウェブページをつくっているのは当然として、ツイッターに関しては一昨年(2009年)の冬からやっています。Facebookも今年の頭からやってますね。どちらも「基本的に無償で使えるのでやっておけ」という話ですね。

Facebookページに関しては、都道府県としてオフィシャルのページを持っているっていうのは、たぶんうちの県が最初になるんじゃないでしょうか。現状でいうと、Facebookのほうは「恐竜王国ふくい =Kingdom of Dinosaurs=」というページや、お江関係の「お江ちゃんねる!」というページがあって、他にもふくいブランドのものや準備中のものがあるんですが、基本的にはジャンルごとに分けてやっていこうかなと思ってます。

●河野 先ほど、基本的に予算はほとんどないとお話しされたんですけど、いわゆる人件費だけでやられているということですか。

●笠島 そうですね。残念ながら、基本的に予算はゼロです。ウェブに関して予算がつかないのは、たぶんうちの県だけでないと思いますけどね。本来からすれば、いわゆるもともと情報発信力の強くない地方からすると、ウェブやソーシャルメディアというのは小さい予算でもそれなりの効果を出せる世界だと思うんで、もっとやったほうがいいと思うんです。理想的な話をすれば、ツイッターにしろFacebookにしろYouTubeにしろ、もちろん通常のウェブページもですけど、専属の担当者を数人おいて、県庁から出る情報のすべてをそこでチャネルごとに適切に編集して発信していくべきだと僕は思います。

●河野 世代交代含めて、時間をかけて変えていくしかないんでしょうね。そういえば佐賀県の武雄市が、自治体のサイトを作らずに、Facebookページを代替にするってやってましたよね。あれはどうですか。

●笠島 市レベルとか町レベルの方が新しい取り組みはしやすいですよね。県だとすぐには難しいように思います。ただFacebookページだけでいいのかどうか疑問はありますけどね。

●河野 そうですね。ぼくは勢いで突っ走りすぎててどうかなって思いました。

●笠島 やっぱりツイッターにしろ、Facebookにしろ、通常のウェブページにしろ、ブログにしろ、すべてそれだけでいいっていうものでは本来なくて、アクセシビリティの話として、より多くの人が情報を入手しやすいように努めるべきだと思います。そのためにはFacebookを使っている人にはFacebookページを、ツイッターを使っている人はツイッターでと、同じコンテンツを結局いくつもつくっていかなきゃいけないんですね。もちろんそれにあわせて文章を短くするとか、写真を増やすとか、動画を挿入するとかしなきゃいけませんから、そうすると担当者の手間は増えるんです。だからやりたいんですけど現実問題としては手が出せないというジレンマはあります。

●河野 それはマンパワーの問題がけっこう大きいですか。

●笠島 そうですね。専属で担当する人間ができればもっとやれると思います。

ツイッターの担当は1人、まずはやってみることからスタート

●河野 なるほど。じゃあ、ちょっとお話を進めさせていただきます。いまのツイッターのアカウントは笠島さんがお1人で運用されているのですか。

●笠島 はい。いちおう課内全員でやろうよっていってるんですけど、誰もやらないという状態なので、現状1人です。

●河野 じゃあ毎朝必ず「おはようございます」がツイートされているんですけど、あれは笠島さんがやられてるんですか? けっこう早い時間ですけど。

●笠島 僕が投稿しています。朝起きて、とりあえず入れとくかなと。あいさつだと内容を考えなくていいんで(笑)。

たまに大雨警報が出ているときとかに「ご注意ください」って投稿することもあります。あとはイベントがあるときぐらいで、ツイッターに関しては、いまはまだフル活用できていなくて、「つぶやきデスク」の機能を使ってRSSを自動投稿している状態です。だからかけている時間も1日に1時間もないですね。

●河野 なるほど。

●笠島 これだけではダメだなと思っているんですけどね。もっと自由にコメントを流せるといいんですけど、なかなか発言内容に限界がやっぱりあるので難しいところですね。公務員の最大のジレンマみたいなもんです。たとえば、「福井に来たんで越前おろし蕎麦食べにいこうか」と思ったときに、どの店がおいしいのかをみなさん聞きたいわけですが、なかなか特定のお店を紹介することができないんですよね。ソースカツ丼ならどこがおいしいとか、越前ガニを安く売っているところはどこだとか、肩入れすることになってしまうので紹介しづらいんですよね。

●河野 たしかに発言内容には企業以上に制約がありそうですね。では、そもそもの開始の経緯を伺いたいんですけど、どうやってはじまったんですか。

●笠島 スタートはですね、一昨年の冬に福井駅周辺でライトアップのイベントをやったんですね。で、そのときに実行委員会の席上でイベント情報をツイッターで流そうという話になりまして。もともと始めようと思っていたんですけど、そこがスタートです。

●河野 じゃあ、笠島さんご自身はその前からツイッターをご存知だったんですか。

●笠島 はい。その話になる前からやろうかなと思って、とりあえずアカウントを取得して、何回かテストだけやってました。いずれ取り組む時期がくるだろうって思ってたんで、「あー、きたきた」って感じでしたね。そこからスタートして、でもはじめた以上は……ということで、なんだかんだで2年も続いています。フォロワー数も少しずつ増えてきていますし。

●河野 でははじめる際に、特に目的だとか、効果指標のようなものは決めてなかったんですか。

●笠島 目的とか効果に関しては考えなくもないんですけど、情報発信のツールの1つであって、それですべてではありませんし、ツイッターをやったところで爆発的に福井の情報流通量が増えるとは思えないですが、ゼロよりは確実にプラスなんで、事前調査にエネルギーを割くよりは、やらないよりはとりあえずやってみましょう、といった感じですね。

●河野 その考えはいまも変わってないですか。

●笠島 そうですね。先日も埼玉の方が「夏休みに恐竜博物館に行きたいんだけど、周辺の観光地でお勧めのところはないですか」と問い合わせがあったのでパンフレットをお送りしたんです。その方は実際に来館していただいて、恐竜博物館のなかから写真込みでツイッターにアップされてるという話もあったりするので、まったく効果がゼロではないということも実感できているから続けられています。

●河野 それはだいたい日に何件くらいですか。

●笠島 そんなに多くはないですよ、やっぱり。ちょこちょことたまに届く感じです。

アクティブサポートがツイッター活用の理想

●河野 少し話がそれるんですけど、今日お渡ししたその本(『Twitterアクティブサポート入門』)は、「ツイッター上でDMやメンションで相談されるのを待ってないで、自分たちのブランドのことをつぶやいてくれている人に対して、こちら側から話しかけましょう」という本なんですね。たとえば「今度の休みは福井に旅行に行こうかな」というように、ただの独り言としてつぶやいている人を検索で見つけて、こちらから話しかけるというようなことです。こうしたアクティブサポート的なことはされないのでしょうか。まあ、マンパワーの問題が一番大きいと思うんですけど。

●笠島 本当はそうしたいんですけど、おっしゃるとおりマンパワーの問題を先に解決しなきゃいけないんですね。ツイッターというツールは非常にカジュアルにつくられているものなので、そういうふうにこちらから話しかけるというのはとてもいいと思いますし、それが一番正しい使い方なんだろうと思うんですけど、現状ではちょっと難しいです。本当にそこまでやれるといいのですが、いまだと家で寝ずにやるとかいう世界になっちゃうんで。

●河野 でもやれるといいですよね。恐竜博物館なんて、つぶやいている方とかいっぱいいると思いますし。

●笠島 多いと思いますよ。だから専属にしてほしいという気持ちが強いのですが、専属にしたらしたで今度はいまよりも効果について強く求められるようになるでしょうから、難しいところではありますね。

●河野 たしかにそうですね。そのあたりは企業の担当者が抱える悩みに似てますね。

●笠島 こちらからアクションを起こすというのは非常にいいと思います。メールとかで勝手に送られてくると嫌でしょうけど、ツイッターに関してはあまり問題ないでしょうし、もともとツイッターでつぶやいてる方というのが、ゆるやかながらも人とのつながり・コミュニケーションを求めてらっしゃると思いますし。自分の書いたことに対する反応があるっていうのは、やっぱりそのためにやっているんでしょうから、正しいんだと思います。さらにそれがどこの誰かもわからないアカウントじゃなくて、それなりに公的なアカウントですしね。本当はそれが一番いいですよね。

●河野 おっしゃる通りだと思います。実際、ちょっと調べればわかるんだけど、調べずにみんな気軽につぶやくわけですよね。独り言ですし。たとえばここ(恐竜博物館)だと、駐車場って空いているんだろうかとか、有料なんだろうかとか、その程度でつぶやいてらっしゃる。その人たちにとっては「行こうかなあ」ってくらいで、たぶん行くかどうかはフィフティーフィフティーぐらいなんですよね。そのときに「駐車場は無料ですよ」とか「今日だったら空いてますよ」ということを案内するだけで、フィフティーフィフティーだった方々が来館してくださるようになる。そういう可能性がありますよね。

●笠島 そのとおりですね。とくに観光に関しては使いやすいと思います。観光って求められている情報も非常に細かかったりしますしね。「高速だとどこで降りたらいいの?」とか、そんな感じじゃないですか。そういう質問に答えたり、こちらから率先して案内をしていけばもっともっとよくなると思います。

ルールはゆるく、ナマの声を発信していく

●河野 わかりました。早く人が増えるといいですね。続いて、アカウントの運用ポリシーについてお伺いしたいんですけど、誰をフォローするかっていうのは決めてらっしゃるんですか。

●笠島 うちは観光営業部なので、いわゆるJTBさんとか近畿日本ツーリストさんとか、ああいう旅行代理店さんは最初からフォローしているんですけど、あとはそうですね、福井県出身の方だったりとか、福井が好きだと書いてくださってる方とかをできるだけフォローしていくというぐらいですかね。あまり厳密に決めているわけではないです。

●河野 じゃあ、フォロワー数のほうはどうでしょうか。たぶんブランド営業的にいうと、フォロワー数っていうのは少ないより多いほうがいいと思うんですけど、増やすための努力とか施策とかは何かやられたりしますか。

●笠島 えっと、そのあたりはじつは勉強不足で、ほとんど何もやってないです。イベントのときに何かやってもいいんでしょうけどね。以前はフォローしていただいた人に講演会の入場券をプレゼントするということをやったことはありますね。また機会があれば何か考えようかと思いますが、そのぐらいですね。

●河野 いまツイッターの運用に関して使われているツールっていうのは「つぶやきデスク」だけですか。それ以外になにか、分析用とかいろんな周辺のツールとか使われたことはありますか。

●笠島 いまは「つぶやきデスク」だけでやってますね。

●河野 ちなみにツイッターをはじめるにあたって、たとえば本を読むとか、セミナーに出るとか、何かしらの情報収集っていうのはされていたんですか。

●笠島 いわゆるハウツー本というか、書籍は何冊か買いましたけど、そのくらいです。事例についてもそれほど調べたりはしなかったですね。できるだけナマの声が出せればいいと思ってましたし。

●河野 ぼくもあまり頭でっかちになるのはよくないと思うんですよね。そのブランドごとに強みもちがうわけで、そうすれば伝え方も変わってきますし。では、もう2年近くやられているわけなんですけれども、やる前になんとなく想定していたことと、いま実際に2年間やってみて感じたことってギャップなども含めてどんな感じですか。

●笠島 正直にいうと、ギャップみたいなのはありません。まあ、想定どおりです。まさに「やらんよりやった方がいい」でやりはじめましたしね。結局、福井っていう県の知名度が低い最大の理由はきっと人口が少ないことにあって、そのためにどうしても情報量が少なくなってしまうんですね。だから情報発信量を絶対量として増やさないといけない、っていうのがスタートにあって、ゼロよりは百のほうがいいし、百より二百のほうがいいけど、それがいきなり一万になるわけでも百万になるわけでもない、っていうのは当然想定されている。僕がやったからといって何かが大きく変わるなんてことはなくて、こういうことをやっているのを受けて輪が広がっていけばいいなと。まあ呼び水になればいいなと思っていたので、想定どおりですね。

●河野 なるほど。

●笠島 ここから先は、できるだけ特化していくべきでしょうね。マンパワーも少なければ、資金も何もないという状態で、しかもそれを受け入れる相手方も少ないという状態でやろうとすると、やっぱり一芸に秀でるしか基本的にないんで、どれだけ狭く深くしていくかなんだろうと思っています。なんでもかんでもやれる環境にはありませんし。結局、企業さんと同じでぼくらも競争なんで、よその県と同じことやったって勝てるわけがないですし。

●河野 全部はできないですしね。

●笠島 無理ですね。で、やるなら他が100%かけてるなら、150%か200%かけなきゃいけない。そこだろうと思いますけどね。いまの福井でいうと「恐竜」というコンテンツをうまく使っていきたいです。

●河野 そうですね、これは本当に強いコンテンツですよね。

やれる範囲でソーシャルメディアを活用していく

●河野 最後に、これからのお話を伺いたいんですけど、いまツイッターをやられて、Facebookのページをいくつか作られているということですけど、今後も基本的にゼロ円でできそうなものであればどんどん手をつけていく、広げていくというお考えなのですか。

●笠島 そうですね。どうしてもマンパワーに限界があるので、それほど手広くはやれないのですが、foursquareとかロケタッチみたいな、位置情報を使ったサービスを観光とからめてやってみたいですね。あとはもう、これからもやれる範囲でやっていくだけですね。多くの方に福井県に興味を持っていただくというのが僕らの使命なので、そのためにソーシャルメディアを使えるかぎりは使っていこうと思います。

●河野 どうもありがとうございました。

◇◇◇

予算がない、人が足りない、ブランドもない、ないない尽くしの状況は、そのまま中小企業にも当てはまるのではないでしょうか。また「無料だからはじめやすい。でも本格的にやるにはリソース(人・モノ・金)が足りない」という課題も企業の担当者からよく聞く話です。案外、地方自治体が抱える課題は企業ともけっこう共通点が多いのかもしれません。

現時点では福井県もツイッターやソーシャルメディアの力をフル活用できているとは言いがたい状況です。ただし2年以上、少しずつでも取り組んでみて、可能性を感じてらっしゃることも事実です。結局のところ、予算取りも含めた社内の説得が最大の難関となっているわけですから、企業であれ自治体であれ、とにかく事例をどんどんつくって共有していくことが突破口になるはずです。そういう意味では、ぼくらは競合であると同時に、ソーシャルメディアをマーケティングに導入することに関しては同志でもあるのです。

一時期のブームも沈静化してきて、ツイッターはようやく本来のコミュニケーションツールとしての評価がされるようになってきました。未来の自分のためにも、みんなで協力して事例をつくっていきたいですよね。

また余談ですが、インタビュー後「じゃあ、博物館を見学しに行きますか」と、笠島さんに博物館を案内していただきました。福井県立恐竜博物館は本当にすごかったです。ぜひ一度行ってみてください。ぼくも今回は駆け足で見学しただけですので、また行きます。

福井県立恐竜博物館は、福井県勝山市の「かつやま恐竜の森」内にあります。詳しいアクセス方法はこちら
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